販売値引合計マトリックス (tdpcg0130m120)

セッションの目的: 販売値引合計 マトリックスタイプの値引マトリックスを表示、入力、およびメンテナンスします。

 

マトリックスタイプ
マトリックス属性のセットにリンクされているマトリックス定義のタイプを定義します。

価格設定で以下のマトリックスタイプが使用可能です。

  • 販売価格
  • 販売ライン値引
  • 販売値引合計
  • 購買価格
  • 購買ライン値引
  • 購買値引合計
  • 振替価格
  • ライン販促
  • オーダ販促
  • クライアント輸送レート
  • 運送業者輸送レート

各タイプには、独自の属性の選択肢が用意されています。マトリックスタイプごとに、最大 6 つの属性の組合せによってマトリックス定義を指定します。

マトリックスレベル
1 つのオーダまたはオーダラインに複数の値引を定義できる値引レベル
注意

このフィールドは、価格設定パラメータ (tdpcg0100m000) セッションで設定した値引レベルを参照します。

値引マトリックス
値引マトリックスの番号
注意
関連する値引マトリックスを指定するたびに自動的に 1 ずつ増加する、値引マトリックスの連番
記述
値引マトリックスの記述
発効日
値引マトリックスが有効になる開始日。デフォルトの発効日はシステム日付と一致します。
有効期限
値引マトリックスが有効である最終日付。このフィールドに入力しない場合、値引マトリックスは無期限に有効です。
値引 %
オーダまたはオーダラインの総額または正味額から引くことができる値引率
注意

値引率を入力した場合、金額またはスケジュールは入力できません。

値引方法
複数の値引レベルを使用する場合の、値引の計算方法を示すコード

値引は、次のいずれかの金額に対して計算されます。

  • 総額: 値引は総額に対して計算されます。
  • 正味額: 値引は正味額に対して計算されます。正味額は、総額から前のレベルの割引を差し引いて求められます。
値引スケジュール
値引スケジュールを識別するコード
注意

値引スケジュールコードが入力されている場合、このセッションでは値引率および値引額を指定できません。値引は、値引スケジュールから取得されます。

値引コード
レポート作成用に値引を識別するためのコード
決定
このチェックボックスがオンの場合、オーダラインの数量と金額は、合計オーダ額の計算時に考慮されます。合計オーダ額によって、オーダにオーダ値引が適用可能かどうかが決まります。

関連トピック

適用
このチェックボックスがオンの場合、オーダにオーダ値引が適用可能であれば、このオーダラインはオーダ値引に適合し、オーダの各オーダラインへの値引配分時に値引を受けることができます。

このチェックボックスがオフの場合、オーダの各オーダラインへの値引配分時に、このオーダラインはオーダ値引の対象から除外されます。同じオーダの他のラインは、値引の対象になることができます。

関連トピック

値引の中止
このチェックボックスがオンの場合、値引が見つかると、値引の取得処理が中止されます。
価格設定取引先
同じ価格または価格合意を持つ顧客のグループを分類するために使用する親取引先
販売オフィス
取引先の販売関係を管理するために、会社のビジネスモデル内で明らかにされている部署。販売オフィスは、組織の販売活動の責任を負う保管場所を識別するために使用します。
オーダタイプ
オーダの性質または機能、およびその結果としてのメッセージの性質や機能を指定するために使用するコード

例:

  • 通常オーダ対返品オーダ
  • 請求書対貸方票

オーダ手順の一部であるセッション (の順序) を決定する分類。次の分類の 1 つをオーダタイプに割り当てることもできます。コストオーダ、コレクトオーダ、返品オーダおよび外注オーダ。

オーダタイプコードは、単一オーダに関連する ERP の EDI メッセージで必要です。単一オーダに関連する EDI メッセージには、次の処理を行うメッセージが含まれています。

  • オーダ (ANSI X12 850、UN/EDIFACT ORDERS)
  • オーダ変更 (ANSI X12 860、UN/EDIFACT ORDCHG)
  • オーダ確認 (ANSI X12 855 および 865、UN/EDIFACT ORDRSP)
  • 請求 (ANSI X12 810、UN/EDIFACT INVOIC)
販売先取引先
一般的には顧客の購買部署。つまり、企業が扱う商品またはサービスに対してオーダを出す取引先、企業がメンテナンスを請け負う設備機器の所有者、または企業が実行するプロジェクトの受益者を意味します。

販売先取引先との合意には次のような事柄が含まれます。

  • 別途取り決めない限り適用される、価格と値引についての合意内容
  • 別途取り決めない限り適用される、販売オーダについての合意内容
  • 受渡条件
  • 関連する出荷先取引先および請求先取引先
販売オーダ発生元
LN セッションなどオーダの元となる情報のソース、または、電話、メールなどユーザ定義のソース
取引先チャネル
商品を顧客グループに割り当てるために使用する、販売または物流チャネル

チャネルを販売先取引先と品目にリンクできます。チャネルは有効在庫 (ATP) との関連で使用します。

特定量の有効在庫をチャネルに割り当てることができます。この量によって、チャネルに対応する有効在庫の最大値が限定されます。

販売先タイプ
類似の特徴 (EU の加盟国や特定の関税規則の対象など) を持つ取引先をグループ化する方法
注意

取引先タイプは、取引先役割または財務取引先グループと同じではありません。

請求先取引先
請求書を送付する取引先。通常、これは顧客の買掛金管理部署になります。この定義には、デフォルト通貨と為替レート、請求方法と請求の回数、顧客の与信限度額情報、支払の条件と方法、関連の回収先取引先が含まれます。
価格リスト
顧客および発注先のデフォルト値と値引のリスト。価格リストを品目と品目グループに、および販売先取引先と購買元取引先にリンクできます。
支払方法
支払 (購買請求書) または口座引落 (販売請求書) を行う方法。外国通貨が許可され、その詳細をレポートに出力しなければならない場合は、支払方法で最高金額、支払期日のタイプなどの詳細を定義します。

この詳細は、必要に応じて、オーダまたは請求書で変更することができるデフォルト値です。

受渡条件
商品の納入方法に関する取引先との合意事項。関連情報が、各種のオーダ文書に出力されます。
地域
領域を使用すると、地理的な基準で取引先、顧客、発注先、および従業員がグループ化されます。
通貨
一般的に使用されている流通貨幣 (硬貨、債券、紙幣など)

次のような通貨タイプが使用できます。

  • 自国通貨: 原価計算、予算記録、税額登録などの内部目的に使用されます。
  • 取引通貨: オーダや請求書など、取引先との取引に使用されます。
値引タイプ
値引の計算方法を指定します。

指定可能な値

値引タイプ

 

値引の一括更新
値引の一括更新 (tdpcg0230m100) セッションを開始して、選択したマトリックス属性についての値引を一括更新します。
価格情報の一括削除
価格情報の一括削除 (tdpcg0200m000) セッションを開始します。
一般キーの再作成
一般キーの再作成 (tdpcg0230m200) セッションを開始して、データベースが破損している場合にマトリックスデータを再作成します。