プロジェクトなしの製品構成

各種シナリオ用のパラメータの構成

品目は、製品コンフィギュレータ (PCF) または PCM コンフィギュレータで構成できます。導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションの次の予想シナリオにおける製品構成パラメータと PCM コンフィギュレータパラメータの組合せを選択できます。

パラメータ設定シナリオ記述
1どちらのパラメータもオンの場合、製品コンフィギュレータ (PCF)PCM コンフィギュレータの両方を使用して品目をカスタマイズできます。品目が PCM を使用して構成されている場合、部品表と工順の構成には、PCF または PCM を使用できます。

PCF がすでに使用されており、使用中の構成を PCM コンフィギュレータ用に変換したい場合、このシナリオが推奨されます。

Infor PCM Configurator のみがオン2 PCM コンフィギュレータが、品目部品表 (BOM)、および工順の構成を処理します。このシナリオでは、製品コンフィギュレータ (PCF) 機能が無効になります。
製品コンフィギュレータ (PCF) のみがオン3PCF が、品目、部品表、および工順の構成を処理します。このシナリオでは、PCM コンフィギュレータを統合する必要がありません。PCM 関連のすべての機能が無効になり、フィールド/チェックボックスが非表示になります。
どちらのパラメータもオンではない4構成エンジンは実装されません。

 

構成済品目の部品表および工順

供給ソースに応じて、さまざまな方法を使用して、構成済品目の部品表 (BOM) および工順をメンテナンスできます。

  • 供給ソースが工程の場合の構成済品目の一般部品表および工順

    一般部品表および工順は、PCM コンフィギュレータで必要とされません。この状況では、部品表および工順はいずれも、LN で生成されます。

    カスタマイズ部品表および工順を PCM コンフィギュレータで生成する場合、部品表は、標準製造構成要素または購買構成要素のレベルに定義されます。標準製造構成要素および購買構成要素に関連する部品表は常に LN でメンテナンスされます。

    これと同じことが、PCM 構成済品目の工順にも当てはまります。

  • 供給ソースが組立の場合の構成済品目の一般部品表および工順

    一般部品表は必要とされますが、一般工順は使用されません。

注意

(一般) 組立部品表と関連情報なしで品目の構成が PCM コンフィギュレータで実行された場合、データは LN でメンテナンスされます。

PCM でのカスタマイズ部品表および工順の生成

製品バリアント (プロジェクト) 構造の生成 (tipcs2220m000) および販売オーダ (プロジェクト PCS) 構造の生成 (tdsls4244m000) セッションを PCM コンフィギュレータと組み合わせて使用した場合、PCM からのバリアント構造の取得をトリガでき、PCM から取得したバリアント構造に基づき、カスタム品目コードおよびプロジェクト構造の再生成をトリガできます。

注意

バリアントが PCF で生成された場合、有効性確認が、製品バリアントの有効化 (tipcf5200m000) セッションを使用して実行されます。

バリアントが PCM コンフィギュレータで生成された場合、PCM コンフィギュレータの状況が、結果として LN での状況の有効性確認になります。

PCM でのカスタマイズ品目コードの生成

PCF を使用する場合、カスタム品目コードが、一般品目 - データ生成の設定 (tipcf3101m000) セッションで生成されます。これは、PCM コンフィギュレータで構成された品目については不可能です。

注意

すべての品目が PCM コンフィギュレータで構成された場合、一般品目 - データ生成の設定 (tipcf3101m000) は無効になります。

PCM コンフィギュレータでは、構成 (品目、部品表、および工順) 固有の文書、イメージおよび (データ) ファイル (pdf、docx、CAD、SVC、イメージ、テストなど) の編集が可能です。これらの文書は、その後の処理のため LN で使用できます。

両方のコンフィギュレータが有効な場合、PCM コンフィギュレータから LN へのデータのインポート中に重複する構成が登録されると、エラーメッセージが表示されます。