組立部品引当の構築 (tiasc7240m000)

セッションの目的: 引当タイムフェンス内で組立部品を 工程倉庫に引き当てます。

この 「ヘルプ」 トピックでは、次の 4 つのポイントを取り上げます。

  • 引当モード: オーダ基準またはラインステーション基準
  • 工程倉庫への組立部品の引当
  • タイムバケット
  • 組立部品の引当
引当モード

組立部品の引当は次の 2 つのモードのいずれかで実行でき、実行モードは組立管理パラメータ (tiasc0100m000) セッションの取引処理フィールドで定義されます。

  • オーダ基準 - 各組立オーダについて、組立部品がラインステーションの工程倉庫に引き当てられます。各ラインステーションオーダについて、クラスタ化されたラインステーションオーダ (CLSO) が 1 つ作成されます。
  • ラインステーション基準 - 各バケットごとに、工程倉庫に組立部品が引き当てられます。各バケットに含まれるすべての組立オーダの部品が組み合わされて引き当てられます。各ラインステーションについて、個別の CLSO が作成されます。

オーダの生成時、および資材所要量の再計算時に、既存の組立オーダが考慮されます。

部品の引当先の工程倉庫の決定方法

ワークセンタ (tirou0101m000) セッションの工程倉庫フィールドで、工程倉庫ラインステーションにリンクします。工程倉庫をラインステーションにリンクできるのは、次の条件が満たされている場合だけです。

  • 工程管理パラメータ (tisfc0100s000) セッションの工程倉庫を使用チェックボックスがオンになっている場合
  • ステーション (tiasl1551m000) セッションのステーションタイプフィールドがラインステーションになっている場合
タイムバケット

バケットのサイズと数は、次の 2 つの要素によって決まります。

  • タイムバケットデータ。詳細については、バケット定義 (tiasl1100m000) セッションの 「ヘルプ」 を参照してください。将来の拡張を見据えたバケットを定義できます。組立オーダに対して多くの変更が予定されている場合は、小さいバケットを定義しておく必要があります
  • 組立管理パラメータ (tiasc0100m000) セッションの引当タイムフェンス[日] フィールドによって、計画した時間の合計が求められます。
注意

引当タイムフェンス[日] 全体に対して、バケットを定義する必要があります。一部だけしかタイムフェンスに入らないオーダの場合、ASC では引当は計画されません。

組立部品の引当

ラインステーション基準取引処理の場合、各ラインステーションのバケットごとに引当が行われます。バケットによる所要量とラインステーションによる所要量をすべてひとつにまとめることができます。このため、すべてのオーダを個別に処理した場合よりも、取引の数が少なくなります。引き当てられた累計組立部品所要は、クラスタ化されたラインステーションオーダ (CLSO) に記録されます。CLSO が倉庫管理に報告されます。引き当てられた累計引当済組立部品所要は、クラスタ化されたラインステーションオーダ - 所要組立部品 (tiasc7140m000) セッションで表示できます。

 

引当の構築
クリックすると、引当タイムフェンス内で組立部品をラインステーションまたはオーダに引き当てることができます。
メッセージ
所要がバックフラッシュされていないラインステーションオーダや作成できない仕掛品振替などのエラーメッセージを表示する場合にクリックします。