入庫扱い単位を検査するには

多くの倉庫では、入庫する商品の一部またはすべてに対する検査が入庫フローの一部になっています。

LN では、検査場所への商品移動を指示する入庫勧告が、検査を必要とする扱い単位により取得され、倉庫検査 (whinh3122m000) セッションで検査レコードが作成されます。扱い単位全体を検査するには、扱い単位 (whwmd5130m000) セッションで検査を実行します。ある扱い単位からいくつかの品目を検査したいが、扱い単位全体を検査する必要はない場合、倉庫検査 (whinh3122m000) セッションで検査レコードにアクセスし、扱い単位をクローズする必要があります。検査の後、承認済の品目に対して新しい扱い単位を作成できます。

検査の結果は、次のいずれかになります。

  • 扱い単位が承認されます。承認済の扱い単位は、倉庫に保管されるか、発送確定保管場所にクロスドックされます。承認済の扱い単位に対して入庫勧告が再生成されると、該当の商品の保管場所がリストされます。
  • 扱い単位が不合格になります。不合格の扱い単位は不合格品目保管場所に移動されます。詳細については、扱い単位の状況および不合格在庫を参照してください。受け入れられた商品または発注先に返品された商品に対して、新しい扱い単位を作成できます。
  • 扱い単位が廃棄されます。発注先には、廃棄された扱い単位に含まれる商品についても支払を行わなければなりません。商品はテストのため、または発注先の責任ではない何らかのアクシデントによって廃棄されることがあるためです。廃棄された扱い単位に含まれる商品は、在庫から削除されます。

扱い単位を検査するには、次のステップを実行します。

  1. 扱い単位 (whwmd5130m000) セッションを開始します。
  2. 検査対象の扱い単位を選択します。検査場所についての勧告が発行されている扱い単位を検査できます。
  3. 扱い単位 (whwmd5130m000) セッションの入庫実行サブメニューからプットアウェイオプションを選択します。扱い単位の状況は検査予定になります。
  4. 扱い単位を承認するには、扱い単位 (whwmd5130m000) セッションの入庫実行サブメニューから承認オプションを選択します。扱い単位の状況は承認済になります。扱い単位が承認され、承認レコードが倉庫検査 (whinh3122m000) セッションから削除されます。
  5. 扱い単位を不合格にするには、扱い単位 (whwmd5130m000) セッションの入庫実行サブメニューで不合格品目をクリックします。理由コードの入力を要求されます。理由コードを入力すると、扱い単位は不合格品目保管場所に移動されます。扱い単位の状況は不合格になります。扱い単位をクローズするには、LN のメニューからクローズオプションを選択します。保管されている扱い単位に含まれる品目の数量は在庫として存在しているため、扱い単位 (whwmd5130m000) セッションの数量 (保管単位) フィールドには数量が表示されます。
  6. 扱い単位を廃棄済として記帳するには、扱い単位 (whwmd5130m000) セッションの入庫実行サブメニューから廃棄オプションを選択します。理由コードの入力を要求されます。理由コードを入力すると、扱い単位に対する調整オーダが作成されます。扱い単位の状況は不合格になります。扱い単位 (whwmd5130m000) セッションの数量 (保管単位) フィールドで、保管されている扱い単位に含まれる品目の数量が減算されます。
  7. 承認済の扱い単位に対して、入庫勧告および (入庫フローに含まれる場合は) 保管リストを生成する必要があります。入庫勧告および保管リストの作成方法の詳細については、入庫扱い単位を勧告するにはを参照してください。
  8. 承認済の扱い単位に対して入庫勧告が生成されると、扱い単位の状況は勧告になり、その扱い単位を倉庫に保管できるようになります。承認済の扱い単位を保管するには、扱い単位を保存するにはを参照してください。