要素関係 (tpptc1105s000)

セッションの目的: 2 つの要素の親子関係をメンテナンスします。プロジェクト内の全要素についてこのセッションを実行し、マルチレベルのツリー階層構造の要素関係を作成します。この構造が要素予算の基準になります。メンテナンス可能な親子レベルの数に制限はありません。

注意
  • 1 つのセッションでは、1 つの親要素と 1 つの子要素のみ指定できます。
  • あるセッションで親 (または子) として定義した要素を、別のセッションで子 (または親) として定義できます。
  • 頻度フィールドを使用すると、1 つの親要素に同じ子要素を複数回リンクできます。これにより、この親子関係において親にリンクする子要素のインスタンスの数を指定します。
  • 同じ子要素にさまざまな親要素を入力することで、子要素をさまざまな親要素にリンクできますが、各レコードを入力するにはセッションを再度開始する必要があります。
  • 同じ親要素にさまざまな子要素を入力することで、親要素をさまざまな子要素にリンクできますが、各レコードを入力するにはセッションを再度開始する必要があります。
  • 親子関係は、プロジェクト状況がフリーまたは有効のプロジェクトについてのみメンテナンスできます。

 

プロジェクト
定義または実行用に割り当てられた、指定時間および財政上の制限内で達成すべき特定の目的を持つ計画
状況
プロジェクトの状態を示します。

LN では次の状況を扱います。

  • フリー
    プロジェクト定義は登録済ですが、プロジェクトはまだ実行されていません。変更が可能な状態です。
  • 有効
    プロジェクトの実行中に、原価取引の発行、購買、および登録ができます。
  • 終了
    プロジェクトは完了しましたが、財務処理的にはまだクローズされていません。まだ原価取引を登録できます。このプロジェクトでは実際の購買オーダは存在できません。
  • クローズ
    プロジェクトは財務処理的にクローズされており、プロジェクト定義は変更できません。
  • アーカイブ済
    プロジェクトは、アーカイブ会社に保存されます。プロジェクトのアーカイブ会社は、履歴プロジェクトデータのリポジトリとして使用することができます。
親要素
要素構造の最小部分。要素を使用してプロジェクトの作業 (の構造) を定義し、プロジェクトを実行できるようにします。
要素
要素の予算状況
連番
連続した活動のデータレコードやステップを識別する番号。連番は、多くのコンテキストで使用されます。通常、後続の品目やステップに対して連番が生成されます。状況に応じて、この番号を変更することができます。対応するパラメータを設定することにより、採番方法を調整できます。
子要素
要素
頻度
選択された構造部分に子要素が出現する回数。この選択部分は、親要素フィールドの要素によって決定されます。
注意

プロジェクト (tppdm6600m400) セッションの予算編成法フィールドが生産速度に設定されている場合、このフィールドの値は 1 です。

子計画コード
要素が関連付けられている有効計画

このフィールドは、以下の場合のみ適用可能です。

  • 要素予算を活動予算にコピー (tpptc1240m000) セッションを使用して要素予算を活動予算にコピーする場合
  • 管理データの生成 (tpptc1230m000) セッションを使用して要素予算に基づく活動ベース管理データを生成する場合
子活動コード
子要素の予算ラインと関連付ける活動

このフィールドは、以下の場合のみ適用可能です。

  • 要素予算を活動予算にコピー (tpptc1240m000) セッションを使用して要素予算を活動予算にコピーする場合
  • 管理データの生成 (tpptc1230m000) セッションを使用して要素予算に基づく活動ベース管理データを生成する場合
予算数量
要素の予算数。この値は、要素別に請求する場合のみ、入力する必要があります。

ツリーのような構造内で複数の要素が関係している場合、要素構造の該当箇所に要素が出現する回数を示す頻度フィールドを使用して計算が行われます。

単位
予算数量を表すために使用される測定単位
予算状況
親子関係の予算状況。要素関係の予算状況により、適用可能なプロジェクトの機能が決定されます。予算状況は、予算ラインにも割り当てることができますが、その予算ラインが属する要素の状況と等しいかまたはそれ以上でなければなりません。
テキスト
オリジナル予算、未調整予算、および調整済予算間の差異