計画条件 (tctrm1135m000)

セッションの目的: 条件ラインの計画条件を表示、入力、およびメンテナンスします。

条件ライン (tctrm1620m000) セッションの計画タブのラインをダブルクリックすることで、このセッションを開始できます。

注意

以下に該当する場合にのみ、計画の特徴を定義できます。

  • 導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000) セッションで VMI パラメータが少なくとも 1 つ選択されている
  • 条件タイプ購買または販売に設定されている

 

条件 ID
商品の販売、購買、転送に関する取引先の間の合意であり、オーダ、スケジュール、計画、ロジスティック、請求、需要ペギングについて詳細な条件を定義し、正しい条件を取得するための検索メカニズムを定義できます。

合意には次が含まれます。

  • 合意タイプと取引先が記載されたヘッダ
  • 検索優先順位、選択した検索属性 (フィールド) とリンクしている条件グループから構成される検索レベル
  • 検索レベルの検索属性値が示される 1 つまたは複数のライン
  • ラインのオーダ、スケジュール、計画、ロジスティック、請求、需要ペギングについて詳細な条件が示される条件グループ
検索レベル
条件ラインを検索および選択するための優先順位。検索レベルには、選択した検索属性 (フィールド) とリンクしている検索グループが含まれます。
位置
条件合意または条件テンプレート条件ラインの位置を識別するために使用される数
発効日
そのレコードまたは設定が有効となる最初の日。通常、発効日には発効時刻も指定されます。
有効期限
そのレコードまたは設定が有効な最後の日。通常、有効期限には失効時間も指定されます。
供給計画の責任者
このチェックボックスがオンの場合、顧客 (外注先) の倉庫への構成要素の供給開始を発注先 (製造元) が担当します。

このチェックボックスがオフの場合、発注先 (製造元) の倉庫からの構成要素の供給開始を顧客 (外注先) が担当します。

品目倉庫について、供給計画の責任者チェックボックスがオンの場合に可能な条件合意は 1 つだけです。このため、特定の計画品目を同一倉庫に供給できる発注先は 1 つだけに限られます。

注意

条件タイプ販売に設定され、発注先 (製造元) の場合に限り、このチェックボックスをオンにできます。

関連トピック

発注先別供給計画
このチェックボックスがオンの場合、顧客 (外注先) の倉庫への構成要素の供給開始を発注先 (製造元) が担当します。

このチェックボックスがオフの場合、発注先 (製造元) の倉庫からの構成要素の供給開始を顧客 (外注先) が担当します。

品目倉庫について、発注先別供給計画チェックボックスがオンの場合に可能な条件合意は 1 つだけです。このため、特定の計画品目を同一倉庫に供給できる発注先は 1 つだけに限られます。

注意

条件タイプ購買に設定され、顧客 (外注先) の場合に限り、このチェックボックスをオンにできます。

関連トピック

納入時
注意

供給計画の責任者チェックボックスまたは発注先別供給計画チェックボックスがオンの場合に限り、このフィールドを変更できます。

顧客からの予測受取
このチェックボックスがオンの場合、発注先は顧客から需要予測を受け取ります。この予測は、計画重要と実際需要の総計です。
注意

供給計画の責任者チェックボックスがオンで、発注先の場合に限り、このチェックボックスをオンにできます。

関連トピック

予測を発注先に送信
このチェックボックスがオンの場合、顧客は発注先に需要予測を送信します。この予測は、計画重要と実際需要の総計です。
注意

発注先別供給計画チェックボックスがオンで、顧客の場合に限り、このチェックボックスをオンにできます。

メッセージから参照を取得
需要ぺギング条件 (tctrm1165m000) セッションで需要ぺギングタイプフィールドが顧客参照基準または内部参照基準に設定されている場合、このフィールドを使用して、参照の取得方法を定義します。

このチェックボックスがオンの場合、顧客から受け取った予測から参照が取得されます。さらに、確認済供給と一緒に参照が送信されます。

このチェックボックスがオンの場合、ユーザがマニュアルで参照を入力します。

注意

顧客からの予測受取チェックボックスがオンの場合に限り、このチェックボックスをオンにできます。

発注先への参照の送付
需要ぺギング条件 (tctrm1165m000) セッションで需要ぺギングタイプフィールドが内部参照基準に設定され、このチェックボックスがオンの場合、需要予測からの参照がメッセージと一緒に発注先に送付されます。さらに、発注先が顧客への供給を確認する場合にもこの参照が使用されます。
注意

