取引先

顧客および発注先を取引先として定義する必要があります。

各取引先について、次のことを指定できます。

取引先のデフォルトデータ

新規取引先を定義する場合、取引先 (tccom4100s000) セッションに多くの詳細を入力する必要があります。この処理を迅速化するため、取引先デフォルト (tccom4101m000) セッションにデフォルトの取引先詳細を定義できます。こうすることで、必須フィールドの詳細がただちに提供され、その取引先について取引を作成できます。

詳細は、次の情報を参照してください: 取引先の定義

注意

デフォルトの取引先詳細を使用し、その後、データをチェックしたり、必須フィールド以外のフィールドに詳細を入力する場合、取引先 (tccom4100s000) セッションで検証対象チェックボックスをオンにできます。詳細の検証または残りの詳細の入力が済んだら、チェックボックスをオフにできます。

取引先役割

取引先の役割により、取引先とどのタイプの取引ができるかが決まります。たとえば、出荷先の役割を持つ取引先に対しては商品の出荷のみができます。

取引先の役割によって、業務取引の各局面で適切なオフィスおよび窓口と連絡を取ることが可能になります。たとえば、顧客の販売オフィス、買掛オフィス、倉庫は、すべて別々の場所または別々の国にあってもかまいません。

注意

1 つの取引先のさまざまな役割に関するデータは、相互依存しています。たとえば、取引先の請求先役割を定義するには、取引先の販売先役割を定義して、販売オフィスを指定する必要があります。

顧客の役割

顧客に関して次の役割を定義できます。

発注先の役割

発注先に関して次の役割を定義できます。

取引先の窓口

取引先ごとに取引先の窓口を定義できます。1 つの窓口を複数の取引先役割にリンクさせることができます。

詳細は、次の情報を参照してください: 取引先の窓口

親取引先

別の役割を持つ取引先とのリンクを示すときには、親取引先を定義します。これによって、取引先の分散構造を定義できるようになります。関連取引先にリンクしている役割を持たない取引先を定義できます。

取引先部署

一部の取引先役割を特定の部署にリンクすることができます。取引先の財務データは、部署のリンク先の財務会社に登録されます。

詳細は、次の情報を参照してください: 財務会社別の取引先データ

財務取引先データ

財務会計で、顧客と発注先を財務取引先グループに分けて、売掛金モジュールと買掛金モジュールでグループごとに統制勘定を設定する必要があります。

取引先および自社の支払実績を確認するには、次のセッションを使用します。

  • 回収先取引先統計 (tfcmg3500s000)
  • 回収先取引先統計 (tfcmg3502m000)

請求先取引先ごとに信用アナリストを割り当て、取引先の与信限度額を管理できます。

詳細は、次の情報を参照してください: 取引先の与信限度額

企業モデルデータ

他の部署の顧客または発注先となる部署を自社組織の取引先として定義し、その取引先の企業モデルデータを入力する必要があります。

次の企業モデルデータを入力する必要があります。

内部取引先は、自社とは別の財務会社に属する企業単位の場合もあります。系列会社は、自社と同じ財務会社に所属するロジスティック会社の場合もあります。

その他の (外部) 取引先は、企業モデルでは使用されません。