組立の製品バリアントを多重販売するには
このトピックでは、オーダ数量が 1 より大きい組立品目の販売オーダラインを処理する方法について説明します。
LN で組立品目の販売オーダラインを処理するには、次の 2 とおりの方法があります。
LN で使用される方法は、組立計画パラメータ (tiapl0500m000) セッションの同一構成の多重販売チェックボックスの設定によって決まります。
次の表はこれらの違いを示しています。
単独販売 | 多重販売 |
売上製品バリアントについて、製品バリアント (組立) (tiapl3500m000) セッションの同一構成の多重販売チェックボックスがオフになっています。 | 売上製品バリアントについて、製品バリアント (組立) (tiapl3500m000) セッションの同一構成の多重販売チェックボックスがオンになっています。 |
販売オーダラインのオーダ数量には、固定値 1 が入っています。販売オーダラインをメンテナンスするには、販売オーダライン (tdsls4101m000) セッションを使用します。 |
販売オーダラインのオーダ数量は、2 以上にできます。ただし、2.5 などの小数値の数量にはできません。 |
販売オーダラインの品目の品目タイプは、一般または製造にできます。 | 販売オーダラインの品目は、在庫に保管できる必要があります。このためには、品目タイプが製造となっている品目を、品目タイプが一般となっている品目にリンクします。これらの品目のリンクは、構成可能品目 - 組立ライン (tiapl2500m000) セッションで行います。販売オーダラインの品目の品目タイプは、製造でなければなりません。 |
販売オーダラインは 1 つの組立オーダに対応します。すべての組立オーダのオーダ数量は 1 です。 | 販売オーダラインは 1 つ以上の組立オーダに対応します。すべての組立オーダのオーダ数量は 1 です。 |
顧客に納入すべき完了品目を指定する場合に、シリアル番号を使用します。 | 顧客に納入すべき完了品目を指定する場合に、仕様を使用します。この仕様で製品バリアントを指定します。 |
製品バリアント (組立) (tiapl3500m000) セッションの組立状況フィールドに、製品バリアントの組立オーダの進捗が表示されます。 |
製品バリアント (組立) (tiapl3500m000) セッションの組立状況フィールドに、固定値であるオープンが表示されます。 |
製品バリアント (組立) (tiapl3500m000) セッションに、関連する組立オーダの要求オフライン日と計画オフライン日が表示されます。 |
製品バリアント (組立) (tiapl3500m000) セッションに要求オフライン日や計画オフライン日は表示されません。これは、製品バリアントが複数の組立オーダで組み立てられている可能性があるからです。 |
製品バリアントの参照タイプは販売オーダです。 | 製品バリアントの参照タイプは標準バリアントです。 |
組立オーダ (tiasc2502m000) 詳細セッションで、需要オーダタイプフィールドは販売オーダとなっており、需要オーダにある需要オーダフィールドと需要オーダ位置フィールドが入力済になっています。 | 組立オーダには需要オーダ情報はありません。 |
製品バリアント多重販売のための組立計画の設定
組立品目の販売オーダラインで、2 以上のオーダ数量を許可するには、組立計画パラメータ (tiapl0500m000) セッションの同一構成の多重販売チェックボックスをオンにします。
注意
同一構成の多重販売チェックボックスをオンにしても、既存の製品バリアントには反映されません。
製品バリアントの多重販売は、完了後に在庫に保管できる一般品目についてのみ可能です。詳細については、一般完成品を保管するにはを参照してください。
多重販売機能を使用する場合、組立オーダ (tiasc2502m000) セッションには、作成された組立オーダの需要オーダは表示されません。販売オーダ、製品バリアント、および組立ライン間のリンクに関する情報を表示しておくには、引当および需要ペギングの機能を使用します。詳細については、需要ペギングの概要を参照してください。
購買構成可能品目を含む製品バリアントを構成するには
購買構成可能品目を含む製品バリアントを構成できます。構成可能品目を使用すると、構成可能な購買半組立品を含む品目構造を作成できます。購買半組立品は、その他の組立部品などの組立ラインで出庫されます。
組立管理モジュールでの購買構成可能品目の調達に関する詳細については、次を参照してください。