予測を発注先に送信チェックボックスがオンの場合に限り、このチェックボックスをオンにできます。

総計レベル
このフィールドを使用して、予測メッセージが通知される前に総計される期間を定義します。
注意

このフィールドが詳細に設定されている場合、総計処理は行われません。各予測取引が通知されます。

次の場合に限り、総計レベルを設定できます。

  • 予測を発注先に送信チェックボックスがオンである
  • 条件タイプ購買である
  • 購買条件が導入されている
  • 導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0500m000) セッションでVMI (顧客側)チェックボックスがオンである

上記のどの条件にも当てはまらない場合、このフィールドの値は適用なしになります。

予測範囲
将来に向けて発注先に予測が送信されるカレンダー日数を定義します。たとえば、顧客は 300 日間の計画を立てることができ、そのうち予測を 100 日間に制限することができます。
注意

予測を発注先に送信チェックボックスがオンの場合に限り、このフィールドを変更できます。

予測範囲が終了する日付
凍結ゾーン +
予測計算日から起算して、顧客が需要予測を増やすことができなくなる、日数
注意

顧客からの予測受取チェックボックスまたは予測を発注先に送信チェックボックスがオンの場合に限り、このフィールドを変更できます。

関連トピック

凍結ゾーン + が終了する日付
凍結ゾーン -
予算計算日から起算して、顧客が需要予測を減らすことができなくなる日数
注意

顧客からの予測受取チェックボックスまたは予測を発注先に送信チェックボックスがオンの場合に限り、このフィールドを変更できます。

関連トピック

凍結ゾーン - が終了する日付
最小/最大在庫レベルの使用
顧客の倉庫への構成要素の供給を発注先が担当する場合に、供給処理で倉庫在庫レベルが考慮されるかどうかがこのフィールドによって示されます。

このフィールドには、次の値を指定できます。

  • 最小レベル
    顧客の倉庫で最小在庫レベルが使用可能であることを発注先が保証します。在庫が最小レベルを下回った場合、供給が送付されます。
  • 最大レベル
    発注先は、最大在庫レベルを上回る供給をしません。これは、過度の在庫スペースや不要な在庫スペースを使用するのを回避するためです。
  • 最小および最大レベル
    発注先の構成要素供給が、最小在庫レベルと最大在庫レベルの両方に制限されます。
  • No
    在庫レベルの制限は適用されません。
注意

供給計画の責任者チェックボックスまたは発注先別供給計画チェックボックスがオンの場合に限り、このフィールドを変更できます。

タイムフェーズ在庫レベル
このチェックボックスがオンの場合、 時系列在庫レベルが、計画在庫レベル (tctrm1136m000) セッションに存在します。
最小/最大仕様
このフィールドを使用して、最小/最大在庫レベルを表す単位を定義します。
  • 数量別
    最小/最大在庫レベルは固定数量または時系列数量として表されます。

    このため、以下を定義できます。

    • 最小在庫レベルフィールドの固定最小在庫レベル
    • 最大在庫レベルフィールドの固定最大在庫レベル
    • 計画在庫レベル (tctrm1136m000) セッションの時系列在庫レベル
  • 日数
    最小/最大数量が期間別に計算され、予測に応じて変動します。予測が通知されるたび、または条件が変わるたびに、数量が計算されます。

    次のように、レベルが計算されます。

    • 最小在庫レベル
      1 日当たりの予測 × 最小/最大日数 × 最小係数
    • 最大在庫レベル
      1 日当たりの予測 × 最小/最大日数 × 最大係数
    詳細については、日数にもとづく供給計画を参照してください。
注意
  • 予測では、数量によって指定された最小在庫レベルを使用して在庫バッファとすることができます。このため、最小在庫レベルが定義されている場合、LN では、顧客の倉庫に設定されている在庫バッファが無視されます。
  • 顧客からの予測受取チェックボックスまたは予測を発注先に送信チェックボックスがオンの場合に限り、日数を選択できます。
最小/最大日数
最小/最大在庫レベルが期間別に計算され、予測に応じて変動する場合、このフィールドは品目の供給時間を示します。これは需要予測、最小係数フィールド、および最大係数フィールドと一緒に使用して、最小/最大在庫レベル数量が計算されます。

