オーダ分類工程管理オーダグループとは、ユーザ定義の製造オーダから成るグループです。製造オーダを個別に追加するか、または基準を指定することにより、共通特徴を持つオーダを分類することができます。グループが形成された後は、このグループを使用して、オーダ完了のレポート、オーダ文書の出力、オーダのクローズなどのアクションを、グループ内のすべての製造オーダに対して同時に実行できます。 工程管理オーダグループによるメリット 製造オーダを工程管理オーダグループに分類しておくと、たとえば 1 つのアクションを実行するだけで製造オーダグループ全体の完了をレポートできるといったように、LN でのデータ処理効率が向上します。工程管理オーダグループを使用して製造を系統化することによっても、工程における製造効率の向上を促進できます。たとえば、資源利用率の増大も工具段取り替え時間の短縮も見込めます。すべてのオーダに同じ所要工具を使って分類することにより、工具交換の必要回数を低減できます。また、タスクが実行されている物理的位置を参照して、グループのどの製造オーダに対してもタスクが実行されたことを確認することもできます。管理面でも効率向上を見込めます。たとえば、オーダグループ全体の資材要件をすべて 1 つの複合レポートに出力することができます。 製造オーダのグループ化方法 工程管理オーダグループは、次のどちらかの方法で生成できます。
工程管理オーダグループの作成方法 製造オーダグループの作成 (tisfc3250m000) セッションを使用して、オーダを分類する基準を定義します。
オーダグループの使用目的に従って、基準を選択する必要があります。たとえば、グループに属する製造オーダの操作完了をすべて同時にレポートしたい場合は、そのオーダの工順に関連する基準を選択する必要があります。他方、資材出庫目的にオーダグループを使用したい場合は、同じ構成要素品目を共有するオーダをグループにした方が理にかなっていると言えます。 製造オーダグループの作成 (tisfc3250m000) セッションのグループ作成をクリックすると、製造オーダを工程管理グループへ割り当て (tisfc3151s000) セッションが開始されます。そのセッションでは、選択を微調整して、オーダの受入または拒否を個別に実行できます。 製造オーダを工程管理グループへ割り当て (tisfc3151s000) セッションで最後の選択を行った後は、製造オーダグループ - 製造オーダ (tisfc0501m100) セッションでオーダグループの内容を表示できます。また、たとえばオーダの品質管理の不履行が原因でそのグループに属している残りのオーダの完了をレポートできない場合などは、製造オーダグループ - 製造オーダ (tisfc0501m100) セッションを使用して以降のステージで任意のオーダを削除することもできます。
注意
オーダグループ番号のデフォルトの番号グループとシリーズは、工程管理パラメータ (tisfc0100s000) セッションで定義する必要があります。 工程管理オーダグループの使用方法 次のセッションでは、オーダグループの製造オーダをすべて同時に処理できます。
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