実際原価計算

新機能および変更された機能
  • 入庫転記の実際原価を使用ワークセンタ別会計取引とともに選択されている場合、仕掛品の原価は実際原価を使用して計算されます。完成品の有効な原価構成要素構成を使用して原価が計算されます。

    仕掛品の実際の金額は、作業セットに関連するすべての入金会計取引から出金会計取引を差し引くことによって計算されます。その結果に、現在の入庫数量を合計入庫数量で除算した値を乗算します。

    完成品の有効な原価構成要素構成にまだ転送されていないすべての原価は、完了取引を使用して処理されます。原価構成要素レベルでの原価の入庫処理が可能になりました。

  • Infor LN 10.4 では、資材フローを伴う外注を実際原価計算と組み合わせて使用できます。

    資材フローを伴う作業外注のある品目が導入されている場合、外注作業の前に製造された半完成品が外注先に送付されます。この部分組立品の価値は、外注作業までに発生した実際の製造オーダ原価に基づきます。

    外注活動が完了すると、外注先から仕掛品が戻されます。外注先から受け取った仕掛品は、外注先に送った部分組立品とは別の品目コードを持つ部分組立品となります。価値については、入庫部分組立品は、製造オーダの外注作業に続く作業までの実際製造オーダ原価を反映します。これには、外注先に送付された仕掛品、外注作業について支払われる金額、および製造元によって所有される追加資材の原価が含まれます。

    部分組立品は一部入庫を通じて工程在庫から納入でき、毎回 1 つまたは複数の部分組立品が工程から在庫に納入されるため、実際に発生した製造オーダ原価の適切な割合が出庫部分組立品の外注仕掛品額に追加されます。

  • 新セッション
    • このセッションを使用して、さまざまな外注原価を表示できます。このセッションは概要セッションであり、外注仕掛品実際金額 (ticst0509m000)、外注仕掛品額 (ticst0580m000)、およびプロジェクトペグ別外注仕掛品実際金額 (ticst0509m100) セッションを参照します。
    • このセッションを使用して、外注原価仕掛品の実際金額を表示できます。
    • このセッションを使用して、外注関係の会計取引を作成するために使用される金額を表示できます。
    • このセッションを使用して、プロジェクトペグごとに外注仕掛品の実際原価を表示できます。