日数は稼働日単位ではなく、カレンダー日単位で表します。

注意

最小/最大仕様フィールドが日数に設定されている場合に限り、このフィールドを変更できます。

最小係数
最小係数は最小/最大日数および需要予測とともに、顧客の倉庫になければならない最小在庫レベルを決定します。
注意

最小/最大仕様フィールドが日数に設定されている場合に限り、このフィールドを変更できます。

最大係数
最大係数は最小/最大日数および需要予測とともに、顧客の倉庫に保管しておくことができる最大在庫レベルを決定します。
注意

最小/最大仕様フィールドが日数に設定されている場合に限り、このフィールドを変更できます。

棚卸単位
品目在庫単位が異なる可能性がある品目のグループについて条件合意が設定されている場合、このフィールドを使用して、共通の棚卸単位を定義します。
注意

最小/最大仕様フィールドが数量別に設定されている場合に限り、このフィールドを変更できます。

最小在庫レベル
倉庫で利用可能でなければならない最小在庫数量
注意

最小/最大仕様フィールドが数量別に設定されている場合に限り、固定在庫レベルを定義できます。

最大在庫レベル
倉庫で利用可能な最大在庫数量
注意

最小/最大仕様フィールドが数量別に設定されている場合に限り、固定在庫レベルを定義できます。

確認済予測の使用
このチェックボックスがオンの場合、顧客は確認済の予測部分を指定します。
注意
  • 顧客からの予測受取チェックボックスまたは予測を発注先に送信チェックボックスがオンの場合に限り、このチェックボックスをオンにできます。
  • 最小/最大仕様フィールドが日数に設定されている場合は、このチェックボックスをオンにできません。
確認済予測の指定方法
確認済予測の使用チェックボックスがオンの場合、このフィールドを使用して、顧客が予測の確認済部分を指定する方法を定義します。

このフィールドには、次の値を指定できます。

  • メッセージ
    確認済予測はインジケータまたは数量としてメッセージに指定されます。
  • 条件
    条件合意で、全期間または先頭期間だけのどちらの期間に確認済予測が含まれるかを指定します。
確認済予測基準
このフィールドを使用して、メッセージで送信される予測の確認済部分を顧客が決定する上で基準となる (内部) 方法を定義します。

このフィールドには、次の値を指定できます。

  • すべての予測
    すべての需要予測が、確認済予測とみなされます。
  • 確認済完成品需要
    部品表の各種レベルで、未確認予測と実際/確認済予測が区別されます。MRP 展開時、未確認数量と確認済数量の違いが考慮されます。このため、構成要素レベルでは、確認済予測および未確認予測は判明しています。
  • 先頭期間
    先頭番号の期間の予測数量だけが、確認済予測とみなされます。
  • なし
    需要予測はどれも確認済予測とみなされません。

例 - 確認済完成品需要

顧客は品目 A を販売しています。品目 A に構成要素 B がリンクされています。品目 A 1 つについて、B は 2 つ必要です。顧客は B の予測需要を発注先に送付します。

品目 A には販売オーダからの需要と追加の予測需要があります。

  • 販売: 100 pcs
  • 予測: 200 pcs (非消費予測)
  • 計画製造: 300 pcs (販売および予測)

    計画製造オーダで構成要素 B が必要になります。

    • 計画予測: 300 × 部品表数量 2 = 600 pcs

確認済予測基準フィールドが確認済完成品需要に設定されている場合、合計予測 600 のうち、A の確認済予測 (販売オーダ) に必要とされる B の予測が確認済になります。A の未確認予測 (非消費予測) に必要とされる B の需要は未確認です。

このため、B の需要は次のように分割されます。

  • 確認済予測: 200 pcs
  • 未確認予測: 400 pcs
注意
  • メッセージの確認済予測フィールドが 2 数量: 合計 + 確認済または 2 数量: 確認済 + 未確認に設定されている場合に限り、確認済完成品需要を選択できます。
  • 期間数フィールドに先頭期間を指定できます。
確認済予測の分析
確認済予測の指定方法フィールドが条件に設定されている場合、このフィールドを使用して、顧客が需要予測の確認済部分を決定する方法を定義します。
  • すべての予測
    すべての予測が確認済予測とみなされます。
  • 先頭期間
    先頭番号の期間の予測数量だけが、確認済予測とみなされます。期間数フィールドに先頭期間を指定できます。
期間数
予測数量が確認済予測とみなされる期間数
注意

