購買要求ラインの変換準備 (tdpur2502m100)

セッションの目的: 購買要求の変換 (tdpur2201m000) セッションで購買要求ラインを購買オーダまたは見積依頼 (RFQ) に変換するために必要な購買要求ラインデータを表示、入力、およびメンテナンスします。

このセッションは次の方法で開始できます。

  • 購買要求 - 変換準備 (tdpur2600m100) セッションで、[要求ライン] タブのラインをダブルクリックする
  • 単独で開始する
注意

このセッションは、購買要求手順において必須ではありません。要求ラインの変換に必要なデータは、購買要求 (tdpur2600m000) セッションでも入力できます。

 

要求
購買要求を識別する番号
状況
購買要求の状況

指定可能な値

要求状況

位置
要求ラインは、ライン番号として使用される位置番号によって識別されます。これらのラインは、ライン番号の順序で表示または出力されます。
変換タイプ
要求ラインの変換タイプ
注意

このフィールドは、特定の購買要求のライン間で異なっていても構いません。

要求ラインに外注サービス品目が含まれ、このラインに製造オーダがリンクされていない場合、リンク要求ラインデータ (tdpur2502s000) セッションで、ラインを見積依頼にのみ変換することが可能で、購買オーダには変換できません。

デフォルト

購買要求 (tdpur2501m000) セッションから取得された変換タイプ

購買元取引先
購買要求の対象である購買元取引先を識別するコード
注意

このフィールドを新規の購買元取引先のために空白にしておくことができます。

取引先記述
購買元取引先についての記述
注意

購買元取引先フィールドが空白である場合は、このフィールドを使用して、新規の購買元取引先についての記述を入力します。

品目参照
品目について取引先とやり取りする代替方法

指定可能な値

品目参照

品目コードシステム
品目コードシステムのコード。品目コードシステムは、別の基準 (購買元取引差異の品目コードなど) で品目を検索するために使用します。
注意

品目参照フィールドが ICS に設定されている場合にのみ、このフィールドを定義できます。

参照品目
品目フィールドで品目を示すために使用される品目コード

品目参照フィールドにより、選択可能な品目コードが決まります。

注意

要求日付では、MPN の状況は承認済または未承認になる必要があります。

品目
要求済の品目のコード

次のリストに、購買要求に基づいて組み込むことができる品目タイプを示します。

原価品目 あり
サービス品目 あり
外注サービス品目 あり
一般品目 なし
リスト品目 キットタイプ品目のみ可
設備 なし
製造品目 あり
購買品目 あり

 

注意

新規の品目と既存の品目の両方を組み込むことができます。

品目記述
品目の記述
注意

品目フィールドに既存の品目コードを入力した場合は、このフィールドには一般品目の記述が表示されます。

品目フィールドを空白にした場合は、このフィールドに新しい品目の記述を入力できます。

優先製造元製品番号
製造元
品目の製造元、または製造元製品番号 (MPN) にリンクされた製造元
注意

製造元の状況は、製造元 (tcmcs0160m000) セッションで承認済または承認予定となっている必要があります。

製造元品目
指定の品目を識別するために製造元で使用されている品目コード
有効化コード
有効化構成品目に関する差異をモデル化するために使用する、販売オーダラインやプロジェクト成果物ラインなどの参照番号

関連トピック

プロジェクト
品目が必要なプロジェクト

デフォルト

品目コードのプロジェクトがデフォルト値として設定されます。品目コードが指定されている場合、このフィールドの値は変更できません。

注意

品目コードが空白である場合は、不特定の有効なプロジェクトコードを使用できます。

緊急
このチェックボックスがオンの場合、要求ラインが 「購買担当者」 のホームページで緊急になります。
輸出承認書必須
このチェックボックスがオンの場合、この品目には輸出承認書が必要です。
注意

このチェックボックスは、プロジェクトペギングパラメータ (tcpeg0100m000) セッションの輸出承認書チェックボックスがオンの場合のみ表示されます。

外注
このチェックボックスがオンの場合、 作業外注またはサービス外注を品目に適用できます。
ペグ配分
このチェックボックスがオンの場合、 ペグ配分がこの要求ラインにリンクされます。
注意

このセッションでマニュアルの変更を行うと、リンクされたペグ配分が影響を受けることがあります。マニュアル変更を行い、かつプロジェクトペギングパラメータ (tcpeg0100m000) セッションのマニュアルプロジェクトペグ修正チェックボックスがオンの場合、表示されるウィンドウにマニュアルプロジェクトペグ修正を指定する必要があります。プロジェクトペグの変更および理由コードは、原価ペグ監査履歴 (tpctm2500m000) セッションで記録されます。

予算例外
このチェックボックスがオンの場合、要求ラインの予算チェックが失敗しています。

購買要求の手順を続行するには、まず予算例外を解決する必要があります。たとえば、予算勘定分配 (tcbgc1100m000) セッションでライン金額またはリンクされた予算勘定分配 (BAD) を変更できます。

注意

このチェックボックスは、次に当てはまる場合のみオンにできます。

  • 予算管理方針 (tfbgc0110m000) セッションの購買要求タブの利用可能予算チェックチェックボックスがオンである
  • チェック対象のラインについて十分な予算を利用できない
  • 予算管理方針 (tfbgc0110m000) セッションの予算超過時フィールドがブロックに設定されている

