サービスオーダ (tssoc2100m100)

セッションの目的: サービスオーダを表示、メンテナンス、または作成します。サービスオーダ、サービスオーダ活動、および原価ラインに関連するさまざまな財務タスクおよびロジスティックタスクを実行できます。

次のオプションを使用して、サービスパッケージ内の関連オーダ、および 「購買」、「製造」、「倉庫」 などのパッケージから発生した関連オーダを表示します。

  • 派生先:
    グラフィカルブラウザフレームワークを開始し、現在のオーダから派生しているオーダを表示します。
  • 派生元:
    グラフィカルブラウザフレームワークを開始し、特定のオーダから派生しているオーダを表示します。

グラフィカルブラウザフレームワークでは、オーダのマルチレベルの関係を表示できます。次のオプションを使用して、詳細を表示できます。

  • 詳細表示:
    関連オーダの詳細を表示します。
  • ツリーの反転:
    グラフィカルブラウザフレームワークを開始し、反転モードにして、選択したオーダから開始します。たとえば、グラフィカルブラウザフレームワークを派生先モードで開いた場合、この反転オプションを使用してオーダを派生元モードで表示することができます。
注意

オーダ全体の価格/割引の再計算オプションを使用して、サービスオーダまたは活動ラインに関連する原価ラインおよび請求書ラインのデフォルト価格をサービス契約から取得します。関連する原価ライン、活動ライン、および請求書ラインの価格を修正できない場合、このオプションは無効になります。

実際および見積材料費、労務費、および雑費を確認するには、次の付随セッションを使用できます。

  • サービスオーダ材料費 (tssoc2122m000)
  • サービスオーダ労務費 (tssoc2132m000)
  • サービスオーダ雑費 (tssoc2142m000)

サービスユーザプロファイル (tsmdm1150m000) セッションで現在のユーザについてユーザプロファイルが定義されていない場合は、見積および実際原価セッションではなく上記のセッションが表示されます。

実行できるタスクは、次のとおりです。

  • サービスオーダの表示、メンテナンス、および作成 - サービスオーダを新規作成するには、ツールバーの新規をクリックします。また、詳細を入力して記録を保存する必要があります。
  • サービスオーダ活動の表示、メンテナンス、および作成。サービスオーダごとに、サービスオーダ活動を少なくとも 1 つは入力する必要があります。サービスオーダ活動の追加は、サービスオーダの実行に不可欠です。
  • 原価ラインの表示、メンテナンスおよび見積: サービスオーダの材料費ライン、労務費ラインおよび雑費ラインに関する財務詳細を入力できます。
サービスオーダライン

付随セッションは、サービスユーザプロファイル (tsmdm1150m000) セッションでオンになっている特定のチェックボックスに基づき表示されます。

 

サービスオーダ
サービスオーダの識別に用いられる番号

詳細セッションでサービスオーダを作成する場合は、サービスオーダの割当先となるシリーズを選択します。サービスオーダの番号が生成されます。

記述
外部顧客用にサービスオーダを作成する場合、このフィールドに販売先取引先の名前が表示されます。

内部取引先用にサービスオーダを作成する場合、このフィールドにはサービスオーダを実行するサービス部署の記述が表示されます。

サービスオーダ状況
サービスオーダの現在の状況
設置グループ
サービスオーダの作成対象の設置グループ
記述
設置グループの名前または記述
記述
部署の名前
窓口
販売先取引先の窓口
販売先取引先
外部顧客用にサービスオーダを作成する場合、このフィールドに販売先取引先の名前が表示されます。

内部取引先用にサービスオーダを作成する場合、このフィールドにはサービスオーダを実行するサービス部署の記述が表示されます。

販売先取引先
取引先の名称
保証クレーム
サービスオーダがディーラ保証に関連する場合、このチェックボックスをオンにします。製造元に代わって、ディーラが顧客に対するサービスを実行します。このチェックボックスは、サービスオーダに対して原価ラインが作成されるまで有効です。

このチェックボックスがオンの場合、 クレーム方法フィールドが有効になります。

重要

このチェックボックスがオンの場合、サービスオーダにリンクされたクレームヘッダが作成されます。サービスオーダに対して材料/労務/雑費原価ラインを作成すると、クレームラインが作成されます。

プロジェクト
サービスオーダ/サービスオーダ活動ラインのリンク先のプロジェクトを一意に識別するコード
記述
コードの記述またはコード名
サービス部署
サービスオーダを実行するサービス部署

