サービスオーダ実際雑費 (tssoc2141m000)

セッションの目的: 実際のサービスオーダ雑費をメンテナンスします。

注意
  • このセッションで原価ラインがメンテナンス可能になるのは、サービスオーダ状況が発行済または完了の場合だけです。
  • サービスオーダ見積労務費 (tssoc2130m000) セッションでサービスオーダに追加された原価ラインは、このセッションにコピーされます。
注意

このセッションは、サービスオーダ (tssoc2100m100) セッションの付随セッションとしても表示できます。このセッションを表示するには、サービスユーザプロファイル (tsmdm1150m000) セッションのサービスオーダグループボックスで実際雑費チェックボックスがオンになっている必要があります。

このセッションは、サービスオーダ活動 (tssoc2110m100) セッションの付随セッションとしても表示できます。このセッションを表示するには、サービスユーザプロファイル (tsmdm1150m000) セッションのサービスオーダ活動グループボックスで実際雑費チェックボックスがオンになっている必要があります。

 

サービスオーダ
原価リストを表示するサービスオーダ
記述
外部顧客用にサービスオーダを作成する場合、このフィールドに販売先取引先の名前が表示されます。

内部取引先用にサービスオーダを作成する場合、このフィールドにはサービスオーダを実行するサービス部署の記述が表示されます。

サービスオーダ状況
サービスオーダの現在の状況
ライン番号
このセッションでサービスオーダ用にリストされた原価ラインを他の原価ラインと区別するために用いられる番号
活動ライン
サービスオーダ活動の原価を指定した場合は、このフィールドで活動のライン番号を指定してください。
適用範囲時間
契約、見積、または保証の適用範囲に関して、サービスオーダへの適用を開始する日時
原価タイプ
原価ラインの分類

原価タイプは次のいずれかです。

  • 稼動時間
  • 移動
  • 工具
  • 外注
  • 見積請求
  • 雑費
  • 材料
  • 労務
  • ヘルプデスク
  • 輸送
  • すべて

関連トピック

記述
原価ラインの記述
注意

原価タイプフィールドで雑費を選択した場合、このフィールドが必須入力になります。

品目
原価またはサービスとして指定された品目。品目を選択すると、記述フィールドが無効になります。

管理費、ホテルの滞在費、電話代などの雑費原価は、原価品目またはサービス品目としてメンテナンスされます。原価を登録するには、矢印を使用して品目 - 一般 (tcibd0501m000) セッションから品目を選択します。

重要

雑費原価を表すために、品目 - 一般 (tcibd0501m000) セッションで、タイプがサービスまたは原価の品目を定義できます。

注意

原価タイプフィールドが次の値のいずれかに設定されている場合、このフィールドが有効になります。

  • 工具

    工具タイプ (titrp0101m000) セッションを開始します。

  • 雑費

    品目 - 一般 (tcibd0501m000) セッションを開始します。

工具シリアル番号
必要な工具のシリアル番号。この工具に対する原価ラインがリストされます。
注意

このフィールドがメンテナンス可能になるのは、選択された原価タイプが工具の場合だけです。

原価構成要素
頻度
原価ラインのエンティティの必要頻度

サービスオーダに対して一括 SRP を実行すると、サービスオーダのロケーションへの 1 回の訪問について交通費ラインが計算されます。サービスエンジニアがサービスオーダを完了するために 2 回移動する必要がある場合、このフィールドに 「2」 を入力すると、サービスオーダ用に生成された交通費が 2 倍になります。

数量
原価ラインのエンティティの値。デフォルト値は 1 です。この値は変更できます。
注意
  • 原価の交通費明細タイプフィールドが移動時間の場合、このフィールドは表示用フィールドです。
  • 原価のタイプが移動時間の場合、このフィールドの時間数はサービスオーダ時間数 (bptmm1130m000) セッションから取得されます。
単位
数量を表すために用いられる単位

デフォルト

原価タイプが工具の場合、工具の単位コードです。

交通費明細タイプ
交通費のタイプ。これは表示フィールドです。

指定可能な値

  • 移動合計
  • 移動距離
  • 移動時間

サービスオーダに対して一括 SRP を実行すると、交通費ラインが作成されます。サービスオーダパラメータ (tssoc0100m000) セッションの距離および時間に対する交通費合計ラインチェックボックスの設定に基づいて、移動距離移動時間、または移動合計に対して交通費ラインが作成されます。

注意

原価タイプフィールドの値が移動以外の場合、このフィールドには適用なしが表示されます。

一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000) セッションで [交通費計算方法] が [なし] に設定されている場合、サービスオーダに対して一括 SRP を実行しても交通費ラインは作成されません。

サービスオーダパラメータ (tssoc0100m000) セッションの距離および時間に対する交通費合計ラインチェックボックスがオンの場合、統合取引 (tfgld4582m000) セッションの転記は次のように指定されます。

一般原価作業原価転記なし
移動合計 [...]
移動時間 [...]
移動距離 [...]