関連トピック

変換
このチェックボックスがオンの場合、要求ラインが購買オーダまたは見積依頼に変換されています。
ラインテキスト
このチェックボックスがオンの場合、テキストが表示されます。
要求品目入庫日
要求した品目を受理しなければならない日付

デフォルト

購買要求ヘッダからのデフォルト値が設定されます。

オーダ数量
検査が必要とされる数量。したがって、検査オーダの結果はこの数量の品質に関係するものになります。
購買単位
オーダ数量が示される購買単位

デフォルト

品目コードが空白である場合は、購買単位はデフォルトで 「個数」 になります。

注意

購買単位は、指定済品目にリンクされている単位セットにもリンクしている必要があります。

価格
品目の単価
通貨
要求金額を示す通貨
/
購買価格を入力する単位
注意

これは、品目の棚卸単位とは異なる場合もあります。たとえば、商品をキログラムで保管し、商品を梱で購入し、価格を 1 個あたりの単価で記録する場合があります。

金額
オーダ通貨のライン金額

これは、次の公式で計算されます。

金額 = 価格 × オーダ数量 
倉庫
購買要求が購買オーダまたは見積依頼変換されるときに適用される、品目の納入先の倉庫コード

デフォルト

デフォルトの倉庫コードは、購買ユーザプロファイル (tdpur0143m000) セッションに定義されているユーザデータに基づいて設定されます。

入庫住所
商品を納入する必要がある倉庫または場所の住所
要素
要素のコード
注意

要素とは、作業予算の基本構成要素のことです。

関連トピック

活動
活動を識別するコード
拡張
作業予算に関連づけられている拡張
注意

拡張とは、(分割払の取決め以外に) 原則によってあとで定めることができる作業予算の特別金額のことです。このような項目としては、次のようなものが含まれています。

  • 作業のバリエーション
  • 暫定金額
  • 調整金額
  • リスク精算

1 つまたは複数の予算ラインで、精算品目を使用できます。

関連トピック

原価構成要素
品目に関連した原価構成要素
注意

プロジェクトでは、データは複数の方法で管理できます。原価構成要素を使用して、定義済のプロジェクト構造を調べる原価分析を作成できます。

原価構成要素をすべてのコスト単位に割り当てる必要があります。同一の原価構成要素をタスクまたは品目に割り当てることができます。たとえば、組積工事に関連したすべてのプロジェクト原価を集約できます。

原価構成要素は、常時標準レベルで入力され、プロジェクトとは無関係です。

原価構成要素を原価価格構成要素と混同しないようにしてください。原価価格構成要素は、品目の構成要素です。つまり、高いレベルで原価構成要素は機能し、プロジェクト要素を示します。

総勘定元帳
元帳勘定と対応するディメンションを表します。元帳コードは、勘定科目表の構造に不慣れなユーザに元帳勘定を示すために使用されます。

元帳コードを特定のロジスティック取引にリンクすることができます。このような統合取引は元帳コードの元帳勘定とディメンションに直接マップされ、マッピング処理には含まれません。

次の条件に当てはまる場合のみ、元帳コードを入力できます。

注意
  • LN プロジェクトが使用されている場合は、元帳コードを入力できません。
  • その会計取引の財務会社に元帳コードが登録されているかが 財務会計によってチェックされます。使用される財務会社は、購買オフィスによって決まります。
  • 元帳コードの入力は任意です。

関連トピック

元帳勘定
財務取引を記録したり、レポートや分析用に取引金額を累計したりする目的で使用する登録。元帳勘定では、取引を収益、費用、資産、負債などに分類します。

次の条件に当てはまる場合のみ、元帳勘定を入力できます。

注意
  • LN プロジェクトが使用されている場合は、元帳勘定を入力できません。
  • その会計取引の財務会社に元帳勘定が登録されているかが 財務会計によってチェックされます。使用される財務会社は、購買オフィスによって決まります。
  • 元帳勘定の入力は任意です。
ディメンション 1
このフィールドは、使用するこのディメンションタイプディメンションの選択に使用します。

次の条件に当てはまる場合のみ、元帳勘定とディメンションを入力できます。

注意
  • LN プロジェクトが使用されている場合は、元帳勘定とディメンションを入力できません。
  • その会計取引の財務会社に元帳勘定が登録されているかが 財務会計によってチェックされます。使用される財務会社は、購買オフィスによって決まります。
  • 元帳勘定とディメンションの入力は任意です。

 

ペグ配分
購買ペグ配分 (tdpur5100m000) セッションを開始します。このセッションでは、ペグ配分の詳細を表示、入力、およびメンテナンスできます。
プロジェクト契約情報
プロジェクトが契約にリンクされている場合は、契約 (tpctm1600m000) セッションでこのコマンドを使用して、契約情報を表示します。
予算勘定分配
予算勘定分配 (tcbgc1100m000) セッションを開始し、リンクされた予算勘定分配 (BAD) を表示および修正できます。
予算のチェック
要求ラインの予算をチェックします。

このコマンドは、次の場合のみ使用できます。

  • 正しい予算勘定分配 (BAD) がラインにリンクされている
  • 予算例外チェックボックスがオンになっている
カタログ
カタログ (tdpct0510m000) セッションを開始し、要求ラインの既存の品目を置換する品目を製品カタログから選択できます。