販売スケジュールラインの所要量タイプ

所要量タイプは、スケジュールに使用される、時間ごとの所要量を表します。

販売スケジュールラインでは、次の所要量タイプを通信できます。

  • 即時
    これらのスケジュール所要量には、作成時点での過去の開始日があります。このため、納入数量の不足となります。これらの所要量はできるだけ早く出荷する必要があります。
  • 確定
    これらのスケジュール所要量は、出荷可能な実際オーダとして処理されます。
  • 計画済
    これらのスケジュール所要量は、計画目的のみで送付されます。
注意
  • 販売スケジュールライン (tdsls3107m000) セッションの所要量タイプフィールドの値により、販売スケジュールラインを承認したときに実行されるアクションが決まります。販売スケジュールの承認の詳細については、販売スケジュールの承認を参照してください。
  • 所要量タイプ確定でも、販売スケジュールラインの開始日システム日付より前の場合、所要量タイプ即時に決定されます。
スケジュールタイプと所要量タイプ

販売契約パラメータ (tdsls0100s300) セッションのスケジュールに契約を使用チェックボックスにより、販売スケジュールのタイプと入庫可能な所要量を決定するためのデータを、どのセッションから取得するのかが決定されます。

  • スケジュールに契約を使用はオフになっています。
    データは品目 - 販売取引先 (tdisa0510m000) セッションから取得されます。
  • スケジュールに契約を使用はオンになっています。
    データは販売契約ラインロジスティックデータ (tdsls3102m000) セッションから取得されます。
品目 - 販売取引先 (tdisa0510m000)

所要量タイプは、次のように決定されます。

スケジュールタイプ EDI メッセージ 所要量タイプ
出荷スケジュール 出荷スケジュールのみ 確定または即時
資材発行 出荷スケジュールまたは連続出荷スケジュール 計画済
資材発行 資材発行 処理タイムフェンス

 

販売契約ラインロジスティックデータ (tdsls3102m000)

所要量タイプは、次のように決定されます。

スケジュールメッセージタイプ スケジュールタイプ 所要量タイプ
資材発行の使用 確定所要量の資材発行を使用 出荷スケジュールの使用 連続出荷スケジュールの使用 ピックアップシートの使用
ありなしありありあり 出荷スケジュールまたは連続出荷スケジュール 確定または即時
ありなしありありあり 資材発行 計画済
ありあり適用なし適用なし適用なし 資材発行 処理タイムフェンスに依存
なしなしあり適用なし適用なし 出荷スケジュール 確定または即時
なし適用なしなしありなし 連続出荷スケジュール 確定または即時
なしなし適用なし適用なしあり 出荷スケジュール 確定または即時

 

処理タイムフェンス

資材発行のみを使用する場合は、所要量タイプ処理タイムフェンスフィールドの値によって決まります。

  • 全ライン
    所要量タイプは、確定です。
  • FAB 期間のライン
    販売スケジュールラインの開始日が FAB 期間の終了日より前の場合、所要量タイプ確定になります。
  • 販売スケジュールラインの開始日が FAB 期間の終了日より後の場合、所要量タイプ計画済になります。
  • 確定期間のライン
    所要量タイプ顧客の所要量タイプと一致しています。
凡例
  • 処理タイムフェンスは、品目 - 販売取引先 (tdisa0510m000) セッションと販売契約ラインロジスティックデータ (tdsls3102m000) セッションで指定されます。
  • EDI メッセージは、品目 - 販売取引先 (tdisa0510m000) セッションで指定されます。
  • スケジュールメッセージタイプは、販売契約ラインロジスティックデータ (tdsls3102m000) セッションで指定されます。
  • スケジュールタイプは、販売スケジュール (tdsls3111m000) セッションで指定されます。
  • 顧客の所要量タイプは、販売スケジュールライン (tdsls3107m000) セッションで指定されます。
  • FAB 期間は、販売スケジュール (tdsls3111m000) セッションで指定された販売スケジュールの生成日に、品目 - 販売取引先 (tdisa0510m000) セッションまたは販売契約ラインロジスティックデータ (tdsls3102m000) セッションの FAB 期間フィールドで指定された日数を加えた期間です。

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