エンティティ間の関係

エンティティ間の関係 (tcemm2110m000) セッションで、特定のエンティティ間の商品転送関係を定義できます。

次の表に、エンティティタイプ関係を定義できるエンティティの開始タイプと終了タイプを示します。

あるロジスティック会社の倉庫と別のロジスティック会社との関係により、関係会社間倉庫オーダを実行することができます。

購買オフィスと販売オフィス間の関係を定義する場合、これらのオフィスにリンクしている財務会社間の内部請求を生成できます。

たとえば、在庫にない商品のオーダを販売オフィスで受け取る場合、購買オフィスと販売オフィス間の関係が必要になります。販売オフィスでは、購買オフィスに対し、該当の商品を購入してこれを顧客に直接納入するように要求できます。販売オフィスでは顧客に対して請求を行い、購買オフィスは販売オフィスに対して請求を行います。購買オフィスから販売オフィスへの請求書が生成されます。

販売オーダおよび購買オーダの商品を納入するための輸送オーダが生成されます。

出庫倉庫または入庫倉庫にリンクしている出荷オフィスでは、納入の計画を担当し、運送業者の請求書に対する支払を行います。販売オフィスが取引先に対して該当オーダの請求を行うか、購買オフィスが取引先に対する支払を行います。

出荷オフィスと販売オフィス/購買オフィス間の商品転送関係を定義している場合は、出荷オフィスと販売オフィス/購買オフィス間の内部請求を生成して金額を精算できます。

倉庫移動オーダに関して輸送オーダが作成される場合、2 つの倉庫が関係します。これらの倉庫がそれぞれ別の出荷オフィスにリンクしている場合、2 つの出荷オフィスも関係します。いずれか 1 つの出荷オフィスが商品転送を計画し、出荷オフィスまたは倉庫のいずれか 1 つが運送業者の請求書に対して支払を行います。

倉庫間および出荷オフィス間の商品転送関係を定義して、出庫エンティティまたは入庫エンティティのどちらが商品転送の計画および運送業者の請求書に対する支払を負うかを指定できます。関連するエンティティ間の内部請求を生成して金額を精算することができます。

異なる出荷オフィスにリンクしている倉庫間の倉庫移動については、これらの出荷オフィス間の関係を定義する必要があります。

外国で、複数会社が関わる取引環境下での販売取引およびサービス取引について行う税登録をサポートするために、会計オフィスとロジスティックオフィスおよび部署間の関係を定義できます。