倉庫検査とオーダ発生元

倉庫管理では、マニュアルオーダを含むすべてのオーダ発生元について検査を行うことができます。しかし、品質では、次に示す (マニュアルの) オーダ発生元には検査オーダを作成できません。

倉庫検査活動がオーダタイプの一部である場合、次のセッションでユーザが活動を作成する際に、該当するオーダ発生元のオーダステップとしてこの活動を追加する必要があります。

たとえば、マニュアルの入庫オーダラインまたは転送オーダラインの入庫 (およびプットアウェイ) が行われる場合、倉庫検査ラインを作成する必要があります。

｢入庫｣倉庫検査では承認、不合格、または廃棄の処理が可能ですが、｢出庫｣倉庫検査では承認または不合格の処理しかできません。

次の点を考慮する必要があります。

購買 (マニュアル) オーダの不合格処分は、購買オーダおよび購買スケジュールの場合と同様に行われます。これらのオーダ発生元については、本来の入庫処理が取り消されます。他のオーダ発生元の不合格処分はすべて、不合格数量分の調整オーダを作成することによって処理します。
不合格在庫 (whwmd2570m000) セッションを使用できるのは、購買オーダと購買スケジュールに関連する不合格在庫を処理する場合だけです。不合格在庫 (whwmd2570m000) セッションはパラメータ設定に基づいて使用します。不合格在庫は、オリジナル購買オーダおよび購買オーダラインで指定されている仕様と照合して処理されます。
その結果、次の理由により、購買 (マニュアル) オーダには不合格在庫の処理が不可能となります。
- 不合格在庫を返すための購買 (返品) オーダが存在しない
- 廃棄は倉庫検査から直接行うことができる

次の表は、廃棄済/不合格在庫の処理の概要を示しています。これは、在庫処理パラメータ (whinh0100m000) セッションで不合格商品の取扱チェックボックスがオンになっておらず、オーダ発生元に基づいて｢承認｣または｢仕損｣とする通常の処理で在庫を検査する場合に適用されます。