資材不足の処理 (tisfc0221m000)

セッションの目的: 原価が低い資材の不足に対処します。原価が低い資材とは、バックフラッシュ済の資材であるか、直接処理倉庫オーダラインチェックボックスがオンになっているときにマニュアルで出庫された資材であることがほとんどです。いずれの場合も、ユーザが操作しなくても LN によって倉庫オーダ手順が自動的に実行されます。

バックフラッシュまたは直接処理の実行中に不足が発生し、新しい資材が後で在庫に到着した場合は、このセッションを使用して残余資材数量を処理できます。このため、大量の倉庫処理をマニュアルで実行する必要はありません。

また、このセッションを使用して、特定の SFC 製造オーダに資材不足がないかどうかを調べることもできます。

不足処理

バックフラッシュおよび直接処理の実行後に不足が発生した場合、このセッションを使用して残余資材を SFC 製造オーダに転記できます。不足が発生した場合は、資材の倉庫オーダはすでにブロック解除されています。このセッションを使用すると、手間のかかる倉庫オーダ手順を実行しなくても、資材の処理を完了することができます。原価が低い資材の処理は、1 つまたは複数の製造オーダまたは工程管理オーダグループに対して実行可能です。また、作業別または資材ライン別に資材を処理することもできます。

制限事項および詳細については、資材不足の直接処理を参照してください。

注意

不足を処理するには、シミュレートのみチェックボックスをオフにします。

不足の検出

1 つまたは複数の SFC 製造オーダの不足を検出するには、選択範囲を指定し、シミュレートのみチェックボックスをオンにしてから、処理をクリックする必要があります。レポートが出力され、製造オーダおよび資材別に現在の不足が表示されます。

 

製造オーダ
資材不足を表示または処理する SFC 製造オーダの範囲
プロジェクト (PCS)
資材不足を表示または処理する PCS プロジェクトの範囲
倉庫
資材不足を表示または処理する倉庫の範囲
品目
資材不足を解決する必要がある資材
引当日
資材不足が表示または処理されるのは、引当日時がこのフィールドの日時よりも前の資材だけです。
シミュレートのみ
このセッションの結果は、レポートに次のように出力されます。

このチェックボックスがオフの場合、不足が解決された製造オーダのみがレポートに表示されます。処理された資材の数量と、現時点で不足が発生している数量が表示されます。

このチェックボックスがオンの場合、製造オーダおよび資材別に現在の不足がレポートに表示されますが、不足の処理は実行されません。

選択方法
資材不足の表示や処理を実行する必要がある作業。次のいずれかを選択します。
  • この作業のみ
  • この作業まで
  • すべての作業

指定可能な値

有効値

作業
資材不足を表示または処理する必要がある作業。このフィールドに作業を入力できるかどうかは、選択方法フィールドの設定によって決まります。
資材のバックフラッシュのみ
このチェックボックスがオンの場合、バックフラッシュされた資材の不足のみ、レポートへの表示または処理が実行されます。

このチェックボックスがオフの場合、 直接処理倉庫オーダラインチェックボックスがオンになっていれば、資材不足のレポートへの表示または処理が実行されます。これには、バックフラッシュ資材も含まれます。

出庫日
不足している資材を出庫する日時。将来の日付を入力することはできません。
出庫順序
LN で不足が出庫される順序

この順序は以下のいずれかです。

  • 製造オーダの開始日にもとづいた順序
  • 製造オーダ番号にもとづいた順序
分類選択
このチェックボックスがオンの場合、工程管理オーダグループ別に資材不足を処理または表示できます。
工程管理オーダグループ
分類選択チェックボックスがオンになっていれば、資材不足を処理または表示する工程管理オーダグループを入力できます。オーダグループのすべての SFC オーダについて、不足がないかどうかがチェックされます。