部品表一括変更 (tiedm3110m000)

セッションの目的: 部品表一括変更 (MBC) の表示、定義、および修正を行います。

事前に定義されている部品表一括変更が一覧表示されます。部品表一括変更を新たに定義するには、[新規] をクリックします。部品表一括変更を修正するには、部品表一括変更をダブルクリックします。状況が設計中である部品表一括変更のみを修正できます。

部品表一括変更を使用するには

次の 2 つの状態において部品表一括変更を適用できます。

設計データ管理パラメータ (tiedm0100m000) セッションの改訂をマニュアルで採番チェックボックスがオンの場合、部品表一括変更の仕上げ手順は、いくつかの面で異なります。詳細については、フィールドのヘルプを参照してください。

部品表一括変更定義

次のセッションを使用して、部品表一括変更の与える影響を定義できます。

部品表一括変更シミュレーション

1 つまたは複数の部品表一括変更を選択し、適切なメニューでシミュレート...またはシミュレート(詳細)...をクリックすると、部品表一括変更の結果を示すレポートを作成できます。隣り合わない部品表一括変更を選択するには、CTRL キーを押しながら部品表一括変更をクリックします。

部品表一括変更と参照指示

部品表一括変更にリンクされたアクションを使用して、設計部品表の参照指示の追加、削除、または置換ができます。詳細は、次の情報を参照してください: 参照指示と部品表一括変更

 

部品表一括変更番号
この番号は、LN が設計データ管理パラメータ (tiedm0100m000) セッションの部品表一括変更の番号グループフィールドに入力された番号グループを使用して生成します。
番号
部品表一括変更番号フィールドの記述
部品表一括変更作成日
部品表一括変更が作成された日付
設計の承認日
オーダ状況設計で承認済に変更した日付
製造の承認日
オーダ状況製造で承認済に変更された日付
この部品表一括変更によって作成された改訂の発効日
設計データ管理パラメータ (tiedm0100m000) セッションの改訂をマニュアルで採番チェックボックスがオフの場合、部品表一括変更によって自動的に作成される改訂の発効日を指定する必要があります。改訂をマニュアルで採番チェックボックスがオンの場合、この発効日は修正できません。

部品表一括変更を仕上げるときに、この日付が製造部品表ラインの発効日になります。

仕上日
設計データの仕上げ (tiedm3240m000) セッションの部品表一括変更を使用して、部品表一括変更状況が仕上げになった日付

関連トピック

設計部品表の自動生成
このチェックボックスがオンの場合、部品表一括変更を使用して、設計部品表を変更および承認できます。部品表一括変更アクション (tiedm3120m000) セッションで、設計部品表を変更するアクションを定義する必要があります。アクションが実行された場合、設計品目改訂が自動的に部品表一括変更にリンクされて、改訂を承認することができます。

このチェックボックスがオフの場合、部品表一括変更を使用して設計部品表を変更することはできません。マニュアルで設計部品表を変更し、マニュアルで改訂を部品表一括変更にリンクしてから、最後に部品表一括変更を使用して改訂をまとめて承認します。

アクションごとに設計品目を含む/除く
部品表一括変更に対して、品目の部品表を変更できるアクションがリンクされます。アクションの対象になる品目は、設計品目を含む/除く (tiedm3121m000) セッションで定義されます。

このチェックボックスがオンの場合、アクションごとに、そのアクションによって影響を受ける品目を指定します。そのためには、部品表一括変更アクション (tiedm3120m000) セッションでアクションを選択し、適切なメニューから設計品目を含む/除く (tiedm3121m000) セッションを開始します。次に、選択したアクションの影響を受ける品目を定義します。

このチェックボックスがオフの場合、 設計品目を含む/除く (tiedm3121m000) セッションで品目のセットを指定します。部品表一括変更について定義するすべてのアクションが、この品目のセットに適用されます。

全アクションを品目に適用
部品表一括変更に対して、1 つまたは複数のアクションをリンクできます。アクションは、部品表一括変更アクション (tiedm3120m000) セッションで定義します。設計品目を含む/除く (tiedm3121m000) セッションで定義される品目を、アクションで変更できます。アクションでは、特定の品目の構成要素を追加、置換、または削除できます。アクションのセットを定義する場合、すべてのアクションが特定の品目に影響を与える場合と、アクションの一部が品目に適用される場合があります。

このチェックボックスがオンの場合、 設計品目を含む/除く (tiedm3121m000) セッションの中の、すべてのアクションが適用された品目だけがこのアクションによって変更されます。アクションの一部のみが適用される品目は変更されません。

このチェックボックスがオフの場合、 設計品目を含む/除く (tiedm3121m000) セッションの中の、すべてのアクションが適用された品目がこのアクションによって変更されます。ただし、アクションの一部が適用された品目も、アクションによって変更されます。

