内部取引関係

内部取引関係によって、販売オーダおよび購買オーダを使用しなくとも、LN の価格設定および請求を会社内または複数会社構造内のエンティティ間の材料費、労務費、その他の費用の転送に適用することができます。

LN で次のアクションのいずれかまたは両方を実行したい場合は、エンティティ間または企業単位間の内部取引関係を定義する必要があります。

  • 単一のロジスティック会社で、内部取引の請求書を生成する
  • 価格発生元に基づき、内部取引に各種の価格設定タイプを適用するか、実際原価に付加費用率を追加する

2 つのエンティティ間の内部取引関係を定義しない場合、同じロジスティック会社のエンティティ間で行われるすべての内部取引は、実際原価に対して請求なしで実行されます。

注意

ロジスティック会社の外部における倉庫以外のエンティティ (系列会社取引先および外部取引先) 間の内部取引は、常に販売取引および購買取引を通して管理されます。

企業モデル管理 で、次の方法で内部取引関係を定義できます。

  • エンティティ間の関係 (tcemm2110m000) セッションで、同一のロジスティック会社、または場合によっては、異なるロジスティック会社に属する 2 つのエンティティ間
  • 企業単位 - 企業単位関係 (tcemm0134m000) セッションで、同じロジスティック会社に属する 2 つの企業単位間。特定のエンティティの組合せに商品転送が定義されていない場合、この商品転送が使用されます。
  • 次の取引の種類に基づく内部取引詳細のデフォルト値

    • 内部資材納入
    • 外部資材納入
    • 直送
    • デポ修理の内部外注
  • その他の適用可能な内部取引詳細が定義されていなかった場合、次のデフォルトが使用されます。これらのデフォルトを定義するには、企業モデル管理パラメータ (tcemm0100m000) セッションを使用します。また、内部取引詳細は内部取引詳細 (tcemm2151m000) セッションで定義されます。
注意

企業単位とエンティティ間で内部転送関係を指定したら、その企業単位を内部取引先にリンクする必要があります。

エンティティ間の関係を定義できるエンティティのタイプについては、エンティティ間の関係を参照してください。

内部取引関係パラメータ

内部取引関係パラメータでは、取引に関連するいくつかのデータを定義します。たとえば、内部取引関係パラメータで次の項目を定義します。