 

距離および時間に対する交通費合計ラインチェックボックスがオフの場合、転記は次のように指定されます。

一般原価作業原価
移動時間 [...]
移動距離 [...]

 

関連材料ライン
原価ラインにリンクされた材料
見積原価
原価ラインがサービスオーダ見積雑費 (tssoc2140m000) セッションで入力された場合、これはそのセッションで算出された原価ラインの見積原価です。
原価通貨
原価を表す通貨
原価
原価ラインのエンティティの 1 単位に対する実際原価原価は品目 - 原価計算 (ticpr0107m000) セッションから取得されます。

デフォルト

原価タイプが工具の場合、これは工具タイプ (titrp0101m000) セッションで選択されたツール用に指定された単位原価です。

販売価格
販売価格を表すために用いられる通貨

デフォルト

サービスオーダの通貨

修理保証
このチェックボックスがオンの場合、原価ラインは修理保証の適用範囲です。

デフォルト

  • 修理保証サービスタイプがサービスオーダ活動に (自動的またはマニュアルで) 記載されている場合、デフォルトで、このチェックボックスは原価ラインについてオンにされます。
  • 該当する有効な修理保証適用範囲がない場合、このチェックボックスはオフにされ、無効になります。
修理保証
サービスオーダ活動の品目が修理保証の適用範囲にあり、修理保証チェックボックスがオンの場合、修理保証の適用を受ける販売額がここに表示されます。
注意
  • [修理保証] チェックボックスがオフの場合は、原価ラインを保存すると、このフィールドがゼロ (0) に設定されるため、原価ラインの修理保証適用範囲がスキップされます。
  • デフォルトで 100% の適用範囲が適用されます。適用範囲金額を変更するオプションが用意されています。
保証
このチェックボックスがオンの場合、サービスオーダ上の設置グループが保証の適用範囲にあるときは、その保証の適用を受ける販売額および原価額が表示されます。

デフォルト

オン

注意
  • 原価を保証の適用範囲に含めない場合は、このチェックボックスをオフにすることができます。
  • チェックボックスをオフにしてレコードを保存すると、保証販売額はゼロ (0) に設定されます。

関連トピック

保証
サービスオーダ上の活動の品目が有効な保証の適用範囲にある場合、保証チェックボックスがオンのときは、その保証の適用を受ける販売額がここに表示されます。
注意
  • 適用範囲手順が実行されると、このフィールドは自動入力されます。
  • 保証チェックボックスがオフの場合は、原価ラインを保存すると、このフィールドがゼロ (0) に設定されるため、保証適用範囲がスキップされます。

関連トピック

契約
このチェックボックスがオンの場合、サービスオーダ上の設置グループがサービス契約の適用範囲にあるときは、サービス契約の適用を受ける販売額および原価額が表示されます。

デフォルト

オン

注意
  • チェックボックスをオフにしてレコードを保存すると、販売額はゼロ (0) に設定されます。
  • 原価を契約の適用範囲に含めない場合は、このチェックボックスをオフにすることができます。

関連トピック

見積
このチェックボックスがオンの場合、サービスオーダがサービスオーダ見積から生成された場合は、そのサービスオーダ見積の適用を受ける金額が次のフィールドに表示されます。金額タブの販売額セクションおよび原価額セクション。

デフォルト

オン

注意
  • チェックボックスをオフにしてレコードを保存すると、サービスオーダ見積の販売額はゼロ (0) に設定されます。
  • これは、たとえば何らかの理由で原価をサービスオーダ見積の適用範囲に含めない場合などに使用できます。
見積
サービスオーダが条件のリンク先であるサービスオーダ見積から生成された場合、見積チェックボックスがオンのときは、そのサービスオーダ見積の適用を受ける販売額がここに表示されます。
注意
  • 適用範囲手順が実行されると、このフィールドは自動入力されます。
  • 見積チェックボックスがオフの場合は、原価ラインを保存すると、このフィールドがゼロ (0) に設定されるため、原価ラインのサービスオーダ見積の適用範囲がスキップされます。
FCO
品目を回収して修正、修理、または置換するためのオーダ (不良品回収など)。このオーダは、単一または複数の顧客に適用できます。またこのオーダは、マーケティング、販売、製造によって作成される場合があります。
フィールド変更オーダ
サービスオーダがフィールド変更オーダ (FCO) から生成された場合は、このフィールドには FCO が適用される販売額が表示されます。
注意