デフォルト

設置グループ (tsbsc1100m000) セッションで設置グループに関して指定されたサービス部署。それ以外の場合は、サービスユーザプロファイル (tsmdm1150m000) セッションで指定したサービス部署です。

記述
コードの記述またはコード名
財務部
オーダの財務部が表示されるのは、税金パラメータ (tctax0100m000) セッションの他の財務会社の税金番号の使用チェックボックスがオンの場合のみです。
注意

課税国は次の方法で変更できます。

  • サービスオーダヘッダにロケーションの住所を入力するか、変更します。サービスオーダのロケーションの住所により課税国が決まります。
  • 最初のオーダラインの詳細が決定され、これにより別の課税国が設定されます。
注意

オーダに財務転記がない場合、オーダヘッダの財務部署を変更できます。財務転記がある場合は、警告メッセージが表示されます。

財務部
コードの記述またはコード名
サービスエンジニア
サービスオーダを実行するサービス従業員

次の方法で、サービスオーダにサービスエンジニアを割り当てることができます。

  • サービスエンジニアを選択できます。矢印をクリックしてサービスエンジニアを選択します。

  • ユーザがサービスエンジニアを選択しない場合、LN により、サービスエンジニアが割り当てられます。サービスエンジニアが割り当てられるのは、サービスオーダパラメータ (tssoc0100m000) セッションの一括 SRP 時のデフォルト優先エンジニアチェックボックスをオンにして、一括サービス資源計画の実行 (tssoc2260m000) セッションを実行した場合のみです。

注意
  • このフィールドへの入力が可能になるのは、サービスオーダ状況がフリー計画済、または発行済の場合だけです。
  • オーダヘッダのサービス従業員を変更すると、サービスカーを変更することになり、次に、納入タイプが車により倉庫からである材料ラインの実際倉庫を変更することになります。また、倉庫移動および出庫オーダの目的地も変更になります。
記述
サービスエンジニアの名前
サービス契約
サービス組織と顧客の間で交わす特定の期間の販売契約。メンテナンス対象の構成 (設置グループまたはシリアル番号付品目)、適用範囲条件、および合意価格を示します。
サービスタイプ
サービスタイプ。サービスタイプ (tsmdm0130m000) セッションで、サービスタイプに関して 「出庫」 および 「入庫」 の倉庫オーダタイプを定義できます。サービスオーダについて倉庫オーダを作成すると、そのサービスタイプに定義された出庫の倉庫オーダタイプまたは入庫のオーダタイプが選択されます。
注意

サービスタイプに 「出庫」 および 「入庫」 の倉庫オーダタイプが定義されていない場合は、発生元別デフォルトオーダタイプ (whinh0120m000) セッションで定義されたデフォルトの倉庫オーダタイプが選択されます。

デフォルト

サービスオーダパラメータ (tssoc0100m000) セッションで指定されたサービスタイプ。次の方法で生成されたサービスオーダについて、デフォルトのサービスタイプを指定できます。

  • マニュアルで生成
  • サービスオーダ見積から生成
  • コール管理モジュールで、コールから生成
  • サービス計画および概念モジュールで、計画活動から生成
  • フィールド変更オーダ (FCO) から生成
記述
サービスタイプの名前または記述
オーダ手順
必要なサービス活動の性質を分類します。サービスには、標準緊急の 2 つの作業手順があらかじめ定義されています。

デフォルト

選択されたサービスタイプにリンクされているオーダ手順

ロケーションの住所
販売先取引先のロケーションおよび住所
クレーム対応方法
OEM がディーラに返金する方法。OEM は、ディーラが OEM に代わって提供したサービスに対し、ディーラに返金します。
注意

このフィールドは、保証クレームチェックボックスがオンの場合のみ有効です。保証クレームチェックボックスがオフの場合、オプションは無効になり、値は適用なしに設定されます。

