課税設定の例外モデルを作成するには

派生した税金コードが正しくない状況に対して、税金コードの例外を定義できます。税金コードの例外とは、標準税金コードの計算結果から生じる値以外の税金コードや課税国および取引先課税国を定義する取引詳細のセットです。

たとえば、特定の税金分類または特定の出荷元国と受渡条件が設定された購買取引に特定の税金コードを使用したい場合は、税金コードの例外を定義できます。

税金コードの例外を定義するには、次の手順を実行します。

  1. 会社セット (tctax0170m000) セッションで、1 つまたは複数の財務会社セットを定義します。
  2. 会社セット別会社 (tctax0171m000) セッションで、財務会社を会社セットに追加します。各財務会社が 1 つの財務会社セットに属するようにしてください。

    1 つの財務会社の課税設定の例外を定義するには、1 つの会社のみが含まれる会社セットを作成します。

  3. 財務会社セットには、次のいずれかの方法で課税設定の例外を定義します。

    • 個々の国については、国別課税例外 (tctax1100m000) セッションを使用します。
    • 同じ例外を適用する複数の国に対しては、次の順に各セッションを使用します。

      • 国セット (tctax0120m000)
        課税国グループを定義します。
      • 国セット別国 (tctax0121m000)
        国を課税国グループに追加します。
      • 国セット別課税例外 (tctax1101m000)
        課税設定の例外を国グループに対して定義します。
  4. 税金パラメータ (tctax0100m000) セッションで、検索順序 1 フィールドに国別例外が選択されていることを確認します。
  5. 課税モデルのテスト (tctax8100m000) セッションを使用して、生成される税金コードと課税国をさまざまな条件でテストし、必要な調整を行います。