適用範囲手順が実行されると、このフィールドは自動入力されます。

雑費の販売額
ここには、顧客が支払を免除される (割引) が、事前定義された適用範囲金額 (保証、契約、見積、または FCO) に分類できない金額を入力できます。このフィールドに負の値を入力すると、原価ラインの正味販売額に追加されます。
注意

この金額は保存され、雑費として財務会計に転記されるため追跡可能です。これに対し、割引額フィールドに入力された値は財務会計に転記されないため追跡は不能です。

サービスオーダ請求の販売額
原価ラインの請求可能販売額。次の計算式で算出されます。

合計 - 保証 - 契約 - 見積 - FOC - 雑費

合計
実際頻度と実際数量を乗じた実際原価
割引率
原価ラインのサービスオーダ請求の販売額フィールドの値から割り引かれる割合 (請求可能金額)。このフィールドに値を入力すると、販売通貨で割引が計算され、割引額フィールドに表示されます。
注意
  • このフィールドがメンテナンス可能になるのは、オーダ状況または活動状況が発行済または完了で、かつ原価ライン状況フリーの場合のみです。
  • 原価ラインを財務会計に転記するときにこのフィールドの値は含まれないので、割引は追跡不能になります。財務会計において割引を追跡可能にするには、このフィールドの代わりに雑費の販売額フィールドを使用します。
割引額
許可される割引の値。このフィールドを使用して、次のように割引を許可することができます。
  • 割引率フィールドに値を入力すると、割引額フィールドには、割引額が販売通貨で表示されます。この金額が請求額から割り引かれます。
  • 割引率フィールドの値がゼロの場合、請求額から割り引く必要がある金額 (販売通貨で表示) を指定できます。
注意

原価ラインを財務会計に転記するとき、このフィールドの値は詳細に含まれません。この値引を追跡することはできません。財務会計で割引を追跡するには、割引額フィールドではなく、雑費の販売額フィールドを使用します。

正味販売額
このフィールドには、顧客に請求される原価ラインの金額が表示されます。
請求書に出力
請求額がゼロの場合の原価ラインの出力オプション
注意
  • このフィールドが請求なしに設定されている場合、請求原価は営業権と見なされます。
  • このフィールドが請求なしに設定されている場合、ラインの原価計算が行われた後、「請求」 の利用可能な請求書ラインが削除されます。

指定可能な値

請求書に出力

実際原価ライン最終取引日
原価ラインのデータが最後にメンテナンスされた時間
販売価格
原価ラインのエンティティの 1 単位の販売価格。販売価格は、一般サービスパラメータ (tsmdm0100m000) セッションの販売価格検索方法フィールドで選択した値に基づいて取得されます。
請求書
原価ラインに対応する請求ラインの固有の番号。この番号は、請求ラインが請求から財務会計に転記されたときに、請求パラメータ (cisli0100m000) セッションでサービス契約に対して定義されたシリーズを使用して生成されます。

この番号は、取引タイプコードと一緒に文書番号を構成します。文書番号は、財務会社コードと一緒に請求書番号を構成します。

注意
  • 原価ラインがまだ請求から財務会計に転記されていない場合、このフィールドにはゼロ (0) が表示されます。
  • 原価ラインが財務会計に転記される前は、内部顧客に対する請求がいっさい生成されないため、このフィールドにはゼロ (0) が表示されます。
取引タイプ
原価ラインの請求が請求から財務会計に転記された場合、原価ラインの取引タイプがこのフィールドに表示されます。取引タイプは、原価ラインの請求書番号の一部を構成します。

デフォルト

請求パラメータ (cisli0100m000) 詳細セッションの財務会計との統合タブで、サービス契約用に選択された値

注意
  • 原価ラインの請求が請求から財務会計に転記されなかった場合、このフィールドは空白になります。
  • 内部サービスオーダ (内部取引先用) の原価ラインは請求に送信されません。このセッションで状況が原価計算済に設定された場合、内部サービスオーダの原価ラインは直接に財務会計に転記されます。原価ラインに取引タイプが割り当てられていない場合、このフィールドは空白のままになります。
日付
原価ラインに対する請求書が顧客に送付される日付。これは、請求書の構成/出力/転記 (cisli2200m000) セッションの請求日付フィールドに入力した日付で、請求の請求モジュールから財務会計の総勘定元帳モジュールに原価ラインの請求を転記する日です。
注意
  • 原価ラインが請求から財務会計に転記されなかった場合、このフィールドは空白になります。
  • サービスオーダが内部取引先用である場合、このフィールドは空白のままになります。
財務会社
すべての原価ラインの請求データが保管されている財務会社のコード。請求書の構成/出力/転記 (cisli2200m000) セッションを使用して請求から財務会計に原価ラインが転記されると、LN によりこのフィールドが入力されます。

