保管検査

保管検査とは、在庫品目に対する品質検査です。選択した品目に対して保管検査が生成されると、これらの品目の使用がブロックされ、保留中の在庫と見なされます。

保管検査の手順
ステップ 1. 

保管検査の生成 (qmptc2220m000) セッションで保管検査を生成します。保管検査オーダは、品目、倉庫、保管場所、ロット、取引先、および日付に基づいて生成できます。Infor LN は、デフォルトの検査データ用にテストの組合せと標準テスト手順を使用します。

ステップ 2. 

保管検査 (qmptc2120m000) セッションで、保管検査の生成 (qmptc2220m000) セッションで生成した保管検査を表示します。

ステップ 3. 

保管検査在庫 (qmptc2130m000) セッションで、この検査オーダによる検査が必要なロット、倉庫、および品目を割り当てます。

ステップ 4. 

保管検査 (qmptc2120m000) セッションで、デフォルトで作成された保管検査オーダを表示します。このセッションでは、保管検査オーダの修正や、新規保管検査オーダの作成も行うことができます。

ステップ 5. 

検査オーダライン (qmptc1101m000) セッションで、検査オーダラインを表示、修正、作成します。検査オーダラインは品目のテスト方法を示します。

ステップ 6. 

検査オーダサンプル (qmptc2110m000) セッションで、検査オーダごとにサンプルサイズと日時が異なるさまざまなサンプルを作成します。Infor LN は、すべてのサンプルの合計がサンプルサイズに一致するかどうかをチェックします。

ステップ 7. 

検査オーダテストデータ (qmptc1115m000) セッションで特徴別にテストデータを入力します。テストデータを指定すると、その特定の特徴に対して定義された全体的な結果が生成されます。

ステップ 8. 

オーダ検査の完了/処理 (qmptc1202m000) セッションを使用して、検査オーダを処理します。ERP により、サンプルサイズ中の良品および不良品が判定されます。この評価に基づいて、実際の承認数量および不合格数量が計算されます。この承認数量および不合格数量は、テストグループ (qmptc0136m000) セッションで入力された合格品質基準 (AQL) と比較されます。承認数量の割合が AQL 未満の場合は、オーダ全体またはロット全体が不合格となります。

ステップ 9. 

保管検査のクローズ (qmptc2221m000) セッションで、処理済状況のオーダをクローズします。すべての処理済の保管検査がチェックされ、すべての在庫がブロック解除されます。