ライン順序のシミュレートおよび作成 (tiasl4200m000)

セッションの目的: 組立ラインに対して組立オーダの順序を生成します。

オーダの順序は、組立管理モジュールで作成されたライン混成にもとづいて生成されます。ライン混成は、組立ライン - ライン混成 (tiasc2501m000) セッションで表示できます。

ライン混成の一部であるオーダには、順序化規則を使用して順序が付けられます。この順序化プロセスは、最も効率的なオーダ順序を生成することを目的にしています。LN が順序付けを実行するたびに、その実行結果の違約金がこのセッションで表示されます。

順序化プロセスの詳細については、組立管理 (ASC) モジュールにおけるライン順序とライン規則のタイプを参照してください。

パラメータ

組立ラインごとに LN で実行される順序付けの回数などのいくつかのパラメータを パラメータの再混成/順序付け (tiasl4110m000) セッションで設定する必要があります。定義するパラメータは組立ラインとリンクし、ログオンコードに固有のものです。

手順

ライン順序を生成するには、次の手順を実行しなければなりません。この手順は単に概略であり、すべての有効なオプションについては説明していません。

  1. バックログ順序確定などの順序付けオプションを選択します。
  2. 順序の選択ボックスから組立ライン、順序オフライン日、ラインセグメント、およびピボットセグメントを選択します。
  3. 生成ボタンをクリックして、選択した内容に対する順序を生成します。この結果は、原価に関して順序の品質ボックスに表示されます。
  4. 違約金に著しい改善がなくなるまで、または十分な結果が得られるまで、ステップ 3 を繰り返します。
  5. 評価ボタンをクリックして、オーダ順序およびオーダオプション組合せを示すレポートを出力します。25 回まで実行できます。
  6. 確認ボタンをクリックすると、LN により、ラインセグメントレベルでオーダがオフセットされ、ラインステーションレベルでのオフセットのために ラインセグメント - ライン順序 (tiasl4500m000) セッションに表示されるオフセット必須チェックボックスがオンになります。また、LN により、すべてのエラーメッセージと警告メッセージがログに記録されます。

各実行の品質は、順序の品質グループボックスに表示されます。ボタンまたはボタンをクリックすると、前後の順序付けの実行結果を表示できます。

このセッションの実行後、ラインステーションオーダのオフセット (tiasl4230m000) セッションで、ラインステーションレベルのオーダをオフセットします。

注意

オーダの内容がいつ有効であるかを決定するために、参照日が使用されます。オーダの内容を主に構成するのは、必要とされる資材および作業です。このため、オフライン日が参照日よりも前であると、まだ有効でないオーダ内容にもとづいて製造が行われることになるため、問題が発生する可能性があります。たとえば、必要とされる機械がまだ稼動していないため、製品の特徴によっては、この時点ではまだ製造できないものがあります。順序を確認した後、オーダのオフライン日がオーダの参照日よりも前になりそうな場合、LN はこのような状況を警告するためにメッセージを表示します。

現在のセッションは、次の 2 つの順序を生成します。

  • 実際順序: これは、ライン混成の再混成 (tiasl3220m000) セッションでは修正できません。
  • 生成済順序: これは、ライン混成の再混成 (tiasl3220m000) セッションで修正できます。現在のセッションで生成された順序は、ラインセグメント - ライン順序 (tiasl4500m000) セッションで表示できます。

 

順序のオプション
ローカル改善
このチェックボックスがオンの場合、 LN により、ピボットセグメントフィールドで選択されたセグメントの順序だけが最適化されます。隣接チェックチェックボックスをオンにして、セグメントの順序を最適化することもできます。
隣接チェック
このチェックボックスがオンの場合、 LN により、指定されたセグメントの直前と直後にあるセグメントが最適化処理で考慮されます。これによって、隣接セグメントに変換できる順序が生成されます。つまり、セグメント変更が可能になります。

ローカル改善チェックボックスがオンの場合にのみ、このチェックボックスをオンにできます。一括改善チェックボックスをオンにすると、現行のチェックボックスが自動的にオンになります。

一括改善
このチェックボックスがオンの場合、、LN により、このセッションで選択したすべてのセグメントの順序が最適化されます。
オフセットのオプション
バックログ
このチェックボックスがオンの場合、 LN により、オフセット計算でバックログが考慮されます。これは、最初のオーダがこのセッションで指定する期間の始めに計画されていることを意味します。
実際時間
このチェックボックスがオンの場合、 LN により、セグメントの最終ラインステーション完了の最終オーダがレポートされた時間がオフセット計算で考慮されます。ライン順序を再計画するためにこのセッションを次に実行すると、LN により、計画終了時間と実際終了時間の差異が考慮されます。
生成のオプション
順序確定
このチェックボックスがオンの場合、 LN で生成された順序が自動的に確認されます。この順序のオーダがオフセットされ、セグメントの開始時間や終了時間などの ASC オーダの計画データが計算されます。

このチェックボックスがオフの場合、事前に生成されている順序の実行番号を選択した後で確認ボタンをクリックすると、順序を確認することができます。

順序の選択
組立ライン
順序付けを行う組立ライン
ピボットセグメント
パラメータの再混成/順序付け (tiasl4110m000) セッションにパラメータが定義されているセグメント。LN では、このセグメントから順序の生成が開始されます。複数のセグメントを順序付けする場合、LN により、最初にピボットセグメントが順序付けされます。このセグメントが範囲内の他のセグメントにコピーされた後で、セグメントの順序付けが実行されます。

一括改善チェックボックスがオンになっている場合は、パラメータが定義されているセグメントがこの対象となります。このフィールドに別のピボットセグメントを入力して、別のパラメータに切り替えることができます。

注意

組立ラインの代表となるセグメントを慎重に選択する必要があります。最も効率的な順序をもたらすセグメントを確認するために、ピボットセグメントとは異なるさまざまなセグメントを使用して組立ラインのライン順序をシミュレートできます。

ラインセグメント
2 つのバッファ間の組立ラインにある連続した組立ラインワークセンタ。 最初のバッファはセグメントの先頭で、次のバッファは次のセグメントの最初の部分になります。
順序日付
順序化プロセスで考慮され順序に追加される新規オーダの実際オフライン日。

LN では、このフィールドで指定した日付範囲に関係なく、事前に順序付けされているオーダが常に考慮されます。

順序の品質
実行番号
順序付け実行の識別番号。他の実行番号の結果を参照するには、ボタンまたはボタンをクリックします。
違約金
組立ラインでの規則違反に対する理論上の原価
変換可能
順序が、組立ラインの別のセグメントに変換可能かどうかを示します。
順序の進捗
初期化する順序
このフィールドの値は、このセッションでの選択内容に対する新規の組立オーダを追加して順序が初期化されたかどうかを示します。
初期違約金
最適化を実行する以前の順序の違約金
選択された順序
選択した実行の実行番号

 

生成
順序を生成します。
評価
選択した実行番号のセグメントごとにオーダ順序とオーダオプション組合せを示すレポートを出力します。
確認
選択した実行番号のオーダ順序を永続的に保存します。
パラメータ
パラメータの再混成/順序付け (tiasl4110m000) セッションを開始します。
メッセージ
エラーメッセージと警告を表示します。
以前の実行の結果を表示する場合にクリックします。
以降の実行の結果を表示する場合にクリックします。