オーダの完了レポート (tisfc0120s000)

セッションの目的: 完了としてレポートされる必要のあるオーダ、またはすでに完了としてレポート済のオーダを表示します。

プロジェクトペグを含む内訳が製造オーダにある場合、レポート完了処理では完了または不合格と報告する必要がある数量が内訳ラインごとに計算されます。

 

製造オーダ
製造オーダのコード
品目
製造オーダで製造される品目
品目記述
品目の記述
倉庫
製品が保管される倉庫

指定可能な値

数量が完了としてレポートされると、次のことがチェックされます。

シリアル番号
物理的な実体のある単一の品目を識別する固有の番号。マスクを使用してシリアル番号が生成されます。シリアル番号は、たとえば日付、モデルや色の番号、連番などを示す複数のデータセグメントによって構成されます。

シリアル番号は品目および工具に対して生成することができます。

有効化コード
有効化構成品目に関する差異をモデル化するために使用する、販売オーダラインやプロジェクト成果物ラインなどの参照番号
注意

製造オーダにプロジェクトペグがない場合、レポートは特定の有効化コードで実行されます。

オーダ内訳にプロジェクトペグと有効化コードの両方が含まれている場合、このフィールドにはアクセスできません。

テキスト
このチェックボックスがオンの場合、オーダに書き込んだテキストがレポートに表示されます。
実行数量
追加納入数量
オーダ済フィールドの数量のうち、完了としてレポートする必要がある部分

追加納入数量フィールドに正または負の数量を入力してレコードを保存すると、倉庫オーダ入庫を有効化するときに入庫手順を自動実行する必要があるかどうかが尋ねられます。[Yes] を選択すると、入力した数量が納入済フィールドの数量に加算され、追加納入数量フィールドおよび納入予定数量フィールドがクリアされます。

[No] を選択すると、追加納入数量フィールドに入力した数量は、納入予定数量フィールドの数量に追加されます。このフィールドの値は、完了される製造オーダの部分の累計値です。倉庫オーダラインがブロック解除され、倉庫管理で処理できるようになります。該当する倉庫オーダが倉庫管理の倉庫オーダモジュールで処理される時点で、オーダの完了レポート (tisfc0120s000) セッションの納入予定数量フィールドがクリアされ、関連する倉庫オーダの数量が納入済フィールドに加算されます。

作業状況が完了済でない限り、最終作業に関して、レポート完了済数量より大きい数量を追加納入数量フィールドに入力できます。これに合わせて計画が調整されます。

注意

製造オーダの完成品が保管される倉庫が倉庫管理システムである場合、入庫および出庫手順は自動的に処理されません。

納入予定数量
在庫への納入を待機している、製造オーダの部分の累計値

LN の倉庫管理で納入済品目の入庫手順が終了すると、納入予定数量フィールドの値が納入済フィールドに追加され、納入予定数量フィールドの値がゼロに戻されます。

仕損予定
欠陥があるので仕損にする必要がある製造品目の数量

このフィールドにマニュアル入力できるのは、製造オーダ作業がリンクされていない場合のみです。

バックフラッシュを適用する場合は、数量を仕損としてレポートすると、対応する数量の資材が出庫されます。

倉庫管理でこれらの資材の出庫手順が終了すると、ただちにこのフィールドの値が不合格数量フィールドに追加され、このフィールドがゼロに設定されます。

バックフラッシュ
製造オーダの納入済数量および不合格数量に基づき、この数量がバックフラッシュ予定のまま残っています。
注意

製造オーダ作業がある場合、このフィールドは使用されません。その場合は、完了および不合格としてレポートされた製造オーダ作業の数量に基づいて、作業ごとにバックフラッシュが実行されます。

関連トピック

棚卸単位
品目の在庫の計測単位。たとえば、個、キログラム、1 ダース、メートルなどがあります。

棚卸単位は、計測を変換する際の基準単位としても使用されます。特に、購買オーダや販売オーダのオーダ単位や価格単位に関する変換で使用されます。これらの変換では、常に基準単位として棚卸単位が使用されます。このため、棚卸単位はすべての品目タイプ、また在庫として保存できない品目タイプにも適用できます。

完了情報
ロットコード
完成した製品が属するロットを入力します。

品目 - 一般 (tcibd0501m000) セッションのロット管理チェックボックスがオンの場合は、このフィールドにロットを入力する必要があります。

関連トピック

オーダ状況
製造オーダのオーダ状況

指定可能な値

オーダ状況

納期
終了した品目が最後に倉庫に転送される日時。製造オーダの状況が完了済の場合、納期は完了日フィールドの日付と同じになります。
完了日
オーダが完了としてレポートされた日付

デフォルト

デフォルトは現在の日付です。過去の日付を入力することもできます。

関連トピック

オーダの完了レポート時にラベルを出力
このチェックボックスがオンの場合、このセッションを使用して完了された製造オーダのラベルが出力されます。

関連トピック

不合格
理由
不合格の理由。理由タイプが製造結果の却下となっている理由を使用します。

不合格の理由を定義するには、理由 (tcmcs0105m000) セッションを使用します。

関連トピック

実行完了数量
最終作業
製造オーダの最終作業に関する製造計画 (tisfc0110m000) セッションの計画産出数量フィールドの値
オーダ済
製造予定のオーダ数量
納入済
在庫に転記された完成品の数量
不合格
製造処理時に不合格になった製造オーダの数量
注意

数量が不合格になると、その数量は隔離検査または不合格数量のいずれかになります。

不合格
生産された品目のうち、不合格品目となった数量

この不合格数量は次の項目で構成されます。

バックフラッシュ済
製造オーダの納品済数量および不合格品数量に基づく、バックフラッシュされた製造品目の数量
注意

製造オーダに作業がある場合、このフィールドは使用されません。代わりに、完了および不合格としてレポートされた作業の製造オーダの数量に基づいて、作業ごとにバックフラッシュが実行されます。

関連トピック

段取
オーダ内訳あり
このチェックボックスがオンの場合、この製造オーダには、製造オーダ内訳 (tisfc0105m000) セッションでプログラムペグや有効化コードが含まれる 1 つ以上の内訳ラインがあります。
作業あり
このチェックボックスがオンの場合、製造オーダには少なくとも 1 つの作業があります。
再作業オーダ
このチェックボックスがオンの場合、製造オーダは再作業オーダです。

関連トピック

ブロック済作業
このチェックボックスがオンの場合、製造オーダにはブロックされた作業があるので、この製造オーダは完了としてレポートできません。

関連トピック

標準の検査オーダ
このチェックボックスがオンの場合、製造オーダに関する検査オーダがあります。

 

完了製造オーダのレポート
レポート可能な最小数量および最大数量を決定します。
ロットの生成
ロット番号が生成されます。
製造オーダ内訳
製造オーダ内訳 (tisfc0105m000) セッションが開始されます。
シリアル完成品 - 完成状態ヘッダ
シリアル完成品 - 完成状態ヘッダ (timfc0110m000) セッションが開始されます。
計画数量を含むすべての有効化コードのレポート
製造オーダの有効化コードが (1 つずつではなく) 一度に完了します。

このコマンドは、次の場合に使用できます。

すべての未完了作業
製造オーダのすべての作業の作業状況を、完了から有効に変更します。
数量作業の削減
製造オーダの作業の完了数量を削減します。詳細については、作業の完了数量を一括で減らすにはを参照してください。
製造倉庫オーダ
製造倉庫オーダ (timfc0101m000) セッションが開始されます。
製造オーダ文書の出力
製造オーダ文書の出力 (tisfc0408m000) セッションが開始されます。