注意

アクションごとに設計品目を含む/除くチェックボックスがオンの場合、このフィールドは使用できません。

部品表一括変更アクション (tiedm3120m000) セッションで、次の 2 つのアクションが定義されます。

  • 構成要素 B は構成要素 X に置換される
  • 構成要素 C は構成要素 Y に置換される

次の 2 品目が設計品目を含む/除く (tiedm3121m000) セッションに含まれます。

  • 構成要素 B および C を持つ品目 A
  • 構成要素 B および E を持つ品目 D

全アクションを品目に適用チェックボックスがオンの場合、アクションにより品目 A のみが変更されます。なぜなら、両方のアクションが適用されるのは品目 A だからです。最初のアクションは品目 D にも適用されますが、アクションは品目 D に対して実行されません。なぜなら、すべてのアクションが品目 D に適用されるわけではないからです。

全アクションを品目に適用チェックボックスがオフの場合、品目 A および品目 D がアクションにより変更されます。品目 A では、両方のアクションが実行され、品目 D では、最初のアクションのみが適用されて実行されます。

設計品目を含む/除く
このフィールドを使用して、部品表一括変更の実行時に設計品目が含まれるのか、除かれるのかを定義します。包含を選択した場合、部品表一括変更は品目に影響します。除外を選択した場合、部品表一括変更は品目に影響しません。設計品目を含む/除く (tiedm3121m000) セッションで、含まれる品目または除かれる品目を定義する必要があります。
注意

除外を選択しても、設計品目を含む/除く (tiedm3121m000) セッションで品目を指定しない場合は、すべての設計品目が部品表一括変更に含まれます。

オーダ状況
適切なメニューからオプションを選択して、状況を変更できます。

指定可能な値

部品表一括変更状況

部品表一括変更理由
変更の理由

部品表一括変更理由を部品表一括変更理由 (tiedm3104m000) セッションで定義できます。

エンジニア責任者
部品表一括変更の責任者のコード
エンジニア責任者
エンジニア責任者フィールドで選択された担当者名
CHM管理
このチェックボックスがオンの場合、承認手順が部品表一括変更にリンクします。承認手順は、データ管理の変更管理で実行する必要があります。
変更管理別処理
このチェックボックスがオンの場合、部品表一括変更の承認手順がデータ管理で開始されました。部品表一括変更の製造について承認する前に、承認手順を完了する必要があります。
変更オーダ別発効日
このチェックボックスがオンの場合、部品表一括変更の発効日がデータ管理の承認手順の際に設定されます。この発効日は、設計品目データが製造部品表にコピーされた後で部品表ラインの発効日として使用されます。このチェックボックスがオフの場合、部品表一括変更の承認にデータ管理をまだ使用していても、部品表一括変更の発効日と失効日をマニュアルで入力する必要があります。
複数変更オーダ可能
このチェックボックスがオンの場合、複数の変更提案 (複数の CO) を部品表一括変更にリンクできます。また、最初に承認された変更提案によって部品表一括変更が承認されます。このチェックボックスがオフの場合、1 つの変更提案のみを部品表一括変更にリンクできます。
部品表一括変更テキスト
このチェックボックスがオンの場合、テキストが表示されます。

 

部品表一括変更の取消
クリックすると、設計で承認済である部品表一括変更が取り消されます。
  • 取消済部品表一括変更は使用できません。ただし、設計データのアーカイブ (tiedm1250m000) セッションで部品表一括変更の詳細データをアーカイブできます。
  • まだ設計中である部品表一括変更を取り消すことはできません。不要になった場合は、削除する必要があります。
部品表一括変更の凍結
クリックすると、部品表一括変更の状況が設計中から凍結に変更されます。
部品表一括変更のリセット
クリックすると、設計で承認済である部品表一括変更の状況が設計中にリセットされます。まず、部品表一括変更状況のリセット (tiedm3230m000) セッションが開始されます。
設計の部品表一括変更の承認
クリックすると、部品表一括変更の状況が設計で承認済に変更されます。これで、設計部品表および設計品目改訂に対する変更を実行できるようになります。

部品表一括変更は、次のデータが存在する場合のみ承認できます。

  • 部品表一括変更で含める設計品目または除く設計品目 (設計品目を含む/除くフィールドが包含の場合は必須)
  • 部品表一括変更ライン

新規部品表一括変更が承認されたときは、部品表一括変更別設計品目 (tiedm3122m000) セッションを使用して、オーダラインがこの部品表一括変更の設計品目にまだ対応しているかどうかを確認します。これは、部品表一括変更が取り消された場合でも、設計品目と部品表一括変更の間のリンクは削除されていない可能性があるためです。

このコマンドは、部品表一括変更が次の状況の場合のみ使用できます。

  • 設計中
  • 凍結
製造の部品表一括変更の承認
クリックすると、部品表一括変更の状況が設計で承認済から製造で承認済に変更されます。この後に、このコマンドを使用して設計品目改訂および設計部品表を製造環境にコピーします。
設計品目を含む/除く
設計品目を含む/除く (tiedm3121m000) セッションが開始されます。
部品表一括変更別設計品目
部品表一括変更別設計品目 (tiedm3122m000) セッションが開始されます。
シミュレート...
クリックすると、部品表一括変更を使用した結果の概要を示すレポートが生成されます。
シミュレート(詳細)...
クリックすると、部品表一括変更を使用した結果の詳細を示すレポートが生成されます。