組立部品所要の計算 (tiapl2221m000)

セッションの目的: 組立部品がまだ引き当てられていない製品バリアントについて組立部品所要を計算します。

注意

現在のセッションを開始できるのは、現在の会社が組立計画パラメータ (tiapl0500m000) セッションでマスタ会社として定義されている場合のみです。

次の条件を満たす製品バリアントについて、組立部品所要が計算されます。

注意
  • 需要タイムフェンス外の日付を入力した場合、警告メッセージが表示されます。
  • 需要タイムフェンス内に入る製品バリアントが、引当タイムフェンス内にも入る場合があります。このため、組立部品が組立管理、つまり組立部品引当の構築 (tiasc7240m000) セッションですでに引き当てられている可能性があります。部品が引き当てられていない場合、またはすべての部品が引き当てられているわけでない場合に、部品が引き当てられていない組立ラインが現在のセッションで考慮されます。組立ライン別の引当状況については、製品バリアント - 組立ライン (tiapl3520m000) セッションを参照してください。
  • 組立部品表と作業 (tiapl2520m000) セッションでフロア在庫チェックボックスがオンになっている組立部品は、現在のセッションでは考慮されません。
  • 現在のセッションでは、セグメントスケジュールに基づいて組立部品所要を計算します。これは概略計算で、処理量が多い場合に便利です。セグメントスケジュールがセグメントスケジュール (tiapl4500m000) セッションに表示されます。
  • 組立管理で行われる組立部品引当と異なり、現在のセッションでは、選択したすべての会社と組立ラインについて所要量を同時に計算します。

最新データに基づいて組立部品所要を計算するために、現在のセッションではまず次のアクションが行われます。

  • セグメントスケジュールを更新します。スケジュールに影響するような変更が検出された場合、またはセグメントスケジュールを更新チェックボックスをオンにしてある場合、セグメントスケジュールが更新されます。
  • 引当状況を更新します。引当状況は組立管理から読み取られ、組立計画にコピーされます。引当状況は、製品バリアント - 組立ライン (tiapl3520m000) セッションの組立計画および製品バリアント (組立) (tiapl3500m000) セッションの詳細に表示されます。
  • 前述した選択基準を満たす製品バリアントの製品バリアント構造を生成します。製品バリアント構造の作成後、製品バリアント (組立) (tiapl3500m000) セッションの詳細で製品バリアント構造生成済チェックボックスがオンになります。製品バリアント構造が生成されるのは、組立計画パラメータ (tiapl0100s000) セッションで外部製品バリアント構造チェックボックスがオフになっている場合のみです。

これらの準備ステップ後、選択した製品バリアントについて組立部品所要が計算され、関連するすべての会社に対してこの所要が組立計画に転送されます。所要の転送には、日付別会社別に所要が保存されたファイルが使用されます。このようなファイルが書き込まれるディレクトリは、組立計画パラメータ (tiapl0100s000) セッションの詳細の組立部品所要ディレクトリフィールドで設定します。

組立部品所要が計算および転送されると、完了レポートが作成されます。

エラーが発生した場合は、メッセージボタンが有効になります。このボタンをクリックすると、エラーメッセージが表示されます。

 

セグメントスケジュールを更新
このチェックボックスがオンの場合、組立部品所要が計算される前に、セグメントスケジュールが更新されます。

このチェックボックスがオフの場合、セグメントスケジュールに影響を与える変更が検出された場合に限り、セグメントスケジュールが更新されます。ただし、すべての変更を自動的に検出できるわけではありません。

このため、次の場合にはこのチェックボックスをオンにしてください。

  • ライン構造が変更された場合
  • 参照日はそのままで、現在のシナリオの計画期間定義が変更された場合
計画品目の更新
このチェックボックスがオンの場合、組立部品が最更新される計画品目
注意

製造パッケージでは、組立部品 (「製造」 または 「購買」 品目タイプの) にプロジェクトおよび品目セグメントを持つ品目コードが含まれており、企業計画パッケージの場合と同様に、計画品目にクラスタ、プロジェクトおよび品目セグメントを持つ品目コードが含まれています。

このため、組立部品の品目コードと工程倉庫のクラスタに基づいて、組立部品ごとに計画品目を更新する必要があります。更新後、組立部品は、組立部品が使用される同じラインステーションに再びリンクされます。

次の場合には、このチェックボックスをオンにします。

  • ラインステーションの工程倉庫のクラスタが修正された場合
  • その他のクラスタの工程倉庫がラインステーションにリンクされた場合

このチェックボックスがオフの場合、誤った計画品目の組立部品需要が企業計画パッケージに送信されます。

 

メッセージ
エラーメッセージが表示されます。