外部為替レートタイプを使用するには

通常、売上申告およびイントラスタット申告では、会社の現地通貨で金額を報告する必要があります。

請求で請求書およびオーダを処理する場合、LN によって該当の取引の為替レートタイプが使用され、元の金額が現地通貨に変換されます。

売上申告およびイントラスタット申告上の金額に関しては、使用される為替レートの規則が国により異なる場合があります。 会社独自の為替レートの使用が許可される国もあれば、特定の為替レート (たとえば、ヨーロッパ中央銀行で使用される為替レート) を使用する必要がある国もあります。

売上申告およびイントラスタット申告については、報告する金額を次の 2 つの方法で同時に生成できます。

  • 該当の取引の為替レートを使用して、独自の監査用の内部値を生成します。 これらの金額を使用して、売上申告またはイントラスタット申告を販売および購買用の口座と照合できます。
  • 中央銀行などによって定められた外部為替レートを使用して申告値を生成します。 これらの金額もレポートに記載されます。

外部為替レートを使用して金額を計算するには、次の手順を実行します。

  1. 外部為替レートの為替レートタイプを定義し、取引通貨と為替レートタイプのレポート通貨間の為替レートを定義します。 自国の中央銀行またはその他の金融当局によって定められた為替レートを使用します。 詳細については、為替レートを定義するにはを参照してください。
  2. 会社 (tcemm1170m000) セッションでは、オプションで会社のデフォルトの外部為替レートタイプを選択できます。
  3. イントラスタット取引の処理 (tccom7271m000) セッションまたはEU 内リストの処理 (tccom7270m000) セッションで、申告者為替レートで金額を再計算チェックボックスまたは現地通貨で金額を再計算チェックボックスをオンにします。
  4. 申告者為替レートタイプフィールドで、外部為替レートタイプを選択します。 デフォルトでは、LN には会社 (tcemm1170m000) セッションで入力した外部為替レートが表示されます。
  5. 請求日またはオーダ日の外部為替レートを使用して請求価額および統計値が現地通貨で再計算され、再計算された値がレポート上に出力されます。 これらの値と内部値は、売上申告 (tccom7170s000) セッションおよびイントラスタット取引 (tccom7171m000) セッションで表示できます。

LN で、EU 内リストの処理 (tccom7270m000) セッションの現地通貨で金額を再計算チェックボックスをオフにした場合は、オリジナルの取引為替レートを使用して請求日またはオーダ日に請求価額および統計値が計算されたときの現地通貨の値で、請求価額および統計値がレポートに出力されます。

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