条件テンプレート

条件テンプレートを使用して、次を実行します。

  • 取引先に新しい条件合意を生成する
  • 既存の条件合意を更新する
  • 条件合意を検証する
テンプレートに基づく条件合意の生成

テンプレートは、どの取引先にも適用されない一般的な条件合意です。通常、テンプレートデータは業務プロセスを表します。取引先に対する条件の設定には、データのコピー元となるテンプレートを使用できます。このため、条件テンプレートにデフォルトのデータを保存しておくことで、条件合意におけるデータ入力が簡単になります。

テンプレートから合意を生成するには、次の手順を実行する必要があります。

ステップ 1. マスタデータの設定

条件マスタデータを設定します。詳細は、次の情報を参照してください: 条件の設定

ステップ 2. テンプレートヘッダの指定

条件 - テンプレート (tctrm1600m100) セッションで、テンプレートを指定して条件タイプを選択します。

ステップ 3. 異なるレベルでのテンプレートデータの指定

さまざまなレベルでテンプレートに多くのデータを追加できます。テンプレートデータの詳細レベルはユーザが定義できます。

たとえば、テンプレートに次を取り込むことができます。

  • 検索レベル
  • 検索レベル、ライン、および条件の詳細
  • 検索属性が空の 1 つの検索レベル、ライン、条件の詳細
  • 属性が設定された検索レベル、属性が空のライン、詳細な条件

次のセッションでさまざまなレベルを指定できます。

  • 条件 (tctrm1600m000)
  • 検索条件検索レベル (tctrm1610m000)
  • 条件ライン (tctrm1620m000)

詳細は、次の情報を参照してください: 条件の設定

ステップ 4. テンプレートからの条件合意の生成

テンプレートから条件を生成 (tctrm2200m000) セッションで、新しく生成する契約が基づくテンプレートを指定します。

  • このセッションを購買契約 (tdpur3600m000) セッションまたは販売契約 (tdsls3600m000) セッションから開始した場合、新たに生成された合意は自動的に (フリー) 契約にリンクします。
  • このセッションを企業単位 - 企業単位関係 (tcemm0134m000) セッションから開始した場合、新たに生成された内部合意は自動的に企業単位関係にリンクします。

属性が空のラインと詳細な条件がテンプレートに含まれる場合、新たに生成された合意にはヘッダと検索レベルだけが取り込まれます。このため、条件ライン (tctrm1620m000) セッションまたは契約条件ライン (tctrm1120m000) セッションで、次を行う必要があります。

  • 条件ラインをマニュアルで入力します。
  • 適切なメニューでデフォルト条件の生成をクリックして、テンプレートから詳細な条件をコピーします。
テンプレートに基づく条件合意の更新

ビジネスプロセスの変更に伴い、テンプレートにも変更を加えることができます。テンプレートに加えた変更は、テンプレートから生成した条件合意にコピーできます。

テンプレートの変更に伴い条件合意を更新するには、次の手順を実行します。

ステップ 1.  テンプレートから派生した契約条件 (tctrm2100m000)

LN では、テンプレートから条件合意を生成する場合、テンプレートから派生した契約条件 (tctrm2100m000) セッションが更新され、このセッションを使用して、一括更新処理にどの条件合意を取り込むか表示されます。一括更新処理では、テンプレートに加えた変更がリンクしている条件合意にコピーされます。

ステップ 2.  テンプレート変更 (tctrm2105m000)

少なくとも 1 つの条件合意がテンプレートから生成されると、テンプレートに加えた変更がテンプレート変更 (tctrm2105m000) セッションに登録されます。

次のタイプの変更が登録されます。

  • 追加
    新規レコードをテンプレートに追加する
  • 削除
    テンプレートからレコードを削除する
  • 変更
    テンプレートのフィールドに変更を加える

テンプレートの変更を一括更新処理に取り込むには、一括更新で使用チェックボックスをオンにします。

ステップ 3.  条件の一括更新 (tctrm2205m000)

このセッションを使用して、テンプレートに加えた変更に基づき、テンプレートから派生した条件合意を一括更新します。

このセッションでは、更新する合意タイプを選択する必要があります。また、次のチェックボックスをオンにすることもできます。

  • シミュレート
    処理は実行されますが、テンプレートの変更に基づく合意の更新はまだ行われません。たとえば、このチェックボックスを使用して、合意を更新する前に、エラーレポートを生成し、エラーをチェックすることができます。
  • マニュアル変更の上書き
    条件合意の該当するデータが、テンプレートの変更データに上書きされます。このため、条件合意のデータをマニュアルで変更してある場合、これらの変更は上書きされてしまいます。このチェックボックスをオンにしなければ、テンプレートの古い値が条件合意の現在の値と同じ場合に限り、条件合意データをテンプレートの変更データに上書きします。
  • テンプレート変更の削除
    テンプレートの変更に合わせて条件合意が更新された後、テンプレートの変更がテンプレート変更 (tctrm2105m000) セッションから削除されます。また、テンプレート変更の一括削除 (tctrm2205m100) セッションでテンプレートの変更を削除することもできます。
テンプレートとの照合による条件合意の有効性の確認

テンプレートと照合して条件合意の有効性を確認するには、まず条件 - 検索 (tctrm2150m000) セッションから検索シミュレーション処理を実行する必要があります。詳細は、次の情報を参照してください: 条件の取得

有効性確認処理を有効にするには、次の手順を実行します。

  1. 条件 - 検索 (tctrm2150m000) セッションの有効性確認テンプレートフィールドで、テンプレートを指定します。
  2. 条件 - 検索結果 (tctrm2151m000) セッションの適切なメニューで、有効性確認テンプレートとの照合の出力をクリックします。入力した有効性確認テンプレートに対して、取得された条件合意の有効性が確認されます。
  3. 条件 - 検索 (tctrm2150m000) セッションで定義されている検索属性について、該当する条件が取得されます。
  4. 同じ検索属性について、該当する条件が有効性確認テンプレートから取得されます。
  5. 有効性確認テンプレートと値が異なる条件については、レポートにアスタリスクマークが付けられます。