製造における入庫転記の固定振替価格

製造オーダの完成品が固定振替価格 (FTP) と照合して在庫に入庫されるのは、次のいずれかに該当する場合です。

固定振替価格が製造オーダについて使用されている場合、工程管理パラメータ (tisfc0100s000) セッションの完成品入庫転記チェックボックスがオフになります。完成品の入庫価格は固定のもの (つまり、完成品の現在の標準原価に等しい固定振替価格) になります。

倉庫管理では、常に品目 - 倉庫の組合せごとに移動平均単位原価価格がメンテナンスされます。評価方法が固定振替価格の場合、移動平均単位原価価格が情報提供目的にのみメンテナンスされます。入庫処理時には、入庫価格 (固定振替価格または実際原価) を使用して、移動平均単位原価価格が更新されます。

製造オーダのクローズ時には、差異が計算されて倉庫管理にコピーされ、在庫差異 (whina1516m000) セッションで表示されます。在庫差異の処理 (whina1200m000) セッションを実行すると、在庫差異を使用して、移動平均単位原価価格を更新できます。