在庫チェック (tiasc2240m000)

製造プロセスが開始する前に在庫をチェックします。このセッションは組立オーダの実行にどの組立部品が必要なのかを分析して、計画在庫ストックが十分であるかどうかをチェックします。レポートが生成され、組立部品の不足が表示されます。さらに、このような不足部品を必要とするブロック組立オーダのリストを生成できます。

注意

在庫をチェックするには、1 つまたは複数の組立ライン、および日付か期間を指定する必要があります。さらに、特定の組立部品にチェックを制限できます。セッションがこれらの基準をどのオーダが満たしているのかを分析して、そのオーダおよび組立部品についてチェックを実行します。不足が発生した場合、LN で供給不足の組立部品のリストが生成されます。このリストは、組立部品の不足 (tiasc2540m000) セッションで表示されます。

不足部品のレポートに加えて、これらの不足部品を必要とするブロックオーダのリストも生成できます。これらのリストは、組立部品の不足 - 組立オーダ (tiasc2545m000) セッションで日と組立部品の組合せごとに表示されます。たとえこのオーダの所要部品の合計量が不足数量を上回っている場合でも、所要日と組立部品の組合せに対するすべてのブロックオーダがこのリストに取り込まれます。オーダリストを生成すると、LN では指定した範囲に入る日付と組立部品の各組合せに対する既存のオーダリストが削除されます。これで、既存のリストが新規のリストに置換されます。組立部品と所要日の特定の組合せに対して、新しいリストが生成されなくても、既存のリストが削除されます。

なお、このセッションで生成するオーダリストには、ブロックオーダだけしか取り込まれないことに注意してください。ブロックオーダ以外のオーダを取り込む場合、既存のリストを更新する場合、選択基準を指定する場合、または多数のオーダを生成する場合は、クリティカル部品の組立オーダリストの生成 (tiasc2245m000) セッションを使用する必要があります。

ブロックオーダは、(その後の) 処理が停止されるオーダです。オーダがすでに開始されている場合には、次のラインステーションまではそのオーダを処理できます。たとえば、不足などのいくつかの理由によってオーダをブロックできます。組立オーダ - ブロック理由 (tiasc2103m000) セッションでは、オーダをブロック/解除したり、そのブロック理由を表示したりすることができます。このセッションの 「ヘルプ」 に、ブロックの詳細情報が記載されています。

注意
  • 在庫を確認できるのは、企業計画でその品目のオーダシステムが 「計画」 の場合に限ります。品目 - オーダ処理 (tcibd2100s000) セッションの [設定] タブにあるオーダシステムフィールドを参照してください。
  • どのオーダがチェックされるかは、特に、選択した日付に左右されます。ただし、指定した日付範囲から、オーダの組立時間の一部だけが外れるということがあります。このような場合は、選択した日付で必要な組立部品だけがチェックされます

 

所要日
チェックを行う必要がある日付または期間を指定します。
組立ライン
チェックを行う必要がある 1 つまたは複数の組立ラインを指定します。
オーダリストを(再)生成(ブロックオーダのみ)
このチェックボックスをオンにすると、不足部品を必要とするブロックオーダのリストが生成されます。指定された範囲内の所要日と組立部品の各組合せに対してリストが作成され、使用可能なブロックオーダが示されます。ただし、この組合せに不足が発生していない場合やオーダが見つからない場合を除きます。このリストに含まれるのはブロックオーダだけで、所要日と組立部品の同じ組合せの既存のリストは置換または削除されます。

 

在庫チェック
品目 - 製造 (tiipd0101m000) セッションで在庫チェックのクリティカルチェックボックスがオンになっているコンポーネントに十分な在庫があるかどうかを確認する場合にクリックします。
メッセージ
クリックすると、エラーメッセージが表示されます。