企業モデルの概要

他のセッションで事前に定義しておく必要がある以下のエンティティの企業構造を定義、表示、およびメンテナンスするには、企業モデル管理モジュールを使用します。

  • 会社: 導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0500m000) セッションで定義します
  • 内部取引先: 取引先 (tccom4100s000) セッションで定義します
  • 部署: 部署 (tcmcs0565m000) セッションで定義します
  • 倉庫: 倉庫 (tcmcs0503m000) セッションで定義します
  • プロジェクト: 一般プロジェクト (tcmcs0552m000) セッションで定義し、プロジェクトでさらに詳細に定義します

各種のエンティティを企業単位にリンクする場合、および企業単位を通して財務会社にリンクする場合には、以下のルールに従います。

  • 各企業単位は、1 つのロジスティック会社および 1 つの財務会社にリンクします
  • 各部署、倉庫、またはプロジェクトは、1 つの企業単位にリンクします
  • 企業単位のロジスティック会社は、その企業単位にリンクしているロジスティック部署、倉庫、およびプロジェクトの運営会社です
  • 各企業単位には、1 つ以上の会計オフィスを含めることができます。企業単位の財務会社は、すべての会計オフィスの運営会社です
  • 各財務会社には、複数の会計オフィスを含めることができます。会社のデフォルトの会計オフィスは、会社パラメータ (tfgld0103s000) セッションで定義できます。または、経理部フィールドを空にしておくこともできます

    デフォルトの会計オフィスは、以下の目的に使用されます。

    • 財務取引先グループの詳細から統制勘定を取得する
    • 請求残高を更新する
    • 請求要求残高を更新する

また、企業モデル管理モジュールを使用して以下を定義できます。

  • 企業単位に含まれる複数のエンティティ間での特定の商品転送関係。エンタープライズモデラに定義した関係がデフォルトの関係になります。たとえば、企業モデル管理モジュールを使用して、販売オフィスと倉庫間、および複数のワークセンタ間での特定の商品転送関係を定義できます。商品転送関係パラメータによって、エンティティ間で商品を転送するときに LN で適用される価格設定および財務決済のタイプが決定されます
  • 企業計画で物流所要量計画 (DRP) に使用する倉庫クラスタ
  • 会社で使用するタイムゾーン