通貨詳細

自国通貨と請求通貨

請求 モジュールでは、すべての金額が 請求通貨 および自国通貨 で表示されます。金額は請求通貨で算出され、さらに自国通貨に換算されます。

計算式:

金額 (自国通貨) = レート x (金額 (請求通貨) ÷ レート係数)
注意
  • 通常、自国通貨の金額は請求書の作成時に算出されます。
  • 請求通貨と自国通貨が同じである場合、通貨の換算は実行されません。LN により、請求通貨の金額が自国通貨の金額に自動的にコピーされます。
レート

LN では、請求書に適用されているレート換算基準 に適合する有効な為替レートにもとづき、請求通貨の金額が自国通貨に換算されます。

レート換算基準には次の値が使用可能です。

  • 伝票日付
  • マニュアル入力

取引通貨と全 3 種類の自国通貨との間の換算レートを訂正できます。請求通貨が自国通貨と同じである場合、その通貨に対する換算レートの訂正はできません。

レート係数

取引通貨または請求通貨による金額を LN で自国通貨に換算する前に、その金額を除算する場合に適用される係数です。レート係数は、通常は韓国ウォンなどの相対的に貨幣価値の低い通貨に対して使用します。

ユーロを出力

請求書およびその他の財務レポートを出力する場合、通常は欧州経済通貨同盟 (EMU) の通貨でなくユーロ建の金額が出力されるように選択できます。

これを選択した場合、通貨 (tcmcs0102m000) セッションで EMU 通貨と指定されている通貨建の金額は、財務会社のユーロ通貨建で出力されます。このユーロ通貨 は、企業モデル管理 モジュールで会社 (tcemm1170m000) セッションを開始し、フィールドで選択できます。

ユーロへの通貨換算の詳細については、ユーロ対応機能を参照してください。