販売スケジュール累計

累計 (CUM) は、会計年度初日から今日までの出荷済、入庫済、および請求済数量についての合計です。累計を使用して、販売スケジュールが需要に比べてスケジュールが進んでいるか遅れているかを追跡できます。

販売スケジュール累計には、次のタイプがあります。

  • 出荷累計
    特定の販売スケジュールに関して出荷した合計累計数量。出荷済累計は出荷済累計 (tdsls3532m000) セッションと販売スケジュール (tdsls3111m000) セッションで表示できます。
  • 入庫累計
    出荷先取引先が特定の販売スケジュールに関してすでに受領した合計累計数量。入庫済累計は出荷済累計 (tdsls3532m000) セッション、販売スケジュール (tdsls3111m000) セッション、および FAB/RAW 権限 (tdsls3134m000) セッションで表示できます。
  • 請求累計
    特定の販売スケジュールに関して請求した合計累計数量。請求済累計は請求済累計 (tdsls3533m000) セッションと販売スケジュール (tdsls3111m000) セッションで表示できます。
注意

販売スケジュールが条件合意にリンクされた販売契約に基づく場合、スケジュール条件 (tctrm1131m000) セッションで次の操作をします。

スケジュール累計の同期
  • 累計モデル基準
    顧客および発注先の両方が LN を使用してスケジュール所要量を通信する場合、出荷累計はマニュアルで更新します。累計データは、オーダ基準または入庫基準の累計モデルに基づいて同期されます。詳細は、次の情報を参照してください: 累計モデルにもとづいて累計を同期するには
  • 外部構成要素データ基準
    外部構成要素がスケジュール所要量を LN に送信する場合、出荷累計は外部構成要素によって更新できます。この場合、外部構成要素から受領された累計データを使用して累計が同期されます。詳細は、次の情報を参照してください: 累計基準の外部構成要素データを同期するには
販売スケジュール累計の使用

販売スケジュール手順では、累計は次の目的で使用されます。

  • 合計累計数量を追跡するため
  • 販売スケジュールの納入の過不足をチェックおよび調整するため詳細は、次の情報を参照してください: 販売スケジュールの調整
  • 取引先の入庫済累計が出荷済累計と一致するかどうかをモニタするには一致しない場合、不一致が生成され、この不一致は解決する必要があります。詳細は、次の情報を参照してください: 販売スケジュールの調整
注意
  • 参照販売スケジュール、資材発行、ピックアップシート、および納入契約の超過納入または不足納入はチェックまたは調整されません。
  • 外部構成要素データに基づいて販売スケジュール累計を同期すると、引き続き調整機能を実行できます。ただし、スケジュール調整は外部構成要素によっても処理される可能性があるので、これは論理的ではありません。
  • 外部構成要素データに基づいて累計を同期する場合、販売スケジュール調整機能は適用されません。