次の値を使用できます。

  • 資材の弁償: 材料費ラインの場合のみ、クレーム対応方法資材の弁償が適用されます。サービスオーダ見積材料費 (tssoc2120m000) セッションおよびサービスオーダ実際材料費 (tssoc2121m000) セッションの納入タイプフィールドのデフォルト値は、品目 - サービス (tsmdm2100m000) セッションの設定に基づきます。この値は変更できます。デフォルト納入タイプは次のいずれかです。
    • 倉庫から
    • サービス在庫から
    ユーザは、この他に次の 2 つの納入タイプを使用できます。
    • 発注先直送
    • 倉庫へ
  • 費用の返済: 修理で消費された材料に関して OEM がディーラに原価を返金する場合、クレーム対応方法費用の返済が適用されます。また、労務原価ラインおよび雑費原価ラインに対するクレーム方法は常に 「費用の返済」 です。納入タイプフィールドのデフォルト値は、常に発注先直送です。この値は変更できます。
計画開始時間
サービスオーダを開始しなければならない時間
注意
  • このフィールドが有効になるのは、サービスオーダ状況がフリー計画済、または発行済の場合だけです。
  • 計画開始時間 (PST) がこのフィールドに入力した値よりも前であるサービスオーダ活動を追加した場合、このフィールドの値は、その活動の PST 値で更新されます。
計画終了時間
サービスオーダ活動の計画終了時間

計画終了時間 (PFT) がこのフィールドに入力した値よりも後であるサービスオーダ活動を追加した場合、このフィールドの値は、その活動の PST 値で更新されます。

注意

このフィールドが有効になるのは、サービスオーダ状況がフリー計画済、または発行済の場合だけです。

最早開始時間
サービスオーダが最も早く開始するように計画された時間

この日付は、必要な資材を倉庫に割り当てるための計画納期、または購買する品目の計画納期として使用されます。

注意
  • ヘッダの最早開始時間は、ヘッダの計画開始時間から最小スラックタイムを減算して得られます。
最遅終了時間
サービスオーダが最も遅く終了するように計画された時間
注意
  • ヘッダの最遅終了時間は、ヘッダの計画終了時間に最小スラックタイムを加算して得られます。
アポイントメント
このチェックボックスがオンの場合、 販売先取引先とのアポイントメントを確認します。
有効在庫日付
指定された予備部品が倉庫で利用可能な有効在庫日付
注意

有効在庫日付が最早開始時間より後の場合、最早開始時間が有効在庫日付と同じ日付に設定されます。計画納入日も有効在庫日付に一致するように変更されます。

次の場合、有効在庫日付が生成されません。

  • 有効在庫チェックで日付が生成されない場合
  • 倉庫に品目がない場合
  • マスタ計画がない場合
  • 品目がマスタ計画範囲に含まれない場合
価格設定契約
契約価格が定義されている、サービスオーダラインにリンクされた契約
価格設定契約変更
リンクの時点で有効な契約変更番号を識別する番号。この契約変更番号に関して有効な契約条件がオーダで使用されます。
価格設定契約ライン
契約価格が定義されている、サービスオーダラインにリンクされた契約構成ライン
価格設定方法
サービスオーダの請求に使用される価格設定方法
注意

価格設定方法フィールドが固定修理価格に設定されている場合は、「サービスオーダ固定価格 (tssoc2115m000)」 セッションでレコードが作成されます。

指定可能な値

価格設定方法

固定価格
サービスオーダに使用可能な固定価格
注意

このオプションが有効になるのは、価格設定方法フィールドが固定修理価格に設定されている場合のみです。

このオプションが表示されるのは、サービスオーダパラメータ (tssoc0100m000) セッションのサービスオーダの固定修理価格の使用チェックボックスがオンの場合のみです。

価格発生元
固定価格の価格発生元

指定可能な値

価格発生元

契約無視
このチェックボックスがオン/オフになっている場合は、次のシナリオが考えられます。
  • このチェックボックスがオンの場合、価格設定契約価格設定契約変更、および価格設定契約ラインフィールドが指定されていると、有効なサービス契約がリンクされ、サービス契約の販売価格が却下されます。
  • このチェックボックスがオンの場合、価格設定契約価格設定契約変更、および価格設定契約ラインフィールドが指定されていないと、サービス契約はリンクされません。
  • このチェックボックスがオフの場合、価格設定契約価格設定契約変更、および価格設定契約ラインフィールドが指定されていると、有効なサービス契約が存在し、価格設定条件データが使用されます。
  • このチェックボックスがオフの場合、価格設定契約価格設定契約変更、および価格設定契約ラインフィールドが指定されていないと、有効なサービス契約が存在しません。
注意

これは表示フィールドです。

このフィールドが表示されるのは、契約管理パラメータ (tsctm0100m000) セッションのサービス契約の価格の使用チェックボックスがオンの場合のみです。

 

