選択範囲を使用して、削除する製造オーダを選択している場合、オーダグループに属している製造オーダは、その選択範囲に含まれていても、LN から削除されません。
製造オーダの取消 (tisfc0202m000)セッションの目的: 複数の製造オーダを削除します。 概要 次のような場合には、複数の製造オーダを削除しなければならないことがあります。
資材 製造オーダを削除する場合、ユーザの設定と、後で説明する条件に応じて、LN で次の 1 つまたは複数のアクションを実行することができます。
資材の出庫の取消 LN で製造オーダを削除すると、製造オーダの資材の出庫プロセスを取り消す処理が行われます。 ただし、この処理が常に取り消されるとは限りません。取り消されるかどうかは、LN の倉庫の機能の設定にも左右されます。 出庫済資材の返却 LN で出庫済資材の返却チェックボックスをオンにすると、すでに出荷された資材を返却する処理が行われます。ただし、倉庫の機能により、出庫された資材を常に返却できるとは限りません。 製造オーダの完了済への設定 場合によっては、製造オーダを LN から削除できなくなります (製造オーダの時間がレポートされた場合など)。このような場合は、製造オーダ状況を完了済に変更し、完了数量をゼロに設定することができます。 削除またはキャンセルできない製造オーダがある場合、残存オーダの完了チェックボックスをオンにすると、そのような製造オーダが LN によって完了済に設定されます。 製造オーダが削除されるように設定されると、LN では、さらに資材の出荷の取消処理が実行され、必要に応じて出荷済資材を倉庫に返却する処理が実行されます。
重要
ただし、資材の出荷の取消や、倉庫への資材の返却が LN で常に可能であるとは限りません。このセッションを使用したら、レポートと実行されたアクションを照合して、資材を処理するためにマニュアルのアクションが必要かどうかを確認します。 削除、取消、または完了済への設定 製造オーダを削除すると、LN は以下のアクションを実行できます。
このセッションを使用して製造オーダに実行できるアクションは、製造オーダの製造オーダ状況によって異なります。詳細については、製造オーダ状況を参照してください。 次の表は、実行可能なアクションを示しています。
製造オーダの選択 レポート 製造オーダの削除または製造オーダの削除のシミュレーションを実行すると、選択した各製造オーダに対して LN で実行されたアクションを示すレポートが出力されます。 次の表は、レポートに含まれるアクションを示しています。
パフォーマンスについての注意
このセッションの設定は、システムパフォーマンスおよびデータベースの拡張に 影響する場合があります。 詳細は、次の情報を参照してください: 工程管理でのアーカイブおよび削除
製造オーダ 指定された納期で指定された数量の品目を製造するオーダ 選択範囲を使用して、削除する製造オーダを選択している場合、オーダグループに属している製造オーダは、その選択範囲に含まれていても、LN から削除されません。 プロジェクト (PCS) 特定の顧客オーダに対して特別に実行される、製造アクションと購買アクションの集まり。プロジェクトは、オーダ方針が受注の品目を顧客が注文した場合に開始されます。プロジェクトの目的は、それらの品目の製造を計画および調整することです。 標準生産製造の場合、プロジェクトは品目と顧客オーダをリンクするためだけに使用します。それ以外の場合、プロジェクトには次の項目を含むことができます。
予算は特別なタイプのプロジェクトです。予算は計画と見積に使用されます。製造の実行には使用されません。 選択範囲を使用して、削除する製造オーダを選択している場合、オーダグループに属している製造オーダは、その選択範囲に含まれていても、LN から削除されません。 製造開始日および時間
LN によって、製造オーダ (tisfc0101s000) セッションの製造開始フィールドの値が、指定した製造開始日および時間の範囲と比較されます。 選択範囲を使用して、削除する製造オーダを選択している場合、オーダグループに属している製造オーダは、その選択範囲に含まれていても、LN から削除されません。 計画納期
製造オーダ (tisfc0501m000) セッションの計画納期フィールドを参照してください。 選択範囲を使用して、削除する製造オーダを選択している場合、オーダグループに属している製造オーダは、その選択範囲に含まれていても、LN から削除されません。 倉庫
製造オーダ (tisfc0501m000) セッションの倉庫フィールドを参照してください。 選択範囲を使用して、削除する製造オーダを選択している場合、オーダグループに属している製造オーダは、その選択範囲に含まれていても、LN から削除されません。 計画者
製造オーダ (tisfc0501m000) セッションの計画者フィールドを参照してください。 選択範囲を使用して、削除する製造オーダを選択している場合、オーダグループに属している製造オーダは、その選択範囲に含まれていても、LN から削除されません。 工程計画者
製造オーダ (tisfc0101s000) セッションの工程計画者フィールドの値を参照してください。 選択範囲を使用して、削除する製造オーダを選択している場合、オーダグループに属している製造オーダは、その選択範囲に含まれていても、LN から削除されません。 設計品目の改訂 分類選択
このチェックボックスがオンの場合、
工程管理オーダグループフィールドに入力したオーダグループに含まれる製造オーダが LN から削除されます。 このチェックボックスがオンの場合、 選択範囲で指定した選択範囲は LN から無視されます。 シミュレーション
このチェックボックスがオンの場合、製造オーダは LN から実際には削除されません。このチェックボックスがオンの場合、削除または取消の候補となっている製造オーダの一覧が LN から出力されるだけです。 このチェックボックスがオンの場合、完了プロセスは LN でシミュレートできないため、完了済に設定される候補となっている製造オーダは出力されません。 削除
このチェックボックスがオンの場合、まだ発行されていない選択済の製造オーダがこのセッションで削除されます。発行されていない製造オーダの製造オーダ状況は、計画済、スケジュール済、または文書出力済のいずれかです。 取消
このチェックボックスがオンの場合、
製造オーダ状況が発行済の選択済の製造オーダがこのセッションで取り消されます。 出庫済資材の返却 残存オーダの完了 残存オーダ優先順位の更新
このチェックボックスがオンの場合、このセッションでは、LN から削除できなかった選択済のすべての製造オーダが、指定した優先順位に設定されます。 これらの製造オーダを (999 などの) 低い優先順位に設定すると、優先順位別に製造オーダをソートして、これらの製造オーダを製造オーダ (tisfc0501m000) セッションで別個に設定できます。 優先順位 削除できない選択済の製造オーダに設定する優先順位 メッセージの出力
このチェックボックスがオンの場合、選択した製造オーダの中に、取消または完了済への設定を LN で実行できないものがあれば、その理由を示すレポートが LN から出力されます。
製造オーダの取消 製造オーダの削除またはシミュレーションを開始します。
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