確認済予測基準フィールドまたは確認済予測の分析フィールドが先頭期間に設定されている場合に限り、このフィールドを変更できます。

予測期間の長さ
需要予測が行われる期間の長さ
注意

次の場合に限り、期間の長さを定義できます。

  • 確認済予測の分析フィールドが先頭期間に設定されている
  • 条件タイプ販売である
  • 販売条件が導入されている
  • 導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0500m000) セッションでVMI (発注先側)チェックボックスがオンである

上記のどの条件にも当てはまらない場合、このフィールドの値は適用なしになります。

供給の確認
このチェックボックスがオンの場合、発注先は予測の確認を顧客に送付します。確認には、発注先自身が確約した納入数量および納期が記載されます。この確認にもとづき、顧客は確認済供給が需要を満たす上で十分かどうかをチェックします。
注意
  • 顧客からの予測受取チェックボックスがオンで、発注先の場合に限り、このチェックボックスをオンにできます。
  • 最小/最大仕様フィールドが日数に設定されている場合は、このチェックボックスをオンにできません。

関連トピック

確認済供給の使用
このチェックボックスがオンの場合、発注先は予測の確認を顧客に送付します。確認には、発注先自身が確約した納入数量および納期が記載されます。この確認にもとづき、顧客は確認済供給が需要を満たす上で十分かどうかをチェックします。
注意
  • 予測を発注先に送信チェックボックスがオンで、顧客の場合に限り、このチェックボックスをオンにできます。
  • 最小/最大仕様フィールドが日数に設定されている場合は、このチェックボックスをオンにできません。

関連トピック

確認済供給基準
このフィールドを使用して、発注先の確認済供給の基準となる需要のタイプを定義します。

確認済供給は以下を基準とします。

  • 合計予測
  • 確認済予測
    確定である予測の部分

    これには以下が可能です。

    • 顧客オーダに必要とされる予測部分
    • 特定の時間枠内の予測
注意

供給の確認チェックボックスがオンで、発注先の場合に限り、このフィールドを変更できます。

供給範囲の確認
発注先が確認済数量を減らせる期間 (日数)
注意

供給の確認チェックボックスまたは確認済供給の使用チェックボックスがオンの場合に限り、このフィールドを変更できます。

関連トピック

供給範囲の確認が終了する日付
補充基準
このフィールドを使用して、発注先が顧客の倉庫に構成要素を供給しなければならない方法を定義します。リアクティブな補充 (在庫レベルまたはマニュアルオーダ) か計画 (需要予測) にもとづく補充を選択できます。
注意
  • 供給計画の責任者チェックボックスまたは発注先別供給計画チェックボックスがオンの場合に限り、このフィールドを変更できます。
  • 供給の確認チェックボックスまたは確認済供給の使用チェックボックスがオンの場合、このフィールドでは、マニュアル在庫レベル、または確認済供給だけを選択できます。
  • 最小/最大在庫レベルの使用フィールドが最小レベルまたは最大レベル 最小および最大レベルに設定されている場合に限り、在庫レベルを選択できます。
  • 最小/最大仕様フィールドが日数に設定されている場合、このフィールドは在庫レベルに設定され、無効になります。

関連トピック

計画基準
このフィールドを使用して、発注先が発注先のサイトで在庫を構築するために計画オーダを生成する上で基準となる (内部) 方法を定義します。
注意
  • 供給計画の責任者チェックボックスがオンの場合に限り、このフィールドを変更できます。
  • 選択するオプションには、少なくとも補充基準フィールドのオプションが含まれています。たとえば、補充基準確認済予測に設定されている場合、計画の基準は確認済予測または合計予測となります。
  • 供給の確認チェックボックスがオンの場合に限り、このフィールドで確認済供給を選択できます。
  • 補充基準フィールドがマニュアルに設定されている場合、このフィールドで在庫レベルを選択できません。
  • 最小/最大仕様フィールドが日数に設定されている場合、このフィールドは在庫レベルに設定され、無効になります。

関連トピック

 

在庫レベル
計画在庫レベル (tctrm1136m000) セッションを開始します。このセッションで、最小/最大在庫レベルが時系列数量で示される場合に、時系列在庫レベルを定義できます。

最小/最大仕様フィールドが数量別に設定されている場合に限り。このオプションを使用できます。