挿入
新規レコードを挿入します。
時間会計
サービスオーダの時間会計をメンテナンスする場合、このオプションを使用します。
ブロック理由
サービスオーダのブロック理由を取り込む場合、このオプションを使用します。このオプションによって、ブロック理由 (tsmdm1101m000) セッションが開始されます。
一括 SRP...
サービスオーダに対して SRP を一括実行する場合、このオプションを使用します。
発行
サービスオーダの状況をフリーから発行済に設定します。選択したサービスオーダ活動は、ヘッダ状況 (「フリー」 または 「計画」) に関係なく発行されます。発行対象として選択されていないサービスオーダ活動の状況は、変更されません。
完了
サービスオーダの状況を発行済から完了に設定します。
原価計算
サービスオーダの原価
派遣管理
派遣管理 (tssoc2105m009) セッションを開始します。
オーダ用に在庫を出庫
倉庫から在庫を出庫します。
据置緊急サービスオーダ
据置緊急サービスオーダ (tssoc2502m000) セッションを開始します。
税金設定の均一化
均一の税金設定を作成または復元します。
オンラインマージン管理
サービスオーダのオンラインマージン管理 (tssoc4500m000) セッションで、サービスオーダの見積原価ラインまたは実際原価ラインを表示します。
ドラフト請求書の出力
サービスオーダの請求書作成前にドラフト請求書を出力する場合、このオプションを使用します。

このオプションは、次の場合に使用できます。

  • サービスオーダが外部サービスオーダである
  • サービスオーダの状況が発行済または完了である
  • 実際数量および請求販売額が、原価ラインのうちの少なくとも 1 つに対して定義されている
  • 原価ラインがすべて ERP プロジェクトにリンクされているとは限りません。オーダ/活動リンクは、プロジェクト別サービスオーダリンク(tppss6520m000) セッションにあります。

注意

  • 合計請求チェックボックスがオンの場合、すべての原価ラインがドラフト請求書に出力されます。状況がフリーおよび原価計算済の原価ラインだけが考慮されます。
  • 合計請求チェックボックスがオフの場合、原価ラインを個別に出力できます。状況がフリーの原価ラインだけが、ドラフト請求書の出力対象として考慮されます。
ツリーの表示
サービスオーダおよび関連するサービスオーダ活動をグラフィカルに表示します。
設置グループツリーの表示
サービスオーダの作成対象の設置グループを表示します。
アポイントメント
アポイントメント (tsmdm0123m000) セッションを開始します。
サービスオーダのオンラインマージンの出力
サービスオーダのオンラインマージンを出力します。
サービスオーダの出力
サービスオーダを出力します。
サービスオーダ文書の出力
サービスオーダ文書を出力します。
空のサービスオーダシートの出力
空のサービスオーダシートを出力します。
関連オーダ (発生先)
グラフィカルブラウザフレームワークを開始し、現在のオーダから派生しているオーダを表示します。
関連オーダ (発生元)
グラフィカルブラウザフレームワークを開始し、現在のオーダの発生元オーダを表示します。
契約のリンク/リンク解除
価格設定条件が定義されているサービス契約をリンクしたり、そのリンクを解除したりできます。
  • このオプションが有効になるのは、価格設定契約がサービス契約で定義されている場合のみです。
  • このオプションが表示されるのは、契約管理パラメータ (tsctm0100m000) セッションのサービス契約の価格の使用チェックボックスがオンの場合のみです。
オーダ全体の価格/割引の再計算
価格および割引の再計算 (tssoc2240m000) セッションを開始します。
固定価格
サービスオーダ固定価格 (tssoc2115m000) セッションを開始します。

このオプションが有効になるのは、価格設定方法フィールドが固定修理価格に設定されている場合のみです。

このオプションが表示されるのは、サービスオーダパラメータ (tssoc0100m000) セッションのサービスオーダの固定修理価格の使用チェックボックスがオンの場合のみです。

サービスオーダ - ライン - 同期
サービスオーダ - ライン - 同期 (tssoc0280m000) セッションを開始します。
発注先クレームに転送
すべてのサービスオーダラインを発注先クレーム要求 (tscmm1114m000) セッションに転送します。このフォームコマンドが有効になるのはサービスオーダラインが発行された場合のみで、それらのラインのうちの 1 つが原価計算済でなければなりません。処理中に、転送できないすべてのラインについてメッセージが表示されます。
発注先クレーム要求
発注先クレーム要求 (tscmm1114m000) セッションを開始します。このフォームコマンドが有効になるのは、サービスオーダに関して 1 つ以上の 「発注先クレーム要求」 が存在する場合のみです。