利用性タイプ1 つのカレンダーに複数の利用性タイプを割り当てることができます。利用性タイプごとに、カレンダーの作業時間およびその他詳細を変えることができます。利用性タイプは別バージョンのカレンダーと考えることができ、利用性タイプを使用することで、1 つのカレンダーに複数の作業時間セットを記録することができます。これにより、アクティビティごとに資源の利用性を分類できます。 作業時間や効率係数などのカレンダーデータはすべて、カレンダーコードと利用性タイプの組合せに指定します。
例
会社に、次の標準作業時間が定義されています。
この状況は 1 つのカレンダーでモデル化でき、このカレンダーに PRD (製造)、WHS (倉庫)、SRV (サービス) の 3 つの利用性タイプを定義します。
例
1 つのワークセンタが製造活動とサービスメンテナンス活動に計画されています。 この状況は 1 つのカレンダーでモデル化でき、このカレンダーに PRD (製造) と SRV (サービス) の 2 つの利用性タイプを定義します。 通常、パッケージごとに、そのパッケージに適用するカレンダーの利用性タイプを指定できます。パッケージによっては、さらに多くの利用性タイプを使用する場合もあります。
注意
外部スケジュールパッケージでは、複数の利用性タイプを使用することはできません。外部スケジュールパッケージと統合する場合は、アクティビティごとに個別にカレンダーを定義する必要があります。詳細は、次の情報を参照してください: 外部スケジュールパッケージとのカレンダーの統合 利用性タイプを定義するには 利用性タイプを定義するには、利用性タイプ (tcccp0101m000) セッションを使用します。 新しい利用性タイプをカレンダーおよび期間外での使用に適合させるには、次の手順を実行します。
特定の利用性タイプについて特定の日を使用不能にするには、カレンダー作業時間 (tcccp0120m000) セッションで該当する日の目的の利用性タイプについて利用可能チェックボックスをオフにします。 利用性タイプがすでにリンクしているカレンダーコードを表示するには、カレンダー周期 (tcccp0144m000) セッションを開始し、利用性タイプ別にレコードをソートします。利用性タイプ別にレコードをソートするには、表示メニューでソート基準をポイントした後、利用性タイプ、カレンダーコードをクリックします。 利用性タイプを使用するには 利用性タイプはさまざまな LN パッケージで使用されます。
サービス
サービスでは、各サービスタイプに個別の利用性タイプを割り当てることができます。ここで、それぞれの利用性タイプは、各アクティビティについての従業員の利用可能時間を示します。
企業計画
企業計画では、シナリオに利用性タイプを割り当てることができます。これによって、製造能力の低下または増強をシミュレートできます。 計画パラメータ (cprpd0100m000) セッションでは、工順、購買管理、倉庫管理の利用性タイプ、および COM パラメータ (tccom0000s000) セッションの商品輸送の利用性タイプフィールドの値が表示されます。 詳細は、次の情報を参照してください: 企業計画で使用される利用性タイプ
プロジェクト
プロジェクトでは、従業員計画と設備計画に外部スケジュールパッケージを使用します。ただし、外部スケジュールパッケージは LN のカレンダーおよび期間からカレンダーデータを取得します。 カレンダーパラメータ (tcccp0100m000) セッションの ESP のデフォルト利用性タイプフィールドに、外部スケジュールパッケージに対する利用性タイプのデフォルト値を入力します。 さらに多くの利用性タイプを外部スケジュールパッケージで利用できるようにするには、外部スケジュールパッケージのカレンダー選択 (tcccp0181m000) セッションを使用します。 詳細は、次の情報を参照してください: 外部スケジュールパッケージとのカレンダーの統合 その他のパッケージ その他のパッケージでの利用性タイプの使用の詳細については、カレンダーを使用するにはを参照してください。
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