日別共有ワークセンタ利用率 (tisfc1509m000)

セッションの目的: 共用ワークセンタの 1 日の能力利用率の概要を表示します。ワークセンタの占有が計画されている時間および数量を互いに表示できます。このセッションは、工程管理パラメータ (tisfc0100s000) セッションの日利用率の更新方法フィールドで自動またはマニュアルを選択した場合にのみ使用できます。

このセッションを使用する前に、利用率の構築 (tisfc0201m000) セッションを (ワークセンタの会社で) 実行する必要があります。計画を毎日更新するには、工程管理パラメータ (tisfc0100s000) セッションで、日利用率の更新方法フィールドの自動またはマニュアル、および週利用率の更新方法フィールドの自動またはマニュアルを選択する必要があります。

共用ワークセンタ関係 (tirou3100m000) セッションで、現在の 2 次ワークセンタに引き当てられる 1 次ワークセンタの能力振分率を定義しました。これによって 2 次ワークセンタの能力が決定します。1 次ワークセンタの能力が週当たり 80 時間で、現在の 2 次ワークセンタの能力振分率が 50% の場合、2 次ワークセンタの能力は 40 時間です。

 

ワークセンタ
計画能力利用率を確認する対象の共用ワークセンタ
日付
ワークセンタの計画能力利用率を表示する対象となる日付
ワークセンタ
計画能力利用率を表示する対象となる 2 次ワークセンタ
標準人員能力
2 次ワークセンタの標準能力を人時間で表した値

標準能力は、ワークセンタ (tirou0101m000) セッションの次のフィールドから計算されます。

作業者数 × リソース単位別基本日能力
使用可能人員能力
2 次ワークセンタの使用可能能力を人時間で表した値

使用可能能力は次のように計算されます。

 カレンダーにおける能力 × 作業者数 × 共用能力振分率

これは次のとおりです。

 
 カレンダーにおける能力 = カレンダー時間 ×効率係数 × 能力振分率

  • カレンダー時間 = 終了日 - 開始日 (実際のカレンダーで 1 つのレコードについて)
  • 効率係数 = 作業時間 ÷ 時計時間
  • 共用能力振分率 = 共用 2 次ワークセンタに引き当てられる割合。1 次共用ワークセンタの場合、または共用ワークセンタがない場合は、この割合は 100% になります。
人時間合計
特定期間の 2 次ワークセンタの残余/未決作業時間の合計を人時間で表した値

これは残余時間なので、従業員管理に記帳された消費時間は計上されません。

標準機械能力
2 次ワークセンタの標準能力を機械時間で表した値

標準能力は、ワークセンタ (tirou0101m000) セッションの次のフィールドから計算されます。

機械数 × リソース単位別基本日能力
使用可能機械能力
2 次ワークセンタの使用可能能力を機械時間で表した値

使用可能能力は次のように計算されます。

 
 カレンダーにおける能力 × 機械数 × 共用能力振分率

これは次のとおりです。

 
 カレンダーにおける能力 = カレンダー時間 × 効率係数 × 能力振分率

  • カレンダー時間 = 終了日 - 開始日 (実際のカレンダーで 1 つのレコードについて)
  • 効率係数 = 作業時間 ÷ 時計時間
  • 共用能力振分率 = 共用 2 次ワークセンタに引き当てられる割合。1 次共用ワークセンタの場合、または共用ワークセンタがない場合は、この割合は 100% になります。
合計機械時間
特定期間の 2 次ワークセンタの残余/未決作業時間の合計を機械時間で表した値

これは残余時間なので、従業員管理に記帳された消費時間は計上されません。

ワークセンタ
物理的なリソースがなく、工順でモデリングできないワークセンタ。能力計画に使用されて、共用ワークセンタの能力所要量の合計を表示します。作業は実際には共用 2 次ワークセンタで実行されます。2 次ワークセンタは、1 次ワークセンタと同じロジスティック会社内にあっても、異なる会社内にあってもかまいません。これによって、販売オーダや購買オーダを使用することなく、複数の異なるロジスティック会社で (2 次ワークセンタを複数定義してある場合) 作業を計画および実行できるようになります。
標準人員能力
1 次ワークセンタの標準能力を人時間で表した値

標準能力は、ワークセンタ (tirou0101m000) セッションの次のフィールドから計算されます。

作業者数 × リソース単位別基本日能力
使用可能人員能力
1 次ワークセンタの使用可能能力を人時間で表した値

使用可能能力は次のように計算されます。

 
 カレンダーにおける能力 × 作業者数 × 共用能力振分率

これは次のとおりです。

 
 カレンダーにおける能力 = カレンダー時間 × 効率係数 × 能力振分率

  • カレンダー時間 = 終了日 - 開始日 (実際のカレンダーで 1 つのレコードについて)
  • 効率係数 = 作業時間 ÷ 時計時間
  • 共用能力振分率 = 共用 2 次ワークセンタに引き当てられる割合 (共用 1 次ワークセンタの場合または共用ワークセンタがない場合、この割合は 100%)
人時間合計
特定期間の 1 次ワークセンタの残余/未決作業時間の合計を人時間で表した値

これは残余時間なので、従業員管理に記帳された消費時間は計上されません。

標準機械能力
1 次ワークセンタの標準能力を機械時間で表した値

標準能力は、ワークセンタ (tirou0101m000) セッションの次のフィールドから計算されます。

機械数 × リソース単位別基本日能力
使用可能機械能力
1 次ワークセンタの使用可能能力を機械時間で表した値

使用可能能力は次のように計算されます。

 カレンダーにおける能力 × 機械数 × 共用能力振分率

これは次のとおりです。

 
 カレンダーにおける能力 = カレンダー時間 × 効率係数 × 能力振分率

  • カレンダー時間 = 終了日 - 開始日 (実際のカレンダーで 1 つのレコードについて)
  • 効率係数 = 作業時間 ÷ 時計時間
  • 共用能力振分率 = 共用 2 次ワークセンタに引き当てられる割合。1 次共用ワークセンタの場合、または共用ワークセンタがない場合は、この割合は 100% になります。
合計機械時間
特定期間の 1 次ワークセンタの残余/未決作業時間の合計を機械時間で表した値

これは残余時間なので、従業員管理に記帳された消費時間は計上されません。

開始時間
利用率を適用する製造日
機械
作業で使われる機械
製造オーダ
工順
共用ワークセンタでの計画製造オーダの工順
作業
タスク
計画数量
共用ワークセンタにおいて現行作業で製造される予定の数量
人時間
作業の実行に必要な人時間
機械時間
作業の実行に必要な機械時間
物理的位置
工程で作業が行われる場所。このフィールドは、製造オーダに関する他の情報の入力にも使用できます。
工程管理オーダグループ
製造オーダが属する工程管理オーダグループ

関連トピック

品目
製造オーダによって製造される完成品