販売スケジュールを使用した契約納入

販売契約に基づいてタイムフェーズ納入のリストを設定する場合、販売オーダに変換される販売スケジュールおよび販売スケジュールラインを指定できます。これは、販売オーダの生成が遅れないようにするために簡略化された、販売スケジュールのソリューションです。

契約ライン販売スケジュールライン数量販売オーダ数量
100 個01/12/200520 個SO1 01/12/200520 個
08/12/200525 個SO2 08/02/200525 個
15/12/200540 個SO3 15/12/200540 個
22/12/200515 個SO4 22/12/200515 個

 

販売スケジュールを使用して契約納入を指定するには

ステップ 1. 販売契約と販売契約ラインの作成

販売契約 (tdsls3500m000) セッションで販売契約を作成し、販売契約ライン (tdsls3501m000) セッションで販売契約ラインを作成します。販売契約ラインを有効化する必要があります。

ステップ 2. 販売スケジュールと販売スケジュールラインの作成

タイムフェーズ納入のリストを設定するには、販売契約ライン (tdsls3501m000) セッションで販売スケジュールの生成をクリックします。この結果、販売スケジュール (tdsls3111m000) セッションが開始されるため、新しい販売スケジュールを作成できます。販売スケジュール (tdsls3111m000) セッションが開始されると、販売契約データが販売スケジュールにコピーされます。

各フィールドの値は次のとおりです。

  • 発生元は、契約です。
  • 品目 - 販売取引先 (tdisa0510m000) セッションでEDI メッセージフィールドが出荷スケジュールのみになっている場合、スケジュールタイプ出荷スケジュールが設定されます。それ以外の場合は、スケジュールタイプ資材発行になります。
  • 生成日はシステム日付です。
  • 品目 - 販売取引先 (tdisa0510m000) セッションの自己請求チェックボックスにより、自己請求チェックボックスがオンになるか、オフになるかが決まります。

販売契約にタイムフェーズ納入を指定するには、販売スケジュール (tdsls3111m000) セッションでラインをクリックします。

これにより、販売スケジュールライン (tdsls3107m000) セッションが開始されるため、次の項目を指定できます。

  • 出荷を実行しなければならない日付
  • 出荷する数量

備考

契約納入の指定に使用する販売スケジュールには、次の設定はできません。

  • 参照の指定
  • 改訂の割当
  • 累計と権限の割当
  • EDI からの作成
ステップ 3. 販売スケジュールの承認

販売スケジュールライン (tdsls3107m000) セッションの所要量タイプフィールドの値によって、販売スケジュールを承認したときに実行されるアクションが決まります。

所要量タイプ確定である場合、次の処理が行われます。

  • 計画在庫処理 (whinp1500m000) セッションで計画在庫処理が生成される
  • 有効在庫が品目マスタ計画 (cprmp2101m000) セッションで更新される
  • 販売スケジュールと販売スケジュールラインの履歴が作成される (販売オーダ/スケジュール履歴 (tdsls5505m000) セッションで表示できる)
  • 品質が検査基準で更新される

所要量タイプ計画済である場合、次の処理が行われます。

  • 有効在庫が品目マスタ計画 (cprmp2101m000) セッションで更新される
  • 未確認顧客オーダ数量が品目マスタ計画 (cprmp2101m000) セッションで更新される
ステップ 4. 販売オーダへの販売スケジュールの発行

販売スケジュールラインが承認されると、販売スケジュールの請求への発行 (tdsls3207m000) セッションで販売スケジュールラインを販売オーダに発行できます。販売オーダは販売オーダ (tdsls4100m000) セッションで表示できます。

販売オーダが販売スケジュールラインに基づいて生成されると、次のフィールドが販売スケジュールライン (tdsls3107m000) セッションで更新されます。

  • オーダ
  • 位置 
  • 連番

販売オーダが処理されると、販売スケジュールラインも処理されます。次に、販売オーダを削除できます。