クリティカル部品の組立オーダリストの生成 (tiasc2245m000)

セッションの目的: 組立部品の不足によって実行できない組立オーダのリストを生成します。このようなオーダのレポートは、組立部品の不足 - 組立オーダ (tiasc2545m000) セッションに表示されます。

注意
  • LN は、常に、クリティカル組立部品に関連するオーダだけにチェックを制限します。クリティカルな品目については、品目 - 製造 (tiipd0101m000) セッションを参照してください。いずれかの品目をダブルクリックし、[方法] タブをクリックして、在庫チェックのクリティカルフィールドを表示します
  • 生成する組立オーダのリストは、在庫チェック (tiasc2240m000) セッションで生成される不足部品のリストにもとづきます。このため、オーダのリストを生成する前に、組立部品のリストが最新のものであるかを必ず確認する必要があります

オーダのリストを生成するには、所要日と組立部品の範囲を指定しなければいけません。そのいずれかの日付でそのいずれかの部品を必要とするオーダがリストに取り込まれます。

オーダリストの生成では、以下の点が考慮されます。

  • 指定した範囲の所要日と組立部品の組合せに対してブロックオーダがあるかどうか。使用可能の場合、ブロックオーダがすべて一覧表示されます。不足数量は、選択されるブロックオーダ数に対する制限としては使用されません。ブロックオーダが重要とされるのは、ブロックオーダが在庫チェックに含まれるためです。ブロックオーダの部品所要もチェックされるため、たとえこのオーダがブロックされている限りこれらの部品が使用されることがなくても、不足数量がブロック数量を上回っているかどうかを確かめることは非常に重要です。また、ブロックオーダは、何らかのアクションを必要とするオーダでもあります。このため、ブロックオーダを考慮に入れておくことが重要です
  • 供給不足である組立部品の合計。必要に応じて、組立部品の合計不足数量に達するまで、LN は非ブロックオーダをリストに追加します
  • 追加オーダの数フィールドに指定した数。リストの追加オーダは、LN が推奨するオーダ以外のオーダをブロックする場合やオーダが (もっと早い日付) に再スケジュール可能であるかどうかをチェックする場合に役に立ちます
  • オーダ基準選択フィールドに指定した選択基準。不足を解消するためにいくつかの (非ブロック) オーダがブロック可能である場合があります。その場合には、優先順位が低いオーダをブロックしてください。このため、LN では、正しいオーダを選択するために一定の基準が必要になります。このような基準は、計画オフライン日組立オーダ状況の 2 つの見出しに分類されます。詳細については、フィールドヘルプを参照してください
  • オーダリストを再生成チェックボックスがオンであるかどうか。このセッションを実行すると、指定した範囲に入る、所要日と組立部品の各組合せに対してオーダのリストが作成されます。このチェックボックスをオンにすると、LN は指定した範囲に入る既存のオーダを削除します。既存のリストに新しいリストが置換されます。チェックボックスをオンにしていない場合には、既存のリストが更新されるだけです。つまり、LN では新しいリストと既存のリストが比較されます。新しいリストが見つかった場合、このリストが保存されますが、既存のリストに新しいオーダが見つかった場合は、既存のリストに新しいオーダが追加されます
注意

在庫をチェックできるのは、企業計画で品目のオーダシステムが 「計画」 である場合だけです。品目 - オーダ処理 (tcibd2100s000) セッションの [設定] タブにあるオーダシステムフィールドを参照してください。

 

所要日
チェックを行う必要がある日付または期間を指定します。
オーダリストを再生成
このセッションを実行すると、指定した日付と組立部品の各組合せに対して、オーダのリストが作成されます。ただし、この組合せに不足が発生していない場合やオーダが見つからない場合を除きます。また、そのように指定されている場合には、追加オーダの数がリストに追加されます。このようなリストは、日付と組立部品の組合せごとに組立部品の不足 - 組立オーダ (tiasc2545m000) セッションで表示されます。

このチェックボックスをオンにすると、LN で指定した範囲に入る日付と組立部品の各組合せに対する既存のオーダリストが削除されます。こうして、既存のリストに新しいリストが置換されます。組立部品と所要日の特定の組合せに対して、新しいリストが生成できなくても、この組合せに対して既存のリストが削除されます。

このチェックボックスをオフにすると、LN で新しいリストと既存のリストが比較されます。新しく作成されたリストが一部でも存在しないと、新しいリストとして追加されます。既存のリストに対して LN で新しいオーダが検出された場合、そのリストに新しいオーダが追加されます。ただし、たとえ既存のリストに含まれるオーダが古くても、オーダはすべてそのまま保持されます。このように、更新はごく一部だけです。したがって、パフォーマンスの理由から、このオプションを使用するのは一度チェックを行った直後に再度チェックを行う場合だけにすることをお勧めします。

オーダ基準選択
複数のオーダの中からリストに追加するオーダを選択する必要がある場合に、LN が考慮しなければならない基準セットを選択します。優先順位が最も低いオーダが最初に選択されます。

基準セットには、計画オフライン日組立オーダ状況の 2 つがあります。どちらのセットも、4 つの基準から構成されます。すべての基準が、組立部品の不足 - 組立オーダ (tiasc2545m000) セッションのフィールドとして一覧表示されます。この 2 つのセットでは、2 番目と 3 番目の基準の順番が異なります。これらのセットの基準を優先順位に従って一覧表示すると、次のようになります。

計画オフライン日

  1. ブロック (「はい」 が 「いいえ」 よりも優先されます)
  2. 計画オフライン日 (早い日付が遅い日付よりも優先されます)
  3. 状況 (「順序」 が 「計画」 よりも優先されます)
  4. 需要タイプ (「販売オーダ」 が 「仮オーダ」 よりも優先されます)

組立オーダ状況

  1. ブロック (「はい」 が 「いいえ」 よりも優先されます)
  2. 状況 (「順序」 が 「計画」 よりも優先されます)
  3. 計画オフライン日 (早い日付が遅い日付よりも優先されます)
  4. 需要タイプ (「販売オーダ」 が 「仮オーダ」 よりも優先されます)

注意

  • 最初の基準は、他の 3 つと使用方法が異なります。特定の所要日と組立部品の組合せに対して、すべてのブロックオーダが常に選択されます。これだけで合計不足数量を満たすことができない場合は、他の 3 つの基準を不足数量に達するまで使用して、他のオーダを選択します
  • 計画オフライン日は親オーダのオフライン日に関係します
  • 基準は優先順位に従って一覧表示しますが、オーダのリストはその逆の順で表示されます。優先順位が最も低いオーダがブロックに最適な候補であるため、最初に表示されます。ただし、オーダの正確なリスト順序はこのような基準によって決まるのではなく、組立部品の不足 - 組立オーダ (tiasc2545m000) セッションで選択されている表示によって決まります
追加オーダの数
日付と組立部品の各組合せごとに、LN ではその日付に対して不足している組立部品の数をひとつにまとめたオーダのリストを生成します。もっと長いリストが必要な場合は、さらに追加する追加オーダの数を指定してください。これらのオーダも、指定した基準セットに従って選択されます。

 

生成
クリックすると、クリティカル部品が不足している組立オーダが (再) 生成されます。