DB2 Universal Databaseこの章では、ERP LN のインストール環境で DB2 ソフトウェアを準備する方法を主に説明します。DB2 ソフトウェアをインストールするには、DB2 のインストールマニュアルに従ってください。 インストール処理の概要 DB2 のインストールは、バージョンやシステムによって異なります。インストールする DB2 バージョンに該当する文書を確認してください。 DB2 UDB メディアで、自動実行機能によってセットアッププログラムが自動的に起動されます。この機能によってシステムの言語が判定され、その言語のセットアッププログラムが起動されます。 Db2setup スクリプトのユーザインターフェースは、情報の入力を求められる一連のウィンドウです。インストールで表示されるプロンプトに従ってください。インストール手順を進めていくために、オンラインヘルプを使用できます。オンラインヘルプを起動するにはヘルプをクリックします。インストールを終了するには、Cancel をクリックします。
注意
DB2 製品がすでにワークステーションにインストールされている場合は、この製品を同じドライブの同じディレクトリにインストールする必要があります。 DB2 のセットアップによるインストール用のユーザ名の作成 DB2 のインストール時に、管理サーバがシステムにログインしてサービスとして自分自身を実行するのに使用するユーザ名とパスワードを指定する必要があります。 デフォルトでは、セットアッププログラムによって db2admin が使用され、User Name、Password、Confirm Password の各フィールドが入力されます。これらのデフォルト値を使用しても、独自の値を指定してもかまいません。独自のユーザ名を指定する場合は、長さが 8 文字以下で、DB2 の命名規則に従った名前にしてください。このユーザ名を管理サーバが使用する場合を除き、このユーザ名はインストールが完了したときにシステムから削除されます。 このユーザ名が存在しない場合、セットアッププログラムによって管理サーバ用のユーザ名が作成されます。また、セットアッププログラムによって以下の処理が実行されます。
注意
デフォルトのユーザ名 db2admin を使用した場合、このユーザ名のデフォルトのパスワードを変更しなかったときは、このパスワードをインストール直後に変更する必要があります。 DB2 Universal Database FixPak のインストール 最新の DB2 FixPak は、DB2 のサービスとサポートの Web サイトから直接ダウンロードできます。また、IBM のサポートに FixPak を直接請求することもできます。 DB2 FixPak をインストールするには、まず FixPak のソフトウェア要件がすべて満たされていることを確認します。さらに、現在インストールされているバージョンの DB2 が Infor ERP ソフトウェアのサポート対象であることを確認します。ポーティングセットのテクニカルノートには、詳細情報を記載した、サポートの一覧表があります。Fixpak.readme ファイルの指示に従って作業します。このファイルには、プラットフォーム固有の Fixpak のインストール手順が記載されています。 Db2cli.ini ファイル ERP のインストールを開始する前に、Db2cli.ini ファイルを編集します。db2cli.ini ファイルは、sqllib ディレクトリの %INSTANCEHOME%/sqllib にあります。 .ini ファイルの common セクションの後ろに以下のエントリを追加します。
ERP LN のインストールに関する注意事項 ERP LN のインストール中、Installation Wizard によって、データベースデータファイル設定が含まれる Database Device Locations and Sizes ダイアログボックスが表示されます。これは、実際のデータが格納される表領域を現しています。 以下のファイルのディレクトリとファイル名を指定します。
ファイルシステムでデータを格納するオプションは以下の 2 つがあります。
詳細については、Installation Wizard のオンラインヘルプを参照してください。 必要な DB2 ソフトウェアをすべてインストールして構成したら、Staging Wizard を開始することができます。詳細は、『Infor ERP LN 製品 総合インストールガイド』(U9498 JA) を参照してください。
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