ビンテージ/グループ勘定の調整

ビンテージ/グループ勘定科目に対して設定したパラメータを変更するには、ビンテージ/グループ勘定科目の調整を行います。ビンテージ/グループ勘定科目を調整する場合には、LN はまず指定された変更をその勘定科目に対して行います。次にその勘定科目に含まれるすべての資産の資産減価償却範囲 (ADR) 帳簿に対して、LN は同じ変更を加えます。

たとえば、ビンテージ勘定科目の資産耐用年数を 11.0 年から 11.5 年に変更したとすると、LN はまずこの勘定科目の資産耐用年数を 11.5 に変更して、次にこの勘定科目の各資産の資産減価償却範囲 (ADR) 帳簿内の資産耐用年数を変更します。

いつ変更が行われるかを決める各調整の日付と、なぜ調整を行ったかを説明する理由コードも入力します。調整する値によっては、LN はビンテージ/グループ勘定科目の資産について資産減価償却範囲 (ADR) 帳簿での減価償却を修正しなければならない場合があります。

ビンテージ/グループ勘定科目に属する資産の調整には、次の制限が適用されます。

  • ビンテージ/グループ勘定科目は、それが作成された最初の会計年度内でのみ調整できます
  • 調整によりビンテージ/グループ勘定科目から資産を削除した場合には、その資産をビンテージ/グループ勘定科目に再度配置することはできません
注意

米国国税庁からは、資産減価償却範囲 (ADR) ビンテージまたは修正加速償却制度 (MACRS) グループ勘定科目から資産を削除する際の制限事項が公表されています。資産を資産減価償却範囲 (ADR) ビンテージまたは修正加速償却制度 (MACRS) グループ勘定科目から削除する取引を実行する前に、詳細について、米国国税庁の税務規則、およびその他の公刊物を参照してください。