支払期限超過請求書の利息計算

支払期限超過請求書の利息請求書を生成することができます。また、利息請求書の作成および送付後に、次の期間の後に続く利息請求書を作成できます。

利率 (tfacr5102m000) セッションで、財務取引先グループごとに、日単位のさまざまな期間に対して各財務取引先グループの利率を定義できます。

利息期間

利息請求書の場合、LN は特定の期間にわたる利息金額を計算します。LN では、この期間の日数が次のように決定されます。

  • 開始日
    • 利息請求書をすでに作成している場合、開始日は、利息を計算した最新期間の終了日となります。LN は、利息請求書通知が最後に請求に移動した日付を未決済取引ごとに記録します。
    • 利息請求書が作成されていない場合、開始日は請求書の期日または取引スケジュールラインの計画回収日になります
  • 終了日
    • 販売請求書タイプの伝票の場合、終了日は、利息請求書の請求先取引先回収の選択 (tfacr5210m000) セッションで入力した利息計算の実行日の日付になります。
    • 通常回収タイプおよび割当タイプの伝票の場合、終了日は、次のいずれか早い方の日付です。

      • 伝票日付
      • 利息請求書の請求先取引先回収の選択 (tfacr5210m000) セッションで入力した利息計算の実行日
利息計算

利息金額は請求通貨で計算されます。利息金額を計算する一般的な公式は次のとおりです。

利息金額 = 請求額× (支払日 - 期日) ÷ 365 × (利率 %) ÷ 100

回収、一部支払済請求書の支払済部分については、この結果、次のように計算されます。

利息金額 = 支払済請求額 × 支払日の実際利息金額 ÷ 年度日数 × (回収日 - 期日または前の利息計算日)

未払請求書は、この結果、次のように計算されます。

利息金額 = 未決済請求額 × 利息請求日の実際利率 ÷ 年度日数 × (利息請求日 - 期日または前の利息計算日)

利息請求書関連データ (tfacr5101s000) セッションの利息請求書選択基準フィールドの値に応じて、LN は次のように回収額、未決済請求額残高の利息を計算します。

  • 全額支払済請求書
    LN は回収額の利息を計算します。
  • 一部および全額支払済請求書
    LN は、回収額と未決済請求額残高の両方の利息を計算します。
  • 支払済および未払請求書
    LN は、回収額と未決済請求額の両方の利息を計算します。

販売請求書の残余未決済金額を算出する際には、すべての受取済支払および貸方票が考慮されます。残余未決済金額がゼロになると、それ以降の利息計算は行われません。