添付の条件スクリプトを構成するには

トリガーの条件スクリプトを作成するには、次の手順を実行します。

  1. トリガー (datrg1100m000) セッションを開始して、トリガーの条件テンプレートを 「添付スクリプト」 に変更します。
  2. 条件を構成コマンドを実行します。テキストエディタが起動します。
  3. 必要な ERP LN C コードを入力します

テキストを変更した場合、テキストエディタを終了してトリガー (datrg1100m000) セッションに戻ると、トリガープログラムが自動的に再生成されます。

条件テンプレートを 「添付スクリプト」 から別の設定に変更した場合、テキストの内容は削除されません。したがって、条件テンプレートを 「添付スクリプト」 に戻すと、既存のテキストが使用されます。

条件を構成コマンドを初めて実行する場合、条件テンプレートが 「添付スクリプト」 であるトリガーに対して、次の内容のデフォルトテンプレートが生成されます。

function extern long check.conditions(long i.event, ref boolean 
o.condition.is.met)
| IMPORTANT: do not change the interface (function name, parameters, 
| and return value)
{
DLLUSAGE
Desc This function checks whether a trigger event meets the 
specified conditions.
Input i.event: event
Output return value: 0 (OK) or < 0 (an error value)
o.condition.is.met: whether the event matches the 
specified condition(s)
Precondition: i.event contains an event that is formatted according 
to library datrgevent and must be read using that 
library.
ENDDLLUSAGE


| < Add implementation here > |


o.condition.is.met = true
return(0) | OK
}

生成されたプログラムをカスタマイズするには

スクラッチから条件関数を作成する代わりに、生成されたスクリプトをカスタマイズすることができます。この方法は、複雑過ぎるためにトリガー条件の構成 (datrg1110m000) セッションで定義できない条件を作成する場合に役立ちます。

このセッションのユーザインターフェイス機能では不十分となる例を 2 つ挙げます。

  • ある品目のオーダ数量が増加した場合に、トリガーが実行されるように指定できない場合
  • 引当在庫が手持在庫を超えた場合に (いずれも属性であるため)、トリガーが実行されるように指定できない場合

このような場合には、まずトリガー条件の構成 (datrg1110m000) セッションを使用して、できるだけニーズに沿った条件を定義することをお勧めします。たとえば、数量が増加した場合にトリガーが実行されるように指定するには、まずトリガー条件の構成 (datrg1110m000) セッションを使用して、数量が変更された場合にトリガーが実行されるように指定する条件を定義できます。

トリガー条件の構成 (datrg1110m000) セッションを使用して、トリガーに対するトリガー条件を構成したとします。その場合、トリガーに対して指定するプログラムのパスで、生成されたプログラムを使用できます。ファイル名は <パス>/<トリガー>.src となります。

生成されたスクリプトのコードを新しい条件スクリプトにコピーするには、次の手順を実行します。

  1. 生成されたスクリプトを開き、このソースから Windows クリップボードへ check.conditions() 関数をコピーします。
  2. トリガー (datrg1100m000) セッションを開始し、トリガーの条件テンプレートを 「添付スクリプト」 に変更して、条件を構成コマンドを実行します。テキストエディタが起動します。
  3. コピーした内容を、クリップボードからテキストエディタに表示される標準条件テンプレートに貼り付けます。
  4. 要件が満たされるまで、スクリプトを適合させます。
注意

システムでは、添付の条件スクリプトとトリガー条件の構成 (datrg1110m000) セッションで定義した条件の自動マージは行われません。

たとえば、条件テンプレートを 「ダイアログによる構成」 に変更したとします。次に、トリガー条件の構成 (datrg1110m000) セッションで条件を更新し、最後に 「添付スクリプト」 モードに戻すとします。この場合、添付スクリプトは自動更新されません。