輸送レートマトリックスの設定

輸送レートマトリックスは、価格設定で、輸送レートを定義および取得する際に柔軟な基準として使用できる構造です。

基本的に、輸送レートマトリックスは次の要素で構成されています。

たとえば、販売オーダのプロパティが輸送レートマトリックスのプロパティと一致する場合、輸送レートマトリックスにリンクされている輸送レート帳簿から取得された輸送レートが販売オーダに適用されます。

輸送レートマトリックスを設定するには、次のステップを実行します。

ステップ 2.  マトリックス定義 (tdpcg0610m000)

マトリックス定義 (tdpcg0610m000) セッションでは以下を行います。

  1. 次のマトリックスタイプのマトリックス定義を定義します。

    • クライアント輸送レート
      クライアント輸送レートのマトリックス属性を定義するにはこのマトリックスタイプを使用します。
    • 運送業者輸送レート
      クライアント輸送レートのマトリックス属性を定義するにはこのマトリックスタイプを使用します。
  2. 輸送尾レート帳の設定対象の、マトリックス属性となる要素を定義します。
  3. マトリックス定義のマトリックス優先順位を定義します。これは、輸送レートを検索するための検索優先順位として使用されます。
ステップ 3.  輸送レート帳 (tdpcg0616m000)

輸送レート帳 (tdpcg0616m000) セッションで輸送レート帳を定義します。輸送レート帳では、距離またはゾーン、およびそれらに関する輸送レートを定義します。境界タイプも指定できます。

詳細は、次の情報を参照してください: 輸送レート帳の定義

ステップ 4. 輸送レートマトリックス

次のセッションでは、輸送レート帳をマトリックス定義にリンクし、マトリックス属性の値を入力する必要があります。この結果、輸送レート帳簿がマトリックス属性にリンクされます。

マトリックスタイプがクライアント輸送レートの場合、マトリックス定義 MD1 を指定します。品目および出荷元取引先の属性をマトリックス定義に追加します。

次の特徴を持つ品目に、輸送レート帳簿 FRB1 を指定します。

  • 評価方法: 距離
  • 最大境界タイプ
  • 重量 < 100:

    • 重量別金額 15 ドル
  • 距離 < 500:

    • 距離別金額 25 ドル
  • 有効期間が 9 月 1 日から 12 月 1 日

クライアント輸送レートのマトリックスタイプに輸送レートマトリックスを定義し、マトリックス定義 MD1 と輸送レート帳簿 FRB1 を選択します。マトリックス属性の値を次のように入力します。

  • 品目: ラップトップコンピュータ A1
  • 出荷元取引先: Tradex