販売管理で簡略コンフィギュレータを有効化構成として使用するには

有効化構成を使用するには、最初に有効化構成を設定するにはに記載されている説明に従ってマスタデータを定義する必要があります。 この定義の後に、次の 2 つの方法で有効化構成を使用できます。

  • 1 つ目の方法は有効化コードを構成するにはで説明されています。この方法では、特定の (有効化構成) 品目を変更または修正したものが含まれる事前定義された有効化コードを作成します。 有効化コードを作成するには、適切な (有効化構成) 品目の販売見積ラインまたは販売オーダラインにそのコードを入力します。
  • 2 つ目の方法として、簡略製品コンフィギュレータとして有効化構成を導入します。これについては以下の項で説明します。 有効化構成品目が販売見積ラインまたは販売オーダラインに含まれている場合は、新しい有効化コードが自動的に生成されます。生成後は、任意の要件に応じて構成作業を開始できます。
手順

有効化構成品目を入力すると、有効化構成を販売見積ライン、販売オーダライン、または販売契約ラインから直接トリガできます。 こうすると、有効化構成を簡略コンフィギュレータとして使用することが可能です。

次の手順を実行します。

  1. 有効化構成を設定するにはに記載されている説明に従って有効化構成のマスタデータを定義します。
  2. 次のラインのいずれか 1 つに有効化構成品目を入力します。
    • 販売見積ライン (tdsls1501m000) 詳細セッションの販売見積ライン
    • 販売オーダライン (tdsls4101m000) 詳細セッションの販売オーダライン
    • 販売契約ライン (tdsls3501m000) 詳細セッションの販売契約ライン
    有効化構成パラメータ (tcuef0500m000) セッションの需要入力時に有効化コードを生成チェックボックスがオンになっている場合は、新しい有効化コードが自動的に生成され、有効化コード番号フィールドに表示されます。 需要入力時に有効化コードを生成チェックボックスがオフになっている場合は、次のステップで所要量をクリックしたときに有効化コードが生成されます。
  3. 所要量をクリックして、有効化コード (tcuef0102m000) セッションを開始します。 オーダ数量は、販売見積ライン、販売オーダライン、または販売契約ラインから取得されます。 該当の有効化コードについての記述が生成されます。これには、販売オーダ番号、販売見積番号、販売契約番号、接頭辞コード (販売オーダの場合は ORD、販売見積の場合は QUO、販売契約の場合は CON)、販売オーダライン番号、販売見積ライン番号、または販売契約ライン番号が含まれます。
  4. 有効化コード (tcuef0102m000) セッションの要件タブで要件を追加します。 適切なメニューで要件のインポートをクリックした場合、要件詳細 (tcuef0108m000) セッションで定義したデフォルトの要件が該当の有効化コード用にインポートされます。
  5. 販売オーダラインに有効化コードを指定する場合、有効化構成を簡略コンフィギュレータとして使用します。 その結果、オプション資材がよく使用されます。 したがって、見積原価が標準原価と大きく異なる可能性があります。 特定の有効化コードの見積原価は、有効化コード (tcuef0102m000) セッションのヘッダに表示して再計算することができます。 各要件については、有効化コードの販売価格に追加される更新価格を定義できます。 マルチレベル原価計算の出力 (ticpr2420m000) セッションで、有効化コードにもとづいて (見積) 原価のマルチレベル計算を出力します。
販売オーダの有効化構成品目をカスタマイズするには

販売オーダ (プロジェクト PCS) 構造の生成 (tdsls4244m000) セッションを使用して販売オーダの有効化構成品目をカスタマイズしたい場合は、完全コピー方法を使用します。 これは、すべての有効化コードに適用可能なすべての作業および完全な部品表が PCS プロジェクトにコピーされるという意味です。 さらに、部品表ラインおよび作業にリンクしているすべての例外がコピーされます。

リンクしている販売オーダ上の有効化コードの変更などによって、PCS プロジェクト内の有効化コードに変更を加える場合、該当の有効化構成品目に関連するすべてのデータがすでに存在しているため、PCS プロジェクトを再生成する必要はありません。 さらに、有効化コードの変更された設計は、企業計画での次のオーダ計画に自動的に組み込まれます。

注意

有効化構成工順は、PCS プロジェクトにコピーされません。 有効化構成ではない工順と同様、有効化構成品目のデフォルトの工順、または固定オーダ数量/経済発注量にもとづいた工順のいずれかが PCS プロジェクトにコピーされます。