このコードは、原価ラインの請求書番号の一部を構成します。

注意

次の場合は、このフィールドに 000 が表示されます。

  • 原価ラインが請求から財務会計にまだ転記されていない
  • サービスオーダが内部取引先用である
転記日
原価ラインの請求が請求の請求モジュールから財務会計の総勘定元帳モジュールに転記される日付。これは、請求書の構成/出力/転記 (cisli2200m000) セッションの取引入力日フィールドに入力される日付です。
注意

サービスオーダが内部取引先用である場合、原価ラインの状況が原価計算済に設定された日付が、このフィールドに表示されます。この場合、原価ラインは直接に財務会計に転記されるため、請求へは請求書が送信されません。

VAT 基準:
このチェックボックスがオンの場合、商品またはサービスに基づいて VAT が計算されます。

指定可能な値

VAT 基準:

注意

選択されたオプションに応じて、課税国および税金コードのデフォルトが決定されます。

税金分類
サービスオーダの属性で、取引の課税例外を定義することができます。請求元取引先および請求先取引先からデフォルトの税金分類が取得されます。
重要

たとえば、税金分類を使用して次の項目を指定できます。

  • 請求先取引先への支払は、源泉徴収税および社会献金の対象になります。
  • 自分の会社に対して同じ税金の特徴を持つ取引先。例: 外注や代理店など
  • 販売店またはサービスオフィスの自国以外の国で払う必要がある税金
免税
税金分類から除外される原価ライン
課税国
サービスオーダの国のコード
税金番号
サービスプロバイダの税金番号
税金コード
サービスオーダの原価に適用可能な税金コード

デフォルト

サービスオーダ (tssoc2100m000) セッションでサービスオーダ用に選択された税金コード

取引先課税国
取引先の課税国
取引先税金番号
取引先の税金番号
免税証明書
免税証明書番号
免税理由
販売先取引先または自分の会社が、売上税を免税される理由

購買の免税 (tcmcs1560m000) セッションで、税金コードと国の組合せについて、購買税の免税理由コードにテキストをリンクすることができます。LN により、そのテキストがオーダおよび請求書に出力されます。固有のテキストを持つ複数の免税理由を、国の組合せ別に単一の税金コードにリンクできます。

税金プロバイダを使用する場合は、免税理由を定義する必要があります。LN により、免税理由は販売請求書に出力されます。

文書
財務会計においてサービスオーダ材料費の記録単位となる文書番号
取引タイプ
実際原価ラインの請求書番号の取引タイプ。その請求書は 「現地購買」 に関連します。
ライン
財務会計においてサービスオーダ材料費の記録単位となる、文書のライン番号
連番
原価ラインが財務会計の取引 (tfgld1101m000) セッションから記帳されると、このフィールドに値が入力されます。
注意

このフィールドは、購買請求書取引 (tfacp1120s000) セッションに存在するフィールドに対応しています。

財務会社
実際材料費原価ラインに対する請求書の請求書番号の財務会社。その請求書は 「現地購買」 に関連します。
原価ライン状況
原価ラインの現在の状況
価格発生元
販売価格の発生元

指定可能な値

価格発生元

 

ラインを原価計算済に設定
サービスオーダまたはサービスオーダの活動を原価計算済に設定します。
サービスオーダの出力
サービスオーダを出力します。
見積を実際にコピー
サービスオーダ見積雑費 (tssoc2140m000) セッションから [数量]、[頻度]、および [実際原価] フィールドをコピーします。
  • 原価タイプが 「外注費」 の場合、このオプションは使用できません。
  • このオプションを使用できるのは、原価ラインの状況が発行済または原価計算済で、かつ数量、頻度、および実際原価が未定義の場合だけです。
原価ライン価格の再計算
サービス契約に定義された原価ラインのデフォルト販売価格を取得します。

販売価格をマニュアルで修正できない場合、このオプションは無効になります。

発注先クレームに転送
サービスオーダ実際雑費ラインを発注先クレーム要求 (tscmm1114m000) セッションに転送します。このフォームコマンドが有効になるのは、1 つ以上のラインがマーク済であり、かつマーク済のそれらのラインの 1 つが原価計算済ある場合のみです。処理中に、転送できないすべてのラインについてメッセージが表示されます。
発注先クレーム要求
発注先クレーム要求 (tscmm1114m000) セッションを開始します。このフォームコマンドが有効になるのは、サービスオーダに関して 1 つ以上の 「発注先クレーム要求」 が存在する場合のみです。