企業計画での一般品目

一般品目は、顧客の選択にしたがって構成されている品目構造を表します。この構成はPCM コンフィギュレータまたは製品構成(PCF)モジュールで行います。

実際の販売オーダを一般品目に対して入力するとき、プロジェクト構造が生成され、対応するプロジェクト品目に対して需要が記録されます。これは、一般品目自体に対しては実際需要が存在しないことを意味します。一般品目に対しては以下のタイプの需要のみが存在可能です。

マスタ基準計画

一般品目に対するマスタ基準計画は、通常品目のマスタ基準計画に似ています。一般品目の品目マスタ計画をメンテナンスし、クリティカル部品表およびクリティカル能力資源表を使用してクリティカル所要量を展開することができます。

関係する構成済み (プロジェクト) 品目が一般品目から派生するかぎり (品目 - 一般 (tcibd0501m000) セッションの派生元品目フィールドを参照)、以下の処理が可能です。

  • 一般品目とその構成済み品目の両方を含んだ 1 つの品目マスタ計画をメンテナンスできます。
  • 一般品目の予測に予測消費を適用できます。
オーダ基準計画

一般品目に対するオーダ基準計画は、通常のオーダ基準計画と以下の点で異なります。

  • 通常の部品表の代わりに、一般部品表を使用します。
  • 通常の工順の代わりに、一般工順を使用します。
一般部品表

一般部品表 (tipcf3110m000) セッションの以下のフィールドは、企業計画での計画に関連しています。

計画率は概算で、構成済み品目に対してこの特定の資材が実際に使用される頻度を示します。計画に対して必要な数量は以下のように計算されます。一般部品表における資材の所要日は、以下のように決定されます。

  • 関係する計画オーダの計画終了日から開始します。
  • 一般部品表からリードタイムオフセットを後方計画します。
注意

PCM コンフィギュレータでカスタマイズされた品目の品目データはすべて LN の外部でメンテナンスされます。PCM 構成品目を使用して計画するには、計画専用の計画 - 一般部品表 (cprpd3140m000) セッションを使用して一般部品表を生成する必要があります。

一般工順

一般工順の作業は通常の後方計画で計画されるのではなく、関係する各作業がそれ自体のリードタイムオフセットで計画されます。

一般工順 (tipcf3120m000) セッションの以下のフィールドは、企業計画での計画に関連しています。

計画製造時間を使用して、関係する作業を計画します。計画率は概算で、構成済みの品目に対してこの特定の作業が実際に使用される頻度を示します。作業の使用能力は以下のように計算されます。一般工順における作業の開始日および終了日は以下のように決定されます。

  • 関係する計画オーダの計画終了日から開始します。
  • 次のオフセットを後方計画して、作業の終了日を決定します。
注意

PCM コンフィギュレータでカスタマイズされた品目の品目データはすべて LN の外部でメンテナンスされます。PCM 構成品目を使用して計画するには、計画専用の計画 - 一般工順 (cprpd3150m000) セッションを使用して一般工順を生成する必要があります。