見積資材ラインの順序

製造オーダを生成すると、その製造オーダの品目の部品表ラインが見積資材 (ticst0101m000) セッションと見積/実際材料費 (ticst0501m000) セッションに資材として一覧表示されます。資材ラインの順序および数のそれぞれを決定する要因には、次のものがあります。

  • 工程管理パラメータ (tisfc0100s000) セッションの構成要素ソート方法パラメータ
  • 部品表ラインの総計
資材ラインの順序

資材ラインの順序は、工程管理パラメータ (tisfc0100s000) セッションの構成要素ソート方法パラメータによって決定されます。次の値を選択できます。

品目

構成要素はすべて、アルファベット順に品目コードでソートされます。

作業および品目

構成品目はまず (最高レベルの) 作業でソートされ、次に品目コードでソートされます。

最高部品表レベル位置

構成要素は、主品目の部品表からの位置番号を基準にソートされます。

部品表位置

構成品目の部品表の位置番号は、ソート目的に使用されます。

部品表
[...]
見積資材:
ソート方法ソート方法
最高部品表レベル位置部品表位置
10サドル10サドル
20リム20フレーム
30スポーク30スポーク
40フレーム40リム

 

この例では、ホイールがファントムになります。この理由から、ホイールが見積資材リストに含まれていません。

部品表ラインの総計

原則的に、特定の製造オーダの資材ラインは、製造オーダの品目の部品表ラインと等しくなります。ただし、見積資材に関しては資材ライン数の方が部品表ラインの存在数よりも少なくなることがあります。理由は、同等の部品表ラインどうしが資材ライン内に総計されるためです。その結果として、資材ラインの数が部品表ラインと比較されて制限されます。

コピーされた部品表ラインは、正味数量 が 2 のものです。このため、同等な部品表ラインは 2 つ作られます。製造オーダを生成すると、正味数量 4 の材料費総計ラインが 1 つ作成されます。

部品表ラインに含まれる値は、次のとおりです。これらの値が同一でないと、それぞれの部品表ラインは同等なものと認識されません。

  • 構成要素 (品目)
  • 作業
  • ロット選択
  • バックフラッシュ Yes/No
  • 資材管理方法
  • 倉庫
  • 検査 Yes/No
  • 改訂コード
  • 仕損率
  • 幅、長さ
  • 単位数
  • 部品表位置番号。工程管理パラメータ (tisfc0100s000) セッションで構成要素ソート方法パラメータの値が部品表位置の場合は、すべての部品表ラインの位置番号が部品表ラインの現在の部品表位置である限り、総計が行われます。

工程管理パラメータ (tisfc0100s000) セッションで構成要素ソート方法パラメータの値が最高部品表レベル位置の場合は、すべての部品表ラインの部品表位置番号が主品目の部品表位置番号にもとづいている限り、総計が行われます。

注意

部品表ラインの総計が可能になるのは、正味数量がすべてマイナスまたはプラスの場合だけです。正味数量がプラスの部品表ラインを、正味数量がマイナスの部品表ラインと一緒に総計することはできません。