有効化構成の例外
有効化構成の例外とは、有効化構成品目に適用される相違の定義です。たとえば、例外によって、ある有効化コードに関して特定の部品表ラインまたは特定の工順作業のどちらが使用されるかを示すことができます。多くの場合、例外は顧客からの要望や、技術的な改良の結果として作成されます。
例外は、オブジェクトに関して定義されます。例外によって、オブジェクトが有効であるか、無効であるかが示されます。LN で例外を定義できるオブジェクトは以下のとおりです。
- 設計部品表ライン
- 製造部品表ライン
- 工順
- 工順作業
- 供給戦略のソース
- 品目 – 発注先データ
たとえば、部品表ラインの例外を定義する場合、特定の有効化コードを伴なう品目の部品表ラインが ([有効] チェックボックスの設定に応じて) 有効か無効かを定義することになります。品目 – 発注先データの例外を定義する場合は、特定の有効化構成品目の構成要素を供給するために特定の購買取引先が使用されることになります。
次の図では、1 つの例外がオブジェクトにリンクしていて、同時に有効化コードと要件にもリンクしています。
オブジェクトのチェックボックス設定
すべてのオブジェクトにおいて、例外に関する次の 2 つのチェックボックスが必ず存在します。
-
例外ありチェックボックス。このチェックボックスがオンの場合、そのオブジェクトに関して 1 つ以上の例外が定義されています
-
標準構成チェックボックス。このチェックボックスがオンの場合、そのオブジェクトはある品目の標準構成の一部です。このオブジェクトの原価は、標準原価に含まれています。標準構成チェックボックスがオフの場合、そのオブジェクトはある品目の標準構成の一部ではありません。このオブジェクトの原価は、標準原価に含まれていません。標準構成チェックボックスと例外 (tcuef0105m000) セッションの有効チェックボックスの設定の組合せによって、あるオブジェクトが特定の有効化コードに使用されるかどうかが示されます
- あるオブジェクトにリンクしている例外の標準構成チェックボックスがオンで、有効チェックボックスがオフの場合、そのオブジェクトは特定の有効化コードまたは要件から除外されます
- あるオブジェクトにリンクしている例外の標準構成チェックボックスがオフで、有効チェックボックスがオンの場合、そのオブジェクトは特定の有効化コード用または要件用として追加されます