バックフラッシュ所要 (tiasc7241m000)

セッションの目的:組立部品および時間をバックフラッシュします。

前提条件

組立部品および時間をバックフラッシュするには、あらかじめ次の条件が満たされている必要があります。

  • ラインステーションオーダが完了になっている。このため、現行セッションは通常、組立オーダがラインステーションで完了とレポートされている場合に、ラインステーション - 組立オーダ (tiasl6510m000) セッションの適切なメニューから実行されます。
  • 組立部品が引当済になっている。引き当てられていない資材はバックフラッシュできません。資材引当の詳細については、組立部品引当の構築 (tiasc7240m000) を参照してください。
機能

バックフラッシュ時には、対象となるそれぞれのラインステーションオーダに対して以下の処理が行われます。

  • 異なる原価構成要素の原価が、原価計算 (CPR) モジュールで定義された組立ラインおよび品目別有効な原価構成要素構造に変換されます。
  • バックフラッシュされる必要がある組立時間数が決定されます。組立時間の転記とバックフラッシュは、従業員管理で自動的に実行されます。
  • バックフラッシュされる必要がある組立部品数が決定されます。在庫は、組立部品ごとに倉庫管理で調整されます。
  • 各クラスタ化されたラインステーションオーダの計画在庫処理が少なくなります
  • ラインステーションオーダ状況クローズに設定されます。
パラメータ

バックフラッシュの実行方法は、組立管理パラメータ (tiasc0100m000) セッションで定義する取引処理パラメータによって決まります。

  • オーダ基準 - 個々の組立オーダに対して所要がバックフラッシュされます
  • ラインステーション基準 - 各ラインステーションについて所要がバックフラッシュされ、すべてのラインステーションオーダの所要が合計されます。LN により、資材が属するクラスタ化されたラインステーションオーダタイムバケットが決定されます。特定のラインステーションについて、同一のタイムバケットに属する資材のバックフラッシュが組み合わされます。
会計取引

バックフラッシュによって、次の会計取引が行われます。

  • 取引発生元: ASC 製造
  • 会計国際取引: 出庫
借方製造仕掛品
貸方在庫

 

  • 取引発生元: ASC 製造
  • 会計国際取引: 作業費
借方製造仕掛品
貸方配賦済労務費

 

注意

フロア在庫品目は、組立管理ではバックフラッシュされません。

 

バックフラッシュ
組立部品および時間をバックフラッシュする場合にクリックします。
メッセージ
所要がバックフラッシュされていないラインステーションオーダや作成できない仕掛品振替などのエラーメッセージを表示する場合にクリックします。