代替資材の検索代替資材の概念の導入については、部品表の代替資材を参照してください。 代替資材の定義方法については、代替資材を定義するにはを参照してください。
注意
この機能を使用できるのは、導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションの使切資材および代替材料チェックボックスがオンの場合のみです。
LN でどのようにチェックが行われるか LN では、次の原則に従って代替資材のチェックが行われます。
資材の利用性 古くなった品目の残余在庫を使い切るには 部品表 (tibom1110m000) セッションの部品表ラインで複数品目可チェックボックスがオンになっている場合は、LN で 1 つの資材を複数の代替資材に分割できます。 複数のセッションに、複数品目可というチェックボックスが存在します。
例 1: 使切資材 資材 X-CURRENT が古い品目 X-OLD に置き換わったとします。下表は、この在庫状況を示したものです。
ある特定の製造オーダで、X-CURRENT が 100 個必要になりました。 複数の品目が許可されている場合は、LN で使切資材 (X-OLD) の残り 15 個と現行資材 (X-CURRENT) 85 個が取り込まれます。 複数の品目が許可されていない場合は、LN で古い資材 X-OLD が使い切られません。この後、別の機会に 15 個以下の資材要求が発生した場合に、LN でこの使切資材が取り込まれます。 例 2: 代替資材 資材 X に X1 と X2 の 2 つの代替資材があるとします。下表は、この在庫状況を示したものです。
ある特定の製造オーダで、X が 100 個必要になりました。 複数の品目が許可されている場合は、LN で次の資材が取り込まれます。
複数の品目が許可されていない場合は、代替資材 X2 よりも優先順位の高い資材に十分な数量がないため、LN で代替資材 X2 が 100 個計画されます。
LN でいつチェックが行われるか 製造オーダのライフサイクル中の次の 1 つまたは複数の時点で、LN により標準資材と代替資材を適時入手できるかどうかをチェックできます。
資材チェックの繰返 通常、LN で資材の利用性チェックが繰り返され、現在選択されている資材に十分な数量がある場合は、LN で資材の引当が変更されません。これは、その間に優先順位の高い代替資材または標準資材が利用可能になった場合でも同様です。この方針によって、資材配分を繰り返し変更する不安定な計画プロセスが避けられます。 しかし、標準資材または優先順位の高い代替資材が製造オーダで使用されるようにしたい場合は、見積資材の代替生成 (ticst0216m000) セッションを使用して可能な全資材を任意の時点で再チェックできます。その場合は、常に代替を再検討チェックボックスをオンにする必要があります。
例
以下のイベントを前提とします。
現在選択されている代替資材が利用可能な場合は、標準資材の利用性に関係なく、LN で資材引当が変更されず、倉庫から工程に代替資材が出庫されます。 標準資材の利用性チェックを LN にもう一度実行させるには、見積資材の代替生成 (ticst0216m000) セッションを開始して常に代替を再検討チェックボックスをオンにします。
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