信用評価

ある販売オーダの処理を続行するかどうかは、該当の取引先の信用をチェックすることにより決定されます。 すべての顧客について、請求先取引先 (tccom4112s000) セッションで信用評価をオンにする必要があります。 信用評価によって、該当の取引先に対する販売オーダを処理するとき、および発生する未決済請求書の金額が該当の取引先の与信限度額を超えたときに実行されるアクションが決定されます。

このアクションの例として、取引先の与信限度をチェックすることや、販売オーダを保留にすることなどが挙げられます。 信用評価および対応するアクションは、共通情報の信用評価 (tcmcs0564m000) セッションで定義します。

信用チェックを実行するかどうか、およびどのようなアクションが実行されるかは、次の設定の組合せによって異なります。

  • 請求先取引先 (tccom4112s000) セッションで、取引先に関して選択した信用評価
  • 信用評価 (tcmcs0564m000) セッションで、信用評価について選択した信用評価アクション
  • 販売オーダパラメータ (tdsls0100s400) セッションにおける次の販売パラメータの選択

    • 与信限度超過の場合に警告
    • 与信限度超過の場合にブロック
  • 販売オーダタイプ (tdsls0194s000) セッションにおける、該当の販売オーダタイプについての信用チェックチェックボックスのオン/オフ

LN では、オーダ手順のさまざまな段階で与信限度額をチェックできます。

信用評価 (tcmcs0564m000) セッションを使用して、信用チェックを実行する必要がある手順の各段階を選択できます。

  • 販売オーダ項目の信用チェック
  • 倉庫管理への出庫の信用チェック
  • 出荷確認の信用チェック

信用評価アクションが信用チェックの場合、請求先取引先の与信限度額を超過すると警告が表示されて該当のオーダがブロックされます。

信用評価アクションが常時維持 (債権) または常時保持 (支払期限超過請求書) の場合、取引先の与信限度額はチェックされず、販売オーダの入力、倉庫管理への販売オーダの発行、または出荷が常にブロックされます。 ブロックされているオーダラインでは、常時維持 (債権) または常時保持 (支払期限超過請求書) のアクションによってブロックの理由が示されます。

取引先タイプ別保留理由 (tdsls0193s000) セッションでは、取引先タイプ別販売オーダのブロック理由について理由コードを選択できます。 特定の保留理由によって販売オーダラインが保留状態になった場合に実行可能なアクションを、各保留理由について指定できます。

販売オーダがブロックされた場合、オーダ手順を続行することはできません。 ブロックされた販売オーダラインがブロック販売オーダ (ライン) (tdsls4520m000) セッションで確定発行された後に、オーダ手順を続行できるようになります。

関連トピック