標準原価および評価額の実現 (ticpr2220m000)セッションの目的: 原価および評価額の計算 (ticpr2210m000) セッションを実行した後で標準品目の原価および評価額を実現します。カスタマイズ品目または標準受注生産品目の原価および評価額は実現できません。 原価および評価額が実現される場合、LN は次の処理を実行します。
原価履歴のアーカイブ/削除 (ticpr2230m000) セッションを使用するか、またはこのセッションで原価履歴データを削除チェックボックスをオンにして、原価履歴データを削除します。原価計算パラメータ (ticpr0100m000) セッションの標準原価履歴を保持する年数フィールドにしたがって、データが実現処理で削除されます。
品目グループ 類似の特徴を持った品目グループ。 各品目は特定の品目グループに属しています。 品目グループは品目タイプと組み合せて使用し、品目デフォルトを設定します。 品目 購買、保管、製造、販売などができる原材料、部分組立品、完成品、および工具を指します。 品目は、1 つのキットとして処理される一連の品目を表すことも、複数の製品バリアントに存在することもできます。 非物理的な品目、つまり、在庫には保持されないが、原価を転記したりサービス料金を顧客に請求したりするために使用できる品目も定義できます。 非物理的な品目の例は次のとおりです。
標準原価のない品目のみ
このチェックボックスがオンの場合、標準原価がまだ実現されていない品目の原価および評価額が実現されます。 原価履歴データを削除
このチェックボックスがオンの場合、原価データを実現するときに原価履歴データが削除されます。どの原価履歴データが削除されるかは、原価計算パラメータ (ticpr0100m000) セッションにある標準原価履歴を保持する年数フィールドの値によって異なります。 詳細は、原価履歴のアーカイブ/削除 (ticpr2230m000) を参照してください。 パフォーマンスについての注意 このフィールドの設定は、システムパフォーマンスやデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 品目の標準原価計算データの削除 発効日 評価額および/または原価の発効日を指定できます。現在の日付でも過去の日付でもかまいません。 特定の日付
特定の日付をクリックすると、このフィールドに過去の日付を入力できます。 現在の期間の開始時にオリジナル棚卸資産評価額に振戻
低価法 (LCMV) を使用して在庫を評価した場合、オリジナルの購買価格にもとづいて計算される棚卸資産評価額と異なる棚卸資産評価額が得られることがあります。発効日が前会計期間の最終日であると (前期の最終日オプションがオンの場合)、このチェックボックスを使用して、現在の会計期間の開始時に LCMV とオリジナルの購買価格のどちらにもとづいた棚卸資産評価額を算出するのかを指定できます。 このチェックボックスがオンの場合、 LN で現在の会計期間の開始時にオリジナル棚卸資産評価額が使用されます。 このチェックボックスがオフの場合、 LN で現在の会計期間の開始時に LCMV にもとづく棚卸資産評価額が使用されます。
注意
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