固定リードタイム範囲の開始

計画品目の固定リードタイム範囲を定義するには、品目 - 計画 (cprpd1100m000) セッションの固定リードタイム範囲の開始 (SFC) フィールドを使用します。固定リードタイム範囲の開始 (SFC) フィールドは、計画製造オーダにのみ使用します。

固定リードタイム範囲は、企業計画でオーダを計画するために固定リードタイムを使用する期間です。

固定リードタイム範囲より前では、企業計画は工順データに基づいて計画します。固定リードタイム範囲を超えると、企業計画は固定リードタイムを使用してオーダを計画します。

固定リードタイム範囲は、特に製造品目に適用されます。固定リードタイム範囲を超えると、計画実行は計画実行時に作業の計算や記録を行いません。その代わりに、計画実行では、計画品目の固定リードタイムを使用して計画オーダの開始日と終了日が算出されます。作業が含まれていないオーダは、工程管理モジュールに転送できません。つまり、固定リードタイム範囲内にある場合は、計画製造オーダを転送することができます。

固定リードタイムは、品目 - 製造 (tiipd0101m000) セッションに指定されているオーダリードタイムから取得されます。これは、工順と経済発注量に基づいて算出されます。

固定リードタイムを伴う計画は、工順データに基づく計画よりも期間が短くなりますが、結果の精度が低くなります。

計画購買オーダの場合は、品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションで計画品目の固定リードタイム範囲を定義する必要があります。このリードタイムは、リードタイム枠 (日数) フィールドで定義します。

計画購買オーダの概略計算が迅速に行われるようにするために、計算リードタイム (日数) フィールドで計算済リードタイムを定義できます。

リードタイム範囲内で、計画購買オーダに対して以下の項目を定義することもできます。

  • 内部処理時間
  • 安全時間
  • 供給時間
  • 輸送時間(日数)

推奨:

  • 固定リードタイム範囲の開始 (SFC)フィールドの日数を大きくしすぎないでください。
パフォーマンスについての注意
  • CPU への影響: はい
  • データベース